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私は英国がだいっきらいです(でもEU離脱は反対です)

そーなの、英国、嫌い。
この国で、苛められ虐げられ差別され無視されセクハラされ、もともと素直ではない私は英国にきて性格が歪みまくってとんでもなくなっております。


国民投票が行われた2016年6月23日、どういうわけか長年積もっていた英国生活のストレスがふつふつとわき上がってきたのか、単に腹の虫の居所が悪かったのか、ふと、こんなことを思ってしまったです。
「あ〜、離脱にならないのかな。
この国が滅茶苦茶になればいいのに〜」
と。
ほんっとに嫌いなんですよ、英国が(あと、この国にいる人達が。英国人だけでなく)。


願いが、かなってしまいました(こんな願いはかなわなくてもいいのに。もっとかなえて欲しい願いはどうにもならないのに〜)。
ホントに無茶苦茶になりました。
更に、この無茶苦茶が延長されるというオマケ付き。
2019年3月29日という当初の離脱予定日での離脱は実現できず、混乱と不安を抱えたまま、4月12日まで延長線。
ここまでごちゃごちゃしているのに、たった二週間の延期で決着がつくわけが無いです、普通に考えて。



議会の過半数に達していない与党の保守党は、造反議員もかなり多くい上に他党から賛同してくれる議員も数少なく、下院ではこのまま何も決められず4月12日での離脱不可能となるでしょう、きっと。
メイ首相が辞任をきちんと表明するとしたら、この辺りでしょうか(来週あたりに表明してくれてもいいんだけどな〜)。
合理無き離脱は、英国だけでなく、英国より経済の状況の悪いEUにも影響しかねないので、まずあり得ないと思います。
そうすると、EU側は英国への更に長期の離脱延期を提案。
これにより、総選挙する時間が与えられます。
メイ首相の後継者を決めるべく、保守党の党首選をするのが4月半ば〜6月頃。
大阪開催の6月下旬のG20サミットが、メイ首相の最後の仕事になるでしょうか(党首選があっさりと終わってしまったら早めに交替するかな? 新首相がG20に出席するほうがよいとは思いますが、状況がどうなるか)。


首相のすげ替えをしても、過半数を獲得できていない保守党では何も進まないので、やはり総選挙に打って出るしかないでしょう。
で、またまたどの政党も過半数取れない可能性があります。
『合意なき離脱』を支持する国民の多くが、保守党ではなく、『合意なき離脱』を掲げているウルトラな極右政党 UKIP に投票するかも知れません(英国は小選挙区制なので、選挙区にもよりますが、保守党と労働党以外の政党に投票しても無駄に終わってしまうことも多いです)。
保守党は、『合意なき離脱派』と『ソフト離脱/残留』で二分しているので、過半数に達するだけではなくかなりの議席を確保しないと、EU離脱決議案を通すことは難しいと思います。
その反面、労働党は『残留派』が多く、例え労働党が過半数に達しなかったとしても、他の野党はほぼ『残留派』なので決議で賛同してくれる可能性も高いのではないでしょうか。
ただ、労働党党首のコービンが心の中はまだ『離脱したい派』なので、これがねじれを生むと大変なことになるかも。
ただし、コービンは最近では二度目の国民投票には前向きのようです。


もし、再び総選挙をしても
1)保守党が第一党で過半数を確保しても造反者を説得できず離脱の合意が国会で決められない場合、もしくは
2)労働党が第一党である場合、もしくは労働党が過半数に達していなくても離脱に反対している野党の議員の数も合わせて大きく過半数を越えてしまった場合

は、下院混乱が続くでしょう。
そうすると、二度目の国民投票を行う理由になり得る可能性もあるのではないでしょうか。
三年前の国民投票の結果が離脱であったとしても、総選挙で過半数の『離脱派』の議員を国会に送れない、それがまた繰り返されるとしたら、それはもう一度国民に真意を問うしかないのでは。


