今日は総選挙、おおかたの予想は『保守党の大勝利』

謎過ぎるんですけど。
総選挙の世論調査の結果、ミステリーです。
6月3日のロンドンでのテロ事件の後に実施された、この短期間の世論調査だけでも、与党をになっている保守党と第二党の労働党の差が、開き過ぎている。
保守党の13パーセントリードから、なんと労働党の2パーセントリード。
その差、15パーセント。
選挙直前でも、こんなにも世論調査の結果に大差がでるものですか?

(ウィキペディアからスクリーンショット取ってみました)
Screenshot 2017-06-08 01.20.20



今年実施されたオランダの総選挙とか、フランスの大統領選は、分かりやすかったです。
各社の世論調査の結果はさほど大きな開きもなく、選挙結果ともかけ離れず。
英国では、2015年の総選挙、2016年のEU離脱を問う国民投票でも、世論調査の結果にばらつきがあい、しかも開票してみたら専門家も仰天の結果。
とはいえ、英国は小選挙区制。
実際の政党支持率から議席数を予測するのもまた大変。
議席数では、一社除いて保守党が過半数を取り勝利と予測。


今日6月8日、英国の総選挙が実施されます。
ま、今回こそは、多くの専門家の予測通り「保守党大勝利」なのでしょうね、きっと。
今回も外したら、もう、笑うしか無い。


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テロが起きたロンドン橋は、アレじゃなくてコレです

今回テロ事件が起きたロンドン橋は、これです。
City-of-Londonbridge.jpg


あっちではありません。
あれは、タワー・ブリッジです。
tower bridge


ロンドン塔も近いし、タワーブリッジは内部に入れるので(タダじゃないよ〜、大人一人£9.80も徴収するんだよ〜)この辺りは観光客が多いです。
タワーブリッジは幅が狭くガードレールもあった、と思う。
ロンドン橋は、大昔からテムズ川に架かる重要な橋。
1750年にウエストミンスター橋(3月にテロ事件がおこったところ)ができるまでは、ロンドン市内ではロンドン橋が唯一テムズ川の北と南を結んでいたようです。
現在の地味なロンドン橋は、1973年に開通しました。


昔は、ロンドン橋の上に建物建てて人住んでました(1682年)。
850px-London-bridge-1682-1.jpg


英語でLondon Bridgeをググってみると、たくさんタワーブリッジの写真が出てきました。
勘違いしているのは日本人だけではないので、安心して下さい。
(写真は全部ネットからの借り物です)


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テロと総選挙と世論調査

まさかこんなことになるなんて。


外国人で選挙権がない身としては、英国の選挙は娯楽として楽しもうという姿勢で生きております。
というのは建前でして、やっぱり参加できない不満もあるし、楽しめるほどの濃いキャラも少ないし、どーせ保守党勝つんでしょ圧勝で、どうせつまんない選挙になるんでしょ、と思っていたのです。
でも。
あれ?
総選挙の告知直後の予測だと保守党が過半数を大幅に上回るということだったのに、最近の調査では過半数が採れない見込みになるそうです。
UK Election Polls 2017: Shock As Pollster Points To Tory Losses And Hung Parliament


告知直後は、保守党より20パーセント前後も低い支持率だった第二党の労働党の追い込みが止まりません。
私もびっくりしていますが、労働党員が一番驚いていることでしょう。
ほぼ諦めて惨敗を受け入れる覚悟で、選挙活動を行っていたでしょうから。
想定外過ぎる。
数週間前は、労働党の党首コービンを好まない党内の勢力が「これで惨敗するから、コービンを引き下ろして新たに党首を決められる」という声があったというのに。
このままだと、コービン下ろしが起こらないかも知れない。
これは来週木曜日の総選挙、本気で面白くなりそうです。


世論調査は、ホントにまだまだムラがある。
調査会社や方法によってばらつきが多くて、予測はまだまだ難しい。
でも、保守党の『楽勝』の可能性は少なくなりつつあります。
Opinion polling for the United Kingdom general election, 2017
多分ね〜、保守党が高齢者に対して厳しい政策を出してきそうなので、それを牽制しての労働党支持が上がっているのが大きな要因ではないでしょうか。


あと、先週は大きなテロがマンチェスターでありましたが、この件で保守党が警察官の数を削減していたことが問題になりました。
テロの犯人は22歳の若者で、リビア系の二世の英国人。
外国人や移民に今更急に厳しくしたところで、テロの脅威が減少するとは考えにくい。
そして、この若者が過激な思想に染まっていることを危惧して警察等に連絡した件が、最低でも三件あったそうです(連絡したのは、犯人と同じくリビア系のイスラム教徒達だと思われます)。
それなのに、警察は動いてくれなかった。
この若者は止められた筈だったのに。




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選挙権がない特権。総選挙は、やっぱり楽しまなくちゃ

とりあえず、こちらが解散総選挙公示前の世論調査をもとにした予測です。
general election forecast
英国議会下院の定員は650、325が過半数となります。


