不穏

先週22日、ロンドン南東部で英国兵士が殺害されるテロ事件が起こりました。
殺害したのは、英国人の二十代の二人。敬虔なクリスチャンの家庭に生まれたようですが、イスラム教に改宗、過激派に傾倒。


こちらが毎日新聞の記事。
英国:新たなテロ、衝撃大きく 英兵殺害



こういうテロ行為があると、まったく関係のない一般のイスラム教徒の方が標的になる事件が一気に増加します。
この事件以来、イスラム教のモスクが襲撃にあった事件は十件にものぼるそうです。
白人英国人の極右翼の団体がデモをおこなったり、不穏な空気がまた英国を包んでいます。


図書館で、中年の白人英国人がスタッフに苦情を言っているのを聞きました。
彼女は図書館のコンピューターを予約していたのに、そこにいた人がそのコンピューター用の椅子を使っていて(椅子それぞれコンピューターとマッチするように番号がつけられています)結局彼女は使えずじまい。
「まったくあの黒人ったら」
その場にいた図書館のスタッフが白人系英国人だったせいか、そんな言い方を。
更に彼女の怒りは止まらず、
「だから多文化の社会なんてありえないのよ!」
と、私の顔を見て言い放ちました。
何故に、ただそのスタッフに用があって並んでいるだけの私にやつあたりするの?


気持ち悪い。
また思い出して気持ち悪くなりました。
あの白人女性、完璧な人種差別主義者。
その図書館はロンドン中心部でも移民がかなり多いエリアなのに、そんなこと公共の場で発言するなんて。


もし私が英国で生まれて、育って、英国籍をもって、英国の教育を受けて、英国人の友達がいて、過激派によるテロに怒りを感じて、けれどイスラム教徒だという理由でほかの英国人に阻害され迫害され差別されたら、どういう気分なのかしら。


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コメント

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No title

ネパール人の家に間借りしていた2ヶ月あまり・・・
一緒に買い物へ出たらママさんが「離れて歩け」と言いました。
とても気にしているのがわかりました。

笑ったのは(サリーを着ているくせに)
「喋らない・・・訛りでわかるから(人種が)」と、真剣に言いました。
その前にサリーでわかるだろ・・・と、思ったのですが、可笑しくて・・・
でも笑い事じゃないのですね。

Re: No title

最悪のパターンを想定しちゃうんでしょうね。
対象になるのはイスラム教徒だけではなくイスラム教徒と勘違いされる人(シーク教徒とか)もはいるし。
人間って面倒だね、って猫さんたちに同情されそう。