総選挙はほぼ間違いなく起こるでしょうが、国民投票の可能性はそれほどないでしょうね。
それに、二度目の国民投票は、更に英国民を分断し混沌とさせる。
EU離脱を撤回を、議決しちゃうのが一番簡単なんだけどな〜。


とりあえず、食料品が値上げしたり更にポンドの価値が下がったりして欲しくないので、やっぱりEUに残って欲しいです。



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アムステルダムのスキポール空港で二時間半遅れ

さてさて、日本に一時帰国したのはもう2ヶ月も前のことなのですが、のちのち日記代わりにいろいろ書いておいた方がよいことが多いので、ちょっとずつ出して行きます。


今回は、いろいろ悩んだようで(どこの航空会社がいいかな? )あっさり決まったオランダのKLM航空にお世話になりました。
安い、使ったことある、西ヨーロッパの安全性も高い会社、等々の理由から。
(やはり、安いは強いわ〜)


当日、冬のロンドンにしては珍しく晴れておりまして、ヒースローからオランダまでの短距離飛行機では窓際の席だったのでよく風景が見られるなと喜んでおりました。
アムステルダムのスキポール空港で、乗り換え。
ロンドンからは、あっ、と言う間の短距離です。
短距離過ぎる国際線ランキングとかあったら、高確率でトップになりそうな、笑っちゃうくらいの近さ。
機内で出されるスナックとか飲み物をゆっくり食べているヒマはありません。
とっととCAさんがゴミ回収に来ますから、ガーッと食べてドーッと飲み物は流し込みましょう。
(ほぼ無意味な機内サービス。なくてもいいような。 それか機内に入る時に、スナックと缶ボトル系のドリンクだけ手渡してしまえばいいいのでは?


と、天気のよいドーバー海峡を飛んでおりましたら、ヨーロッパの大陸に近づくと曇ってきました。
さらに、視界は悪くなって。
雨?
いや、雪でした。
雪、アムステルダムでは降り始めたようで、スキポール空港は、うっすらと白くなり始めていました。


やばいよ〜。
これって、雪で飛行機遅れたり飛ばなくなったりするパターン?
悪い予感が。
ああもうめんどうくさ〜


と、気分が滅入ったままただっぴろいスキポール空港内をうろうろ。
ここは乗り換えの旅行者も多いので、とにかく広い。
そして、広いだけのことはあって、食べ物屋と高級ブランド店だけではない『遊び』の場所が。
生のピアノ演奏が聞こえてくる〜
くつろげる場所。
足伸ばしたり、横になったり、パソコン使ったり、本読んだり、生演奏を楽しめる場所。
そうだよね〜、こんな場所ないと、長旅で疲れてたり、慣れない飛行機でストレスたまっている旅行客はもっとイライラしちゃうよね。
イライラした旅行客を対応するスタッフもイライラするだろうし。
ピアノの演目は、かる〜い感じの映画のサウンドトラック的なものが多かったかな?
みんな知っている感じの曲。
(こんな場所で、シリアス過ぎる曲は聴きたくない)
映画『ボヘミアンラプソディー』流行っているから、それも弾いていたのだけれど、まだまだ練習中だったみたい。
他の曲はこなれたように弾いていたのに、ボヘミアンラプソディーは、つっかえたりまだアレンジがかたまっていなかったり。
そういった演奏者の心意気もあわせて楽しめました。
ありがとうございます。
(今頃は、すっかりマスターしていることでしょう)


おらんだ1


で、雪は降るばかり。
これが私の日本への帰国便。
出発予定時刻の30分くらい前。
おらんだ2


乗客はすべて機内に乗せたままの状態で、機体の除雪作業等で、2時間半くらい待たされました。
運良く飛行機は空いてまして、人によっては4席全部使い放題。
うらやましかった、4席に全身横になって足伸ばして寝ている人。
そういう私は、三席確保。
映画みたり横になったり。
待機中は、ボトルの水だけの配布で機内食サービスが出ないので、お腹が空いてきてしまい持参のピーナッツを食べたかったのですが「ナッツアレルギーの方が乗っていらっしゃるのでピーナッツ等は食べないで下さい」というアナウンスが。
そうか〜、ピーナッツは飛行機旅行ではあまり持ち歩かないほうがよいみたいですね。


