『アンダー・ザ・スキン 種の捕食』って映画、観ちゃった

映画専門のデジタルチャンネル(Film4)にて、『アンダー・ザ・スキン 種の捕食』(英語タイトル、Under the Skin、2013)を放映していたので、なんとなく観てしまいました。
なんだか、その解説文が微妙にわかりにくく、しかし評判がよかったので、これは観ておいた方がお得かな、と思ったからです。


映画『アンダー・ザ・スキン 種の捕食』予告編




だって、SFでしかもホラー、それなのにエンターテイメント映画ではなくアート映画括りで、シュールで、更に裸がでてきて、スコットランドのグラスゴーが舞台とか、想像できます?
(グラスゴーって、あんまり絵にならない街だから。中世に建てられたグラスゴー大学の建物とか素敵なところもあるんだけど、どっちかというとちょっと廃れていて寂れていてしょぼくって、というイメージがあります。それを言うなら、バーミンガム、マンチェスター、ニューキャッスルなんかもそうか。産業革命とかで発展した都市は、しょぼい感じから抜け出せない、今でも)
主演がスカーレット・ヨハンソンなのですが、私はあまり知りませんでした。
ハリウッドで活躍している、最近ではアメコミスーパーヒーローものによく出演している女優さんなのですね。
さらにシュールな配役じゃないですか。
言うなれば、カザフスタンに旅行に行って首都の下町でイタリア料理のレストランをみつけでも入ろうとは思わないけれど、地方のちっちゃい村にチリ人がシェフの中華とナイジェリア料理とアイルランド料理の専門店をみつけたら思わず入ってしまうかもしれない、というあの感覚ですね。
つまり、あんまりに訳分からな過ぎると、判断力を失って好奇心がまさってしまう、ということ。


そういう訳で、ヌードが多く、しょぼいグラスゴーが舞台の(原作者がグラスゴー在住らしい)、SFでホラー、でもアートでシュール、しかもスカーレット・ヨハンソンが主役、という『アンダー・ザ・スキン』観てしまいました。
そうしたら、あら、意外、よかったです。
裸がでてくるといっても、いやらしい意味での裸は皆無といっていいです(スカーレット・ヨハンソンの裸というだけで萌える方もいらっしゃるでしょうが)。
グラスゴーが舞台、そして期待を裏切ること無く『おしゃれで裕福な』エリアでの撮影なし、グラスゴー大学などの中世の建物もまったくなし、ごくごく普通のグラスゴーの方がごくごく普通のしょぼい街を歩いている姿などばかりです。
SF、確かに。
ホラー、確かに。何がおこっているのかきちんと説明されないから、余計にちょっと怖い。
そして、シュール。
ただ、何がシュールなのか、そこがいまいち掴めない。
最初の頃の「気持ち悪い」といった感覚は、徐々に別な何かに変わっていきました。
ただ、そこには、確かに『ドラマ』があったのです。


大雑把な感想のひとつは「結局、私達人間って、なんなのでしょうねー」ということでしょうか。


それと、映画のなかの会話が妙にリアルだったこと。
あんまりにもリアルだったので、グラスゴー訛りの英語がまったくわかりません。
英語がネイティヴ並みに堪能な日本人でもグラスゴーに行くと驚愕するという(?)、あのグラスゴー訛りが聞けます。
なんでも、グラスゴーを歩いている普通の人に声をかけてそれを隠しカメラで撮影していたもの使っていたり、会話はほとんどアドリブだったということです。
すごい監督さんです。


『アンダー・ザ・スキン 種の捕食』本編映像


この男性のグラスゴー訛りの英語は、これでも比較的わかりやすいほうです。
もっとわかりにくい英語で喋る方も、本編にはでてきます。
グラスゴー旅行の前にこの映画を観て、「道に迷っても道をきくな、余計に迷う」ということを学べます。
(大昔の話ですが、実際、道を訊ねて後悔しました、グラスゴーとリバプールで。親切に教えてくた方がいたのは喜ばしいことでしたが、アクセントが強過ぎてまったく会話になりませんでしたから)


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コメント

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No title

こんにちは、

寒いぐらいだったのに、晴れて、温かくなってきました。
風は大風ふいたままの東京です。

2003年の映画。
大画面ではとても見れな、、こわい、、セクシー。引き込まれそう。
画像が別世界に連れて行くようで、、
飲み込まれてしまいそう。

ドキドキしちゃった。ドイツ映画の様な重さなのにね。
やっぱり独り暮らしは無理そう、、夜中にみたら、
電気全部つけちゃいそうでしょ。ww
大福食べながらは、見れなさそう、、ww
なんかドキドキして、、お茶にしてきます。

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hippoponさん

この映画、音楽がちょっと悪過ぎるかも。
スプラッタ系のホラーではないので、私は大丈夫でした。
血がでるホラーって好きじゃないの、基本的に。
サイコホラーは、たいてい観られます。
大福とかポップコーンとか食べながら観られる映画はあまり好きじゃないかも。
食欲忘れるくらいのめり込める映画が、いいと思うんだけどなあ。

No title

大爆笑させていただいて、疲れが吹っ飛びました。大感謝です。

>ごくごく普通のグラスゴーの方がごくごく普通のしょぼい街を歩いている姿などばかりです。

私の好奇心は主にこの辺に注がれました。美女スカーレットヨハンソンがどんな感じに仕上がっているのか、気になります。Film4で再放送してくれないかな〜と今から心待ちにしちゃっています。

のろのろさん

再放送、期待ですね。
原作も機会があったら読んでみたいです。
英国といえば、廃れているところとかしょぼさが際立ってス・テ・キ、なんですけどね〜。
そう感じているのは私くらいかな?