リチャード三世のDNA鑑定

リチャード三世といえば、1485年に32歳の若さで戦死した、シェイクスピアの作品などでもモデルになった「悪名高き」イングランドのプランタジネット家のヨーク朝最後の王様。
ま、よくある歴史の法則で、歴史は勝者によって書かれている或は勝者が「良し」としたものしか受け継がれないから、リチャード三世が悪王だったというのも作り話のようです。
シェイクスピアの時代って、イングランドがカトリックとプロテスタント(英国国教会:簡単に言うと、それまではカトリックだったんだけど、王様のヘンリー八世が世継ぎを生ませるために離婚結婚を繰り返したので、離婚には反対の立場をとるカトリックから分裂してできた国教会)が抗争を繰り返していた激動の時代らしいですから。
エリザベス一世の時代に、反王家とかカトリック寄りの立場のものが生き残っている訳はありませんから、シェイクスピアの作品も一部は一種のプロパガンダ?


しかも、リチャード三世で12世紀から続いていた、イングランド王家のフランス貴族のプランタジネット家の直系の血統が終わってしまい、リチャード三世の死後、ヘンリー七世が王位についてチューダー朝がはじまります(ヘンリー7世は一応プランタジネット家のリチャード三世側ではないランカスター朝の血統があるとされるので、正統な後継者である、っていうことらしい。疑りたくなるような家系図だけど)。
つまり、ヘンリー七世の戴冠を正統化するために、リチャード三世は必要以上に悪く書かれなくてはならなかったのでしょうか?
どっかの国の歴史みたい。
王朝最後の王様(皇帝)は、ほとんど必ず悪役として書かれている。


リチャード三世の遺骨は、イングランド中部レスターに近い修道院に埋められたと伝えられてましたが、2012年、駐車場となっていた修道院跡で発見されました。
DNA鑑定の結果、遺骨はリチャード三世のものと断定されました。

すごい、DNA鑑定ができるなんて。

王朝が変わっているということは、普通直系の子孫は殺されるか運がよくても追放されるかが、歴史の「あるある」だと思ってました。
どうやって鑑定したのかというと、リチャード三世の姉妹に当たる方の直系の子孫の方を探し出して鑑定したとのこと。
直系の方、いたんですね、現代に。
そして、DNAがマッチしたなんて。
素晴らしい。
なんだかよくわからないけど、感動。
(テクノロジーと近代化学だけじゃなくて、500年間も先祖代々不貞を犯す者なく血が継がれていったこのプランタジネット家系の皆様に、感動)


Channel4のニュース番組から。
ビデオの1:30からリチャード三世の姉の直系の子孫であるカナダ人のマイケル・イブセンさん、出演。
What did King Richard III really look like?

「友達とか、似てるって言う。鼻の形とか、頬とか。自分ではそうは思わないんだけどね」
と、イプセンさん。
うん、ちょっと似ているかも。


リチャード3世の悪名はチューダー朝によって作られたものだとし、「名誉回復」を図ろうとするリカーディアン (Ricardian) と呼ばれる方達もいます。
応援しております。



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コメント

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No title

日本でもDNA鑑定ができて、
首塚等の骨から、そこで絶えた人々の姻戚関係が出るらしいですよ。
東京今日は雨でサブ~~いです。

鯛のあら(頭)を酒蒸しにします。やすいが上に半額。
お江戸満喫。(料理屋さんが中味を買うらしい)
ふ~~ふ~~いいながら、、
後はラム。カルニチン効果で、、。



hippoponさん

DNA鑑定、すごいです。
(これで実は現英国王室の血が父方はプランタジネット家から繋がっていないことが、判明したようです。)
日本はだいたい火葬だから、鑑定はなかなか難しそう。

鯛のあらですって!?
いいな〜。
あら汁が大好き。
日本戻りたいよう。