愛猫ぷうのいないロンドンなんて、つまらない。

ウルヴァリン、昔読みました

映画ハリウッドのアクション映画、『ウルヴァリン: SAMURAI』、日本で公開されていたのですね。アメリカのスーパーヒーローコミック、X-メンの登場人物ウルヴァリンが日本で活躍するストーリーと聞きました。
英国ではアメリカのスーパーヒーローもの映画は大人気なので夏休みに封切られてましたが、日本ではそこまで人気がないらしく9月公開。しかも、日本が舞台でウルヴァリンが日本女性と恋におちたりとかする展開。見なくとも、なんとなくストーリーはわかる。
調べなくてもいいかと思ったけど一応調べたら、やはり日本人が失笑してしまう勘違いJAPANが満載の映画のようですね。


それに、私はなんとこのウルヴァリンの原作を読んだことがあるのです!
(10年以上前だから、中身はあまり覚えていませんが)


英国人の連れ、昔はコミックおたくだったので、わけのわからないヒーローもののコミック本が結構あったのです。
まだX-メンのハリウッド映画化される前に、連れが山のような古い薄っぺらなコミック本と昔のレコードのコレクションを片付けていた時、見つけてくれました。


まず、私はふつうに日本で育ったので、アメリカのコミックというものがどういうものかワカラナイ。
ペッラペラの20ページくらいのノートみたいなもの手渡されて、こんなものに夢中になる心理はとうていわかるものではありません。
このペッラペラの薄い本一冊に、日本を舞台にしたスーパーヒーローの物語しかも恋愛のおまけつきで完結。
ちょっと日本の漫画の常識ではありえない展開です。


これだけ短いのだから、アクションも中途半端、キャラクターの心理描写なんてあった覚えがない、ラブストーリーがまともにあったのか思い出せません。それくらい、話の展開は雑。絵による描写もかなりお粗末。例えばウルヴァリンの恋人マリコの東洋の美女の魅力をみせるカットとか、東京の夜の繁華街をど〜んと大きなコマ割りでみせてエキゾチックジャパンな雰囲気を演出するとか、そういう日本の漫画に見られるような手法はまったく見られず。


おかげで、なんだかまったく盛り上がりません。


しかも、外国人のよくやってしまう「なんちゃってJAPAN」がいっぱい。
作者が、まったく資料を取り寄せず、日本の写真を参考にせず、日本人やアメリカ人の日本長期滞在者の意見を参考にしていなにのは明白。
ウルヴァリンの彼女のマリコ、なんと大阪城みたいな建物に住んでいてその中に大きな鎌倉の大仏みたいなものが鎮座しているんです。


そういうわけで、読んでいる最中開いた口が全く塞がりませんでした。


ウルヴァリンのラブストーリーinジャパンのコミック本の出版は、確か1980年だったと思います。
1974年のテレビアニメ、宮崎駿監督が関わった『アルプスの少女ハイジ』はちゃんと現地取材を行い、アニメは現地の人達は日本人が製作したと思えないほど違和感のない高度な仕上がりだったといいます。


いつになったら、ハリウッドのエンターテイメント性の高いアクション映画で日本人が納得する日本を舞台にした映画を作ってくれるのでしょうか。
もともとアメリカのコミックのヒーローものはおおまか勧善懲悪の世界観とアクション中心で、深淵な心理描写や複雑なキャラ相関図や主人公より存在感の強い敵キャラやトラウマ抱えたヒロインなど期待していないので仕方ないにしろ(これらは日本の漫画やアニメではよくあるんですけどね)、風景くらいきちんと描いて欲しいものです。


このウルヴァリンの東京ラブストーリーの原作コミック本、引っ越した時に多分捨てたと連れは言ってましたので、残念ながら写真のアップはありません。



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コメント
漫画恐るべし
少しすつ変わってきているものの、欧米系の国々では、漫画は子供の読むもので、大人の読むものではないようです。

日本も当初、漫画は子供向けだったのですが、大衆娯楽として発展し、対象だった子供が少年になれば、少年向けに少年誌を作り、その少年が青年になれば、彼ら向けに青年誌を刊行していった雑誌社の牽引もあったのでしょう。

今じゃ、ビジネスマン向けの漫画誌もありジャンルも様々です。

漫画は頭を使わないから文学書に劣るといった声もきこえますが、下手な文学書よりずっと人生を語る漫画もあります。例えば、手塚治の作品では命の深さ、大切さを説いていたように思う。

とりわけ、社会人向けの漫画は取材も徹底していて作品の質も高いようです。
「ナニワ金融道」なんて、貧乏くさい絵でしたが、内容にはかなり驚かされたのを覚えています。あれは文章にしてしまえば、独特の臭いが消えてしまったかもしれません。決して上手でない、あの貧乏くさい絵が底辺に生きる人たちの日常を伝えていたのではないかとも思います。漫画恐るべしです。

そういえば、少女漫画なんてあるのも日本だけでしょうね。
2013/09/26(木) 21:40 | URL | coffee plus #-[ 編集]
No title
ウルヴァリンの東京ラブストーリー(爆笑)怖いもの見たさに読みたいような読みたくないような、。欧米系漫画は日本人の感覚だとがっかりですよね。
マイクさんの秘蔵のハルクの漫画も本の薄さ同様の内容の薄さで驚愕でした。日本の漫画はどこも真似できないお家芸ですね。と言ってもマイクさん映画ウルヴァリン楽しみにしてるんだろな(・_・;)
2013/09/27(金) 06:18 | URL | なもこん #-[ 編集]
Re: 漫画恐るべし
日本の漫画は、すごいですよね。
魚釣りの漫画とかあるよ、と連れに言ったらびっくりしてました。
ありとあらゆる社会現象、趣味、時代、そしてジャンル(コメディーからSFまで)までカバーしているなんて。

英語圏では、スーパーヒーローもの最近では装丁やサイズ、スタイルが日本の漫画に影響されて変わってきているようです。最近ではぺらぺらの薄いコミック本より、ちゃんと文庫本スタイルのものが出版されています。肝心のストーリーやキャラクターに変化があるかは、疑問。更に一般のアメリカ人や英国人に受け入れられているのかは、不明。
あとは、グラフィックノベルと呼ばれるもっとアート寄りの作品。この中には面白そうなものがありそうです。
ただ、問題は女性や万人向けするような作品があるのかどうか。
ホントに女性向けではないのが、悲しい。

ちなみに、私ガラスの仮面はまだ追っかけています。
2013/09/27(金) 08:33 | URL | ぷうまま #-[ 編集]
Re: なもこんさん
マイクさん、ハルクファンでしたか。
漫画とコミックの話で、うちはよくこじれます。スーパーヒーローのコミックは、文化圏問わず女性にはきついですよね〜。北斗の拳のようなユーモアもないし、ヒーローのキャラが希薄で萌えないし、ヒロインに感情移入できないし。ヒーローものの映画はまだしも、コミックは辛過ぎる〜。
2013/09/27(金) 08:46 | URL | ぷうまま #-[ 編集]
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愛猫ぷう、17歳の2016年7月、英国のEU離脱の衝撃が冷めないときに旅に出てしまいました。ぷうのいないロンドンで、なんとか適当にぐーたらに生きていけるように、ちょっとはがんばらなくちゃなぁ。

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