愛猫ぷうのいないロンドンなんて、つまらない。

ワールドカップにのめり込めない理由

4年に一度のサッカーの祭典、ワールドカップの季節がやってきました〜。


が、私はそれほど喜んでいません。
日本にいた時は、そりゃ大騒ぎして観戦しておりました。
それが、フットボール(サッカーはアメリカ式の呼び名なので、ここではフットボールで統一します)の発祥の地で、マンチュスターユナイテッドやチェルシーなど世界的に有名なトップクラブを幾つも抱え持つ英国に来て以来、なんとなくフットボールが嫌いになりました。
以下、主な理由です。


1)フットボールフーリガンの伝統がまだ残っている
80年代くらいまでは、試合の度にライバルチームのファン同士が衝突して喧嘩したり、近隣の店など壊したり、暴動がしょっちゅう起きていたようです。
最近では沈静化して滅多にそんな騒ぎは起きません。
が、試合の度に大量の警察官が警備に投入されます。
サポートするチームによって、入り口も分かれていたりします。
フットボールスタジアムでのアルコールの販売は禁止なので(暴動を防ぐため)、近くのパブで酔っぱらってから試合に望む方も沢山います。
日本のように、和気あいあいとした楽しそうな雰囲気は今でもありません。


2)女性はフットボールが好きではないという伝統がまだ残っている
勿論、変わりつつあります。
女性ファンが増えつつありますが、実際我が家の近くの某有名クラブの試合に足を運んでいる女性サポーターの割合は、どんなに多く見積もっても10%くらいではないでしょうか。
日本のように、男女問わず楽しめるやんわりとした雰囲気はないです。
(よく日本は男女不平等の社会のように海外から見られますが、それは女性政治家と女性幹部クラスの割合の低さによるものだと思います。エンターテイメント、スポーツ、文化においては英国よりずっと女性に優しい国だと思います。この国ではコンピューターゲームも殆ど男性主体のマーケットです。女性はゲームもフットボールも分からんと思われているようです)
そういう訳で、ワールドカッブやユーロカップなど大きなフットボールの大会がある時は、フットボールを見ない女性のために(?)きまってテレビの裏番組でヒュー・グラントが出演しているようなラブコメディーの映画をよく放送しています。
(バカにされているような気がするっ)


3)階級
以上のように、男性ファン主体であるためか、フットボールとその周辺、あまり品がよくないです。
もともとフットボールは、労働者階級とかお金がそれほどない家庭のスポーツと、英国ではいまでも見ています。
そうです、英国は階級制の社会なのです。
収入や職種、学歴だけでなく、食事も新聞もスポーツも、階級によって差が生まれます。
フットボールは労働者階級、ラグビーは中産階級のスポーツ。そんな先入観、まだまだあります。
乗馬とかヨット関連は仕方ないにしろ、階級がスポーツに影響するって感覚、いまでもよくワカリマセン。

注:中産階級とは、日本でいう「中流」階級ではありません。日本語で中流とは「平均的な収入のある家庭」を指しますが、英国の中産階級Middle Classとは、文字通り上流階級Upper Class と労働者階級Working Classの間に位置します。弁護士、医者、教師、管理職など専門職がここにあてはまります。上流階級とは遊んで暮らせるほど資産や土地が代々あるような尋常ではないほど金持ちのことです。


4)差別
スコットランドリーグのセルティックで中村俊輔選手が活躍していた時、とんでもないビデオをYoutubeで観ました。
相手チームのファンが中村選手に対して差別的なことを大声でchant(唱和)してました。
Dog eaterって。
日本人は犬食べないわようっ。
黒人選手はそれでかなり大変な思いをしているようです。
とにかく、敵チームはとことんけなす、ブーイングする、悪口を言う、それが結構「当たり前」のこととして行われているのが信じられません。


勿論、ファンの多くは普通の行儀のよい方達です。
しかも最近ではプレミアリーグのチケットは値上がりしまくり、中産階級のファンも増えて、フットボールは安くない娯楽です。


おおっと、ここまで書いて丁度イングランド/イタリア戦が終了しました。
2−1でイングランドの負け。
でも、なんとかなるのよねイングランドチームはいつも、技術と底力あるから。
予選突破、期待してます!

(さて、次は日本戦!)