メイ首相が総選挙に踏み切った理由は、実は欧州連合脱退を円滑に勧めるというのは方便ではないかという疑惑があります。
2015年の総選挙のとき、20名くらいの保守党議員が経費をごまかした疑いで警察が捜査を進めていてました。
警察が告発に踏み切るといったニュースが最近でたので、世間の目をそれからそらすため、そして保守党議員を失い下院で過半数を採れなくなることが真の理由ではないかと憶測されています(Theresa May scheduled the general election to distract from expenses scandal, say MPs)。
うん、このほうが納得する、急に決まった総選挙の謎。


第一野党である左派の労働党、解散総選挙の実施のニュース48時間以内に、既に8人の国旗議員さんが立候補しないことを表明しました。
8 Labour MPs Who’ve Quit Parliament After General Election Was Called

左派のなかでも更に左寄りのジェレミー・コービン党首をかかげ、その党首が欧州離脱についてあまり言及したくない労働党、おもしろくなりそうなので要チェックです。
去年の国民投票で欧州連合残留派の英国有権者、どこに投票すればいいのでしょうか?


そのための、中道政党、自由民主党です(英語ではLiberal Democrats、日本の自由民主党が自民党と呼ばれるように省略して Lib Dems と呼ばれます)。
政治的理念は、右派の保守党と左派の労働党の『真ん中のよいとこどり』で、リベラルな都市部のインテリ層に人気がある政党です。
そして、労働党や保守党が訳分からないことやり始めると混乱したり幻滅した有権者が逃げ込む避難場所のような、政党でもあります。
この総選挙では労働党がまとまらなくて訳分からなくなっているので、避難民が多くでて、得票率が上がることが予測されます。
総選挙の実施の公示から48時間で、支持者から500,000ポンドの献金がありました。
そして、8000人もの有権者が新しく党員として登録するほどの人気と期待が英国自由民主党に集まっています。
Liberal Democrats raise £500,000 from supporters in two days


しかも、英国自民党の党首が、Tim Farronさんですよ!
imgres.jpg
images.jpg
images-1.jpg
ヘン顔を集めたわけではないのに、ネットでお顔を探したらこんな個性豊かな表情ばかり。


英国の俳優さんで最近ではハリウッドでも人気者で『ミッション:インポッシブル』にも出演しているサイモン・ペグさんと、サンダーバードのお人形さんを足して二で割ったような容貌で、秀逸すぎます。
spjpg.jpg
こちらがサイモン・ペグさん。ヘン顔はそんなに得意ではありません。


ティムさんはキャラ系政治家ですね。
最近こういうキャラがたってる政治家が減ってきて寂しかったので、今回の総選挙の楽しみが増えました。
(選挙権がないって、考えようによっては悪くないよねー、純粋に楽しめるもん)



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英国総選挙 〜 売られたケンカを買った労働党

英国のメイ首相が突然に総選挙したいと言い出して、しかも日程は6月8日に決まっていて50日しか時準備期間がないというのに、野党もノリノリで売られたケンカを買ってしまったのです。
あれほどメイ首相は総選挙はないと、絶対ないと、キッパリと、何度も何度も言っていたというのに。
(英国で総選挙は5年に一度。前回が2015年だったので。次は2020年の予定でした)
だから、政治家ってのは、手のひら返しが上手じゃないとなれない職業なんですね。


世論調査では、与党の保守党が支持率を2年前の総選挙の時よりも更に伸ばしているのです。
原因は、EU離脱派を取り込んだことと、第一野党である労働党が党内で悶着がいろいろあること。
現在の労働党の党首のジェレミー・コービンが左派の労働党のなかでも更に左寄りで、中道路線を行きたいグループ(トニー・ブレア系の方々ですね)から反撥を食らっていること。
更に、ほとんどの労働党支持者はEUに関しては残留派なのに、コービンがどういう訳か離脱派であるということ。
これには、さすがのリベラルなコービン支持者も困惑している模様。
労働党は、大きく議席数を減らすことが予想されています。
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それでも、総選挙を支持のコービン。
ちょっと自殺行為過ぎませんか?
それから、反コービン派の労働党議員が、これでコービンを党首から引き下ろして労働党を立て直せると喜んでいたと、話していた他党の議員さんがいました。
しかし、議席を大幅に減らしてしまうと、有権者から再び信頼と支持を得るのって大変ではないのでしょうか。
健全で元気な野党として、これからも頑張って欲しいのに、労働党は不安材料が多過ぎます。


それから、英国は小選挙区制。
死票が多く出る上に、得票率と議席占有利率に大きな開きがでる可能性のある、あの小選挙区制。
ニュースでは、与党保守党が大きく支持率を伸ばして45パーセントくらいとのこと。
しかし、議席獲得数は、更なる躍進をとげ、三分の二近くが保守党となる見込み。
最近世論調査が当たらなくなってはいるものの、保守党優勢で労働党大いに不利な状況には間違いないでしょう。


さて、どうなることやら。



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