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不思議なことに、ヒーローはダークヘアと相場が決まっている

前回のブログで、髪の毛の色のことを触れたのですが(『赤毛のアン』だけじゃない、英国では今でも赤毛はイジメられる)、ちょっとその関連のことでずっと気になっていたことを書きたいと思います。


ハリウッド映画とか、8、9割は髪の毛の色でキャラ決まってるよね問題、です。


一応英国からブログやっている身なので、ハリウッド映画化され原作も世界中でベストセラーとなり、誰もがちょっとは知ってるハリー・ポッターシリーズを例に挙げたいと思います。


まず、主人公のハリー。
物語のヒーロー。正義感が強くて、人望がありリーダー格でもあり、賢く、勇気があり、女の子からもそこそこ人気者。
黒髪、ダークヘア(dark hair、茶〜黒い髪の色)です。
ぽた2

親友のロン。
主人公のサポート役。三枚目的。コミカル、ちょっとおばか。すごくいいヤツ。あったかい。癒し系。
赤毛。
images.jpeg


いじめっ子のドラコ。
主人公のライバル。敵。性格が悪い。『悪』側に属する。
金髪。
images-1.jpeg


多くのハリウッド映画では、だいたいこの3種類の髪の毛の色が、男性キャラの役割や性格を決めてしまうんです。
(というか、キャラの役割や性格が、髪の色を決める、かな? どっちでもいいや)
スーパーマンやスパイダーマンなど、スーパーなヒーローの殆どはダークヘアです。
FBIの捜査官役が主役の時は、だいたいダークヘアです(ツイン・ピークスのクーパー捜査官とか)。
良い人、正義の見方、悪と戦う役、ほとんどダークヘアです。
だから、主役級を多く務める俳優さんは、地毛がダークヘアであることが多いです(というか、ダークヘアが人口比でも一番多いと思う。赤毛とかブロンドって、そんなにいない。リアルなブロンドは、アングロサクソンやケルト系では本当に少ない)
トム・クルーズも、シルヴェスター・スタローンも、ヒュー・ジャックマンも、クリスチャン・ベールも、ダークヘアです。



大雑把に分類すると、髪の毛の色によるキャラのステレオタイプはこんな感じですね。
1)ダークヘア
主役、善人。正義の味方。スーパーヒーロー。二枚目。


2)赤い髪
三枚目。お笑い担当。善い人なんだけど、ちょっといい人すぎて騙されたりオバカなことやったり。でも憎めない。人格者。
例。ハリポタシリーズで、ロンの兄、ビル・ウィーズリーを演じたアイルランド人のドーナル・グリーソンは、ハリウッドでも活躍する売れっ子俳優さん。
が、赤毛のためか、主役を果たしているのに、ちょっとオバカでお人好しの役が。
たまたま私が観たのが『FRANK -フランク-』(2014)と『エクス・マキナ』(2015)だったせいもあるのかも知れませんが。


3)ブロンド
悪。敵。ライバル。犯人。狡猾。外国人(つまり、アメリカ人以外の白人)。謎に満ちている人。女性/男性を誘惑するセクシーなキャラ。


勿論、全てのハリウッド映画に当てはまる訳でもないけれど、このステレオタイプの髪の毛論って、無意識に多くの人にあると思います。
私も無意識に影響されている、かも知れない。
私が気に入るのは、男性ではダークヘアばかりです(つまり、日本人も含む)。
金髪好きの日本人女性に出会ったときは、びっくりしました。
洋楽聴いたり海外映画やドラマ観ていたら、洗脳されてダークヘア好きになるんだと思ってました。
私が子供のときは、そんなにテレビで外国のドラマもやっていなかったしそれほど海外映画も観る機会がありませんでした(国産のアニメばっかり)。
そんな私が唯一観ていた海外ドラマは、『大草原の小さな家』(かなりいい年いってるのがバレる〜)。
おとーさんのチャールズ・インガルス、ダークヘアだもん。





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『赤毛のアン』だけじゃない、英国では今でも赤毛はイジメられる

このあいだ、英国人の連れがかつての知り合いを偶然パブで見つけて二人で盛り上がっていました(会話の内容は、共通の知り合いをネタに思い出話をして笑ってました。ま、悪口っていえば悪口なんですけど、このネタの対象の人物はいわゆるサイコパス的な側面があるので、被害者が多いので仕方なし。古今東西、老若男女を問わず、人間とはそーいうものです)。
25年ぶり。
腹がでたり、髪の毛が薄くなったり、髪の毛がなくなったり、全くの別人になってもおかしくはない時間ですが、連れは一瞬にして彼だと分かったそうです。
髪型が、全く変わっていなかったから。
25年たっても、オレンジ色の髪の毛をチャウチャウのようにモッサモサ。
立派な赤毛です。
多分、50歳過ぎているんんだろうけど、髪の毛は薄くなっていないし白髪知らずで、髪質も色も変わらず。
若いときの髪型を守り続ける、なんともいさぎよくてカッコいいです。
しかも、赤毛をこんなにプライドをもって世間にアピールしているなんて。
素晴らしい。


赤毛がイジメの対象になるって、世界的に有名な名作『赤毛のアン』のお話ではなく、現在でも英国では日常茶飯事のようです。
例えば、映画版『ハリー・ポッター』の多分2作目で(間違っていたらごめんなさい)ロンの赤毛が馬鹿にさrているシーンがありました。
ダイアゴン横丁で、ドラコの父、ルシウス・マルフォイがロンの家族をおとしめて行った発言か、そんなものだったと思います(間違っていたらごめんなさい〜)。