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コメント
No title
まだ、ジェラード出てましたね。懐かしさが込み上げました。
ルーニー、、、、ハゲましたね。
あの同じ時間に観戦してたのね!!嬉しい!
私は、日曜日も仕事でしたが、日曜日はノンビリ〜。
職員も少なくて「皆がサッカー気になる」だから、観てました。
老人施設だから仕事場でテレビもあります。
「日本を応援しようね」とか、お年寄りに言えば観戦もOK。
男性職員が堂々と観てたから、私も観れた。
しかし、日本はイマイチでしたね。
「一点は勝ちにならない、サッカーの一点は無しと思え!」
それが、今までの観戦の教訓ですよ。
一点はリードではないですね。二点以上なら、相手が焦りミスも出ます。
一点は「ひっくり返せる」と、相手のヤル気を増すだけです。
あー、メンタル悪いなニッポン!

英国のサッカー事情を知れて驚いたのが、女性軽視でした。
なんだか、その空気がわかる気がします。
英国って、そんな感じ、、、します。
2014/06/15(日) 23:47 | URL | Sabimama #cbwYL0zY[ 編集]
フットボールアワー
本日の日本戦、コートジボワールに逆転負け。日本中が大騒ぎした1日が終わりました。

フットボールは労働者階級のスポーツのようだが、コーチはスーツを着てピッチに立つことが多い。
これはマネジメントをする人は労働者階級ではないということなのだろうか?
選手と同じく、ユニホームを着るプロ野球の監督とはえらい違いである。

英国のパブには入口が2つあり、労働者階級用の入り口と中流階級向けの入り口があり、それぞれ席も違うと聞いたことがあるがどうなのだろう?

「shout to the top」日本語では「大声あげててっぺんまでかけのぼれ」というような訳詞だったと思うが、Pウェラーは We gonna shout to the top.と歌っている。the top とは当時のサッチャー政権のことをいい、weは労働者階級のことを言っているのではないかと思ったりしたが、考え過ぎだろうか?
2014/06/15(日) 23:51 | URL | coffee plus #-[ 編集]
ぷうままさんへ
こんにちは

大変興味深くブログを拝見しました。とても、理解できるというか、わかるぞ~と共感できるものがありました。
サッカーの起源を見ると、世界中にサッカーの起源となるようなスポーツがあり諸説あるようですが、イギリスのご婦人の間で流行ったボール蹴りが始まりで、なので女子サッカーは他のスポーツと違い女子のスポーツとして認識されていると聞いた事があります。
でも、イギリスでサッカー観戦に女性が出かけるのはちょっと怖さもあるかもしれませんね。

スポーツはとても好きですが、勿論、蹴鞠も(笑)
でも観戦には興味がありません。
その1つとして理由として、熱狂的なファンの行動が生理的に受け付けないのと、おバカなファンもどきの暴挙です。
渋谷とかで大騒ぎとか。一部の勘違いしてるひまな人たち。
ああゆうの嫌なんです。
個人で楽しむとか、スポーツバーなどで和気あいあいと楽しんでいるのは良いと思いますが。

敵チームに差別的な言葉を吐くなんて人間性がイカレテマスヨネ。
2014/06/16(月) 01:08 | URL | ドラゴ #-[ 編集]
Sabimamaさん
18歳の時からルーニーさんはおやじ化していた奇跡のおやじぶりなので、今更何を見ても驚かなくなりましたwww
やっぱり日本はメンタル弱いですよね、それが本当に見ていて辛い。
思いっきりやって負けたならすがすがいいんだけど、なんか、ちょっと、う〜ん、っと唸っていまいます。

性差別の形が違うんですよね。
英国はジェントルマンの国とか訳分からないこと信じている人がいるのがわからない〜。
お金は全て折半、でなきゃ生活費は夫の管理下、しかも不倫もする奴多い、そのうえアルコールやドラッグの問題アリの人も多い(中産階級でも)。
どこでも大変。
2014/06/16(月) 06:00 | URL | ぷうまま #-[ 編集]
Re: フットボールアワー
入り口が階級によってふたつあるパブは、かなり昔の話ではないでしょうか。
パブに入る前にわかります、おしゃれな若者向きか、一般向きか、金融街にあるぴしっと背広を着たバンカー向きか。
まず、着ているものや物腰、何よりもアクセントで育ちが分かってしまいますから。
最近の若者はあまり階級を意識していない、それか階級を理解できるほどの教育レベルがないか, プライドがあるのか。
謎です。
ミドルクラスです、と名乗る人います。
ってあなたどう見ても下層の労働者階級もしくは階級外でしょ、助成金とか受けているような。
クラス社会、ぼろぼろに崩壊ですwww
2014/06/16(月) 07:03 | URL | ぷうまま #-[ 編集]
Re: ぷうままさんへ
もうちょっとこういったネガティヴな海外の実情、日本のメディアで伝えて欲しいです。
日本でも大騒ぎするファンは多いですが、こちらでは喧嘩ごしです。
言葉もすごく下品です。
今でもフットボールの試合前後に近辺を歩くのはちょっと、怖い(慣れたけど)。
それでも80年代よりはずっとよくなったそうです。
その頃は、暴動は当たり前〜、すごいなあ。
チップス食べて、ビール飲んで、(多分クスリもやって?)、喧嘩を売って喧嘩を買って、そんな時期。