成田着も、2時間ちょい遅れ。
ただ、機内が空いていたので、特に時間がかかったことでのストレスもなく快適なエコノミーの旅となりました。



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夏休みの宿題を一気に仕上げるようなノリの、ギリギリ期限間近の英国のEU離脱問題

おひさ〜
だいぶブログをさぼっておりました。
日本から戻ってきてから結構おさぼりしておりました。
ま〜、滞在中のことなどいろいろ書きたいこともあります。
が、それよりも今は全世界に消化不良おこしている英国のEU離脱、ブレグジットの問題について、ちょっと、文句とかいろいろ。


まさか夏休みの宿題を怠けてやらないでなんとかなるやと適当に時間を潰し続け、休み明け間近に一気に宿題片付けるような感じで、あの偉大なるグレートなブリトンな御国、英国の議会がEU離脱に取り組むなんて。
斜陽の英国なんてものじゃないわよ。
もう、終わっちゃうわよ、この国。
世界中からせせら笑われていることに、気付いてもないわよ、きっと。
3月29日が最終期限だというのに、ギリギリになってようやく本気モードになって、もあーでもないこーでもない、あーこれはダメあれもダメ、って、結局何も片付かない。
二年も時間あったのに。
今週は三日連続で下院での議決があって、予想通りに

1)メイ首相の離脱案、否決される (メイさん、またしても思いっきり負ける)

2)合意なき離脱を回避することを、可決 (メイ案ではない、つまり、メイさん負ける)

3)メイ首相の案、しょーない、こうなったら離脱を三ヶ月延期して6月下旬にする、可決 (注、メイ案に賛成票を投じたのは、実はメイさん率いる与党の保守党ではなく、殆どの野党さん達。保守党議員は過半数が延期に反対、やっぱりメイさん、負けている)


と、メイさんの三連敗。
それでもメイさんは辞任しないし、されても困るし、辞任しないことに批判もでないくらい、それくらい、ぼろぼろの英国国会。


英国下院が、EU離脱を延期したいと申し入れても、それを許すかどうかはEU次第。
それより笑ってしまうのは、5月にEUの議会議員を普通選挙で選ぶ、欧州議会議員選挙が予定されているんですね〜
で、いちおう『離脱』を予定している英国ですが、離脱延期するならこの選挙にも参加しなくてはならなくなるかも、とか。
(それよりも、これだけ時間かけても訳分からない方向にしか向かっていない英国が、たった三ヶ月の延期でなんとかなるとは思えないんですけど。これが普通の状態だったら、少なくとも保守党は党首のクビのすげ替え、できれば解散総選挙またやらなきゃならないのが道義なんだろうけど。時間もないし、更に面倒くさい人が党首になったり内閣に入ったりするよりは、今のままのほうがいいのかも〜?)


なにやってるの〜?


でも、私もなにやっていたんだろう、夏休みのあいだ。
計画性がなくてぐーたらだったので、いっつも最後の宿題してました。
今の英国国会を見ていると、昔の自分を思い出してしまいます。


期限切れる前に、まだまだメイ首相が下院に改訂案を提出するようで、反対派の議員さんの説得に奔走しているようです、
EU離脱強硬派で合意無き離脱を支持している保守党の議員さん達のなかには、期限までに離脱できないよりはメイ案に賛成したほうがマシ、と言い出しているそうです(もっと早く気付けばよかったのに)。
最終的には、過半数に足りない保守党と連立を組んでいる北アイルランドの民主統一党が大きく動向を左右しそうです。
(だから解散総選挙なんかやらなきゃよかったのに。していなかったらもっと簡単に下院での合意が得られてたのにね〜。
それよりも国民投票なんか軽々しくやってしまったのが、大本の大失敗ですが)


そういうわけで、英国のEU離脱にともなう悲喜劇は、最後の最後まで、まだまだ続くのでありました。
(ちょっと、飽きてきた)


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