それから、シンガーソングライターのエド・シーランがツイッターを中止する騒動がこの7月にありました。
エド・シーランへの誹謗、中傷があとを絶たなかったようです。
そして、その内容に、愕然としました。
ginger(赤毛の人への蔑称)という書き込みばかり。
勿論、普通の青年がギター一本で成功して、由緒あるグランストンベリー・フェスティバルの大トリを務めたことへやっかみと妬みなのでしょうが、度をこえています。
(グランストンベリー・フェスティバルのトリがロックやインディー系のアーティストやバンドじゃないと、いつも一部の人間が文句を言うのが決まり事。グランストンベリー・フェスティバルなんてとうの昔に商業主義に走って、そんなにいいバンドやアーティストはいないから、真面目に怒ることでもないのに。ヒマな人もいるものです)


ウィキペディアの赤毛の項目にも、Modern-day discriminationというのがあります。
赤毛のために虐待や犯罪の対象になり家族で引っ越した例や、赤毛のためにセクハラとイジメの対象になり正義を勝ち取った例など、異文化から来た者にとっては全く理解不可能の『赤毛への理由なき差別』は続いているようです。


大概の日本人にとっては、髪の毛の色なんて関係ありません。
ガイジンさん、で、ひっくるめる。
ある程度英国滞在の長い人でも、赤毛のことをブロンドだと信じ込んでいる人もいる。
そのくらい無知のほうが、いいのかも。




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かつて人気だった音楽ファンの聖地、Dablin Castleの現在

カムデンにあるダブリンカッスル、Dablin Castleというパブは、ウィキペデイアにも載っているほど有名なところでした。
パブと併設されているライブハウスは、アマチュアバンドやミュージシャンの登竜門としてよく知られており、音楽ファンはよく飲みにきたりライブを楽しんだり、ミュージシャンや音楽関係者もよく来るパブというウワサでした。
かつては、人気のパブだったのです。


でも。
2017 d. castle


久しぶりに来たダブリンカッスル、なんとなく閑古鳥。
2017 d castle2


最後に来たのは、十年以上前だったと思う。
週末だったせいか、演奏するバンドが友人、知人、会社の同僚、縁戚から近所のおじさんおばさんまで呼びまくったのか、にぎわっていた記憶があります。
久しぶりに訪れたダブリンカッスルは、席空き放題、座りたい放題。
3〜4つのバンドが一晩で演奏するので、そのメンバーとそのお友達らしき人達が大半で、パブに飲みにきた人達はたいして長居もせず。


そうだよねー。
外出するっていうと、大抵東ロンドンだもん。
カムデンなんて、滅多に来ない。
東ロンドンのショーデッチとか、クラブもパブもカフェもアートギャラリーも、お店もたくさんあるし、人もいっぱいいるし、人気のパブとかお客さん溢れかえっているのが普通。
そういった環境になれてしまっているので、かつてはオシャレでよく遊びに行っていたカムデンが廃れかかっているのに、ちょっとショック。


ライブハウスも、そんなに人いませんでした。
連れの昔の知り合いの人の知っているバンドが演奏をするというのでお付き合いで行ったので、とりあえず写真も撮ってあげました。
そうしたら、後で知らない女性から声かけられました。
「私達の写真も撮るんでしょ?」
他のバンドのメンバーだったようです。
まず、バンド名とか自己紹介してよ。
ダブリンカッスルで演奏する無名のバンドなんて、いまどき誰も興味ないですよ。
なんとも、横柄な人でした。
写真撮って欲しかったら、知り合いに頼んでください。
カムデン変わったなー。
外国人見たら声かける人がいるって、どんな田舎になってるのよ。
東ロンドンだったら、ライブハウスやお店やパブやレストランで東洋系よくいるから、そんなヘンな用件で声をかける人はまず無いと思います。
(東ロンドンのオシャレなエリアでは、人々はプライドも高いし野暮ったく思われたくないと思うの)
2017 d castle


やっぱり、東ロンドンのほうがいいなあ。
Shoreditchは観光地化しまくって特に週末はお上りさんの街になってますが。



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ロンドンの街で見つけた雅な日本

何気ないロンドンの日常の風景に、雅なものを見つけてしまいました。


ゴミ箱に。
2017  ごみばこ


なんと。
百人一首ですか?
2017 ごみばこ2


いにしへの 奈良の都の 八重桜
けふ九重に にほひぬるかな

            
教養がないので、調べました。
詠み人は、伊勢大輔。
紫式部や和泉式部らとともに、藤原道長の娘彰子に仕えた女房。
現在風にいうと、たいしたエリートの家庭の出身ではないけれど、頭の良さと高い教養でキャリア街道まっしぐら、インテリ文化人として世間から尊敬された女性ってことでいいのかな?


こんな雅な風景が、ロンドンにもあるなんてなんて『いとおかし』。
ゴミ箱に和歌をしたためた方のセンスのよさに脱帽です。
1000年の時を超えて、更に古都京都からも遠くはなれたこの地で、百人一首に遭えるなんて。
どなたかは存じませんが、ほっこりとした雅な日本を感じさせていただきまして、ありがとうございました。




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ツイン・ピークス最終話。ネタバレちょい含む。

最終話、観ました。
いろいろわからない。
嬉しい、やっぱり、スッキリ終わってくれなくて。
十月下旬に TWIN PEAKS: THE FINAL DOSSIER という本が出版されるので、その内容よっては全く別の見方をするようになるかも知れません。
今現在、明解にツイン・ピークスを説明