愛猫ぷうのいないロンドンなんて、つまらない。

豆腐のマリネ?

いい思い出はまったくないです。文化、宗教、人種等について学んで知識を広げたりよりよい文化間のコニュニケーションを築くための講義/ワークショップ/トレーニングを受けて、気分よく帰途についた記憶はないです。


まず、何が問題になるかというと、こういった講習は文化や宗教の違いを認めを尊敬することが目的なので少数しか英国にいない東洋系はほとんど議論の対象にならないのです。だからちょっと東洋系に触れると、そのなかにおける文化的相違について語る必要もないのです(中国、台湾、韓国、日本、ベトナムなど細かくやらない)。よく対象となる文化や宗教のグループは、英国のなかでも多数を占める少数グループで、宗教や文化的違いが大きい、イスラム教徒やアフリカ、カリブ系の黒人などの講義の中心となります。一方東洋系は、中国系が多いですがロンドンで人口比にして1.4%のみ。教育レベルや健康、犯罪率も他の移民系に比べると問題は少なく犯罪率も低いので、あまり社会的に重要視することがいらないグループです(特に教育、医療や福祉サービス関連のトレーニングにおいて)。よって、こういった講義ではよくスルーされます。ほかの移民系、例えばアフリカやカリブ系黒人などはロンドンの人口の10.8%を占めますが、他の文化グループと教育レベルの低い子供が多かったり犯罪率が高かったり医療の問題もあるので、その背景や文化的理由、差別をなくす社会をつくるため重要課題となります。


しかし、こちらに人の多くは、白人系の英国人だろうが移民系だろうが教育をうけていようがいまいが(エンジニア系、金融関係、英語教師、アート関連や仕事で海外で仕事をした経験のある人はちょっとは知識がありますが)、東洋系はみんなひとくくりにしたがります。彼らのなかで日本と中国は一緒です。同じ国です。まったく同じ文化です。同じ言葉を話しています。食べてるものも同じです。そのことに何ら疑問ももたず、無知だということも恥じず、偉そうに勝手に中国も日本も同じように貧乏だと思い込んでいます。なにかの授業で「中国では漢方薬を信じていて医者に行かない」と講師が言うと(このこと事体、事実ではないと思うのですが)、「まあ、なーんて野蛮なの!」と日本も中国も同じと思っている黒人女性の生徒の一人がわざわざ私のほうを向いて聞こえるように言ってきました。



今日はヘルシーな食生活を推進するワークショップの続きのコースに出席してきたのですが、ここでも講師と受講者の無知と差別に苦しまされました。食生活がテーマなので、講義の内容はイスラム教徒やユダヤ教徒、シーク教徒など、食べてはいけないものや宗教に関係した食の習慣などが中心です。あと菜食主義、ジャマイカ人に多いラスタファリアンも、カバーしましたが。


そこでは、東アジアでは肉は貴重で高価なので月に一度しか食べないと学びました。どこの東アジアかと思ったら、私の母国日本もこのカテゴリーに入っているそうです。どこからそんな資料集めて来たんだか。


「じゃ、どのくらいの頻度で日本人は肉を食べているの?」と、講師。
「多分、ほぼ毎日」と私。
「そんなわけはないわ。このあいだ観たテレビ番組では違ったわよ」
「地方に行ったってスーパーマーケットくらいありますよ」
「じゃ、数年前はどうだったの?」
「数年って、どのくらい前のことですか? 同じですよ」


なんなのよっ。


なんでこっちののいわゆる専門家は、自分の探した訳の分からん資料や偏見を信じ込んで、目の前にいるその文化の代表者に言うことを否定するのでしょうか!


以前、似たような差別的な態度に出た大学の教授につっかかって、ほかのせんせに「どうにもなんないから、あきらめろ。それ以上なにもするな。ただ単位だけ取れ」と言われたので、なるべく諦めるようにしていますが。やはり不快なものは不快です。ちなみに、この教授は日本を「発展途上国」と表しました。


更に、受講者のひとり(スペイン語が母国語)がレシピを発表した時、「マリネの豆腐」とかバカバカしいことをおっしゃられたので、つい「え〜、豆腐のマリネはやめて〜」と言ってしまいました。そしたら「でも豆腐には味がないのよ」と、豆腐を食べている文化圏で育った人間に対して無知で礼儀のない発言。「豆腐には味があるわよ、味覚があればわかるわよ」と、笑顔で対応してやりました。


豆腐に味がないって発言、恥ずかしいって思ってちょーだい!


あんまり体調も良くなかったので、忍耐力に欠けてました。言葉選びのセンスも最低でした。もっと上手に賢く対応したかった、と後悔。でもやっぱり悔しくて帰り道は叫びたくなりました。


こんなところにもういたくなーい!


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愛猫ぷう、17歳の2016年7月、英国のEU離脱の衝撃が冷めないときに旅に出てしまいました。ぷうのいないロンドンで、なんとか適当にぐーたらに生きていけるように、ちょっとはがんばらなくちゃなぁ。

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