愛猫ぷうのいないロンドンなんて、つまらない。

英国に『国民的アイドル』は存在しない

私も追いました、スマップ関連ニュース。
安倍首相が言及したりツイッターのサーバーをダウンさせる等改めてスマップの影響力の大きさを知りました。
ドラマも滅多に観ない、コンサートも行ったこともない、アルバムも買わない、でも彼らのバラエティー番組『SMAPXSMAP』は90年代よく観ていました。
『SMAPXSMAP』は当時は本当に人気番組で、十代の男の子も中年男性も楽しんで観ていた記憶があります。
本当に、『国民的』アイドル。
子供と少女向けで期限がきたら『使い捨て』だったアイドルの概念と価値を、根底から変えてしまったグループです。
(基本、お笑い関係ばっかりなんです、テレビで観るのは。テレビドラマは一生懸命観ていても最後が盛り上がらなかったりあまりにも能天気な終わり方で「私の10週間を返せ〜」と言いたくなるものが多いので、社会現象になるほどの人気がでたドラマだけ観ることにしています。音楽は洋楽ばっかりだから聴かない。でも『夜空のムコウ』好き。歌詞が日本語のみか英語のみかはっきりしているのが好き。いきなりサビの部分で不自然な英語がはいってくるのについていけない〜)


25年間、アイドルとしてアルバムをリリースし続けてコンサートをやり続けて、各々が映画やドラマやテレビの司会や舞台など活動の場をひろめてそこでも成功して、子供からお年寄り、男性にも女性にも幅広く支持されている(しかも料理もしちゃう)。
この『偉業』って南極点に初めて到達したとか、それに匹敵するくらいの前人未到の功績だと思うのです。
だって、そんな『アイドル』グループ、他の国にいますか?
少なくても、英国にはスマップを説明するときに引き合いに出せるようなアイドルグループは存在しません。


ポップ音楽やアイドルに関して詳しくありませんが、(男性)アイドル業界と英国(と隣国アイルランド)のアイドル業界の違いを書き出してみることにしました。


(1)アイドルが所属する芸能事務所がない
英国では、ミュージシャンはレコード会社と契約するのみです。
日本だったら有名な芸能事務所の名前は一般人にもよく知られていますが、私は聞いたことがありません。
『マネージャー』がオーデションをしたりミュージシャンを集めてアイドルグループを作ってレコード会社に売り出したりすることが多いようです。


(2)マーケットが大き過ぎる
運良くレコード会社と契約して成功すると、英国のみならず他のヨーロッパ諸国でも成功できます。
英国やアイルランドのテレビ番組やインタヴュー、更に二十カ国以上でプロモーションやツアーをするのはかなりの仕事量。
更に運がいいとアメリカ、南米、アジアなどのでも成功。
ツアーだけでも大変な日数と労力が必要で、自国や周辺国だけで活躍しているというわけにはいきません。


(3)歌以外の仕事は、ほぼ無理
成功しているアイドルグループは、世界中飛び回っていることになるのでテレビ番組のレギュラー出演、ドラマや映画などの俳優業の兼業はほぼ不可能。
スマップの解散騒動で日本が大変なことになっていると英国人の連れに言ったら「解散すると仕事なくなるんじゃないの?」ときかれました。
コメディーから司会、俳優業も映画から舞台までこなしている日本のトップレベルのアイドルにその心配はありませんが、こちらのアイドルグループは基本は歌のみです。
元アイドルがミュージカルや俳優に転向できる確率は、日本以上に低いのではないでしょうか。


(4)男性アイドルグループ = ゲイ?
アイドルグループのメンバーに限らず、そのマネージャーも何故かよく『ゲイ』疑惑がつきまといます。
っていうか、英国は基本的に肉食系の社会なので彼女がいないとか結婚していないとそれだけで『ゲイ』と勝手に勘違いされかねません。
アイドルグループに限らず芸能関係者は特にこのレッテルを貼られやすく、1967年まで同性愛者は犯罪で実際に投獄されていた英国では今でも『反同性愛』的な間違った考えを持っている人がゴロゴロいます。
ゲイの人を殴ったり殺害予告を送ったりするような、そんな一面が英国にはまだあります。
そのせいか、こちらのアイドルは恋愛関係に関してはオープンです。
恋愛禁止とか、プライベートなことを公の場では喋らないとか、「誰のものでもないアイドル」として売り出すのはまずありません。


(5)25年のキャリアとかあり得ない
アイドルの賞味期限は、短いです、以前の日本のアイドル業界がそうであったように。
90年代のアイドルグループ、Take Thatも一度解散して、中年になってから再結成。
ただし、このグループの場合中心人物が曲も書いているという、ちょっと異色のアイドルグループでもあります。
四半世紀にもわたって継続してトップを走り続ける、というのは並大抵のことではできるものではないと思います。



日本の芸能やエンターテイメントは、過剰なまでに素晴らしいサービスを提供してくれていると思います。
英国に来た日本人は、たいていこちらのテレビ番組はつまらないと感じます。
長期滞在でネイティヴ並みの英語力を有する方でもそういうことを聞くので、文化の違いや語学力の問題だけではないと思います。
(逆を言えば、日本に来た多くの外国人は日本のお笑いやアニメで日本語を学んで楽しんでいるみたいですから、日本のテレビは面白いのだと思います)
そんなサービスをして老若男女を楽しませてくれるということは、芸能人はいろいろ大変なのだろうなとしみじみ思いました。


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2016/01/24(日) 09:27 | | #[ 編集]
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愛猫ぷう、17歳の2016年7月、英国のEU離脱の衝撃が冷めないときに旅に出てしまいました。ぷうのいないロンドンで、なんとか適当にぐーたらに生きていけるように、ちょっとはがんばらなくちゃなぁ。

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