いまだに英国紳士とか馬鹿げたこと信じている人って、どういった認知力があるんだろうっ?
2014/06/16(月) 07:14 | URL | ぷうまま #-[ 編集]
ぷうままさんへ
英国紳士・・・・・・・。

海外の人がサムライがいると
信じているようなものでしょうか(笑)

サムライジャパンとか、なでしことか、呼ぶのは
個人的にはアウトなほうです。(笑)
2014/06/16(月) 23:45 | URL | ドラゴ #-[ 編集]
Re: ぷうままさんへ
その伝説上の生き物英国紳士とケッコンしたくて、英国に来る人がいるとかいないとか。
日本の大和撫子の実態、夫のこづかいの決定権をもち、財布の紐を握り、何かあったら実家に帰り、「亭主元気で留守がいい」というイメージ、もう少し海外に知られてもいいと思います。
2014/06/17(火) 07:39 | URL | ぷうまま #-[ 編集]
No title
私もフットボール苦手なのですよー。 マイクさんがマンUのファンなので、一度誕生日プレゼントにマンチェスターまで行って、試合見ましたが、Old Traffordはまさに狂気沙汰でしたー。怖い、、。サッカー選手のあのちょっと足あたっただけで(何も当たってなくても)怪我したーっ!てゴロゴロ転げまわるのもなんか変だし、差別暴言選手内でもファンでもしょっちゅうだし、FIFAの会長が最悪だし、うーん、、私はやっぱりラグビーでいいです。
イギリス、でもやっぱり負けちゃいましたねぇ。さて、次でどうなるかですねー。

2014/06/17(火) 21:03 | URL | なもこん #-[ 編集]
なもこんさん
おーっ、Old Traffordですか、すごい、一度行ってみたい〜(そしてやっぱり来なきゃ良かったとか一生文句言いそう)
マンUは人気なんですね、やっぱり。
ロンドンでも老若、英国人外国生まれ問わずファンには時々会うのですが(どうして興味がないことが分かってくれない)。
80年代に連れが乗った電車に偶然フットボールファンの団体が。そしたら警官20〜30人と警察犬も同乗してファンをまるで犯罪者のように扱っていたとか。
別次元のお話です^^;
2014/06/18(水) 04:38 | URL | ぷうまま #-[ 編集]
No title
イングランド調子でませんでしたね。
日本はプレシャーに勝てなかったのでしょうか。
今はスペインが大変なことになっています。
チャンスになっても点が入るような感じがしません。

イギリスのことを書いたエッセイとかたまに読むのですが
階級社会だということはよく書かれています。
ぷうままさんも普段そのように感じられているのでしょうか。
女性蔑視の風潮があるというのもちょっと驚きです。
日本って経済格差は広がりつつありますが階級社会ではありません。
まだまだ平和な日本でサッカーのTV観戦していられるのは幸せなことなんだと感じました。
2014/06/19(木) 05:47 | URL | NEccoSun #-[ 編集]
NEccoSunさん
フランス人のシェフが、英国は食べ物にも階級制がある、と言っていました。
食文化に関しても、そんな感じみたいです。
そんな英国の首都ロンドンは、人口の半分は白人系英国人ではないそうです。
外国人ばっかり(そのくせ職種によっては90%以上白人系英国人だったりする)。
階級(社会的地位とか経済力)が、平均寿命や肥満率にまで影響しているんですから驚きものです(もちろん持っているほうが長生きしやすい〜)。

平和と安全、治安の良さでは色々問題あるといってもやっぱり日本かな〜。
日本でワールドカップ、観たいです^^


2014/06/19(木) 07:13 | URL | ぷうまま #-[ 編集]
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Author:ぷうまま
愛猫ぷう、17歳の2016年7月、英国のEU離脱の衝撃が冷めないときに旅に出てしまいました。ぷうのいないロンドンで、なんとか適当にぐーたらに生きていけるように、ちょっとはがんばらなくちゃなぁ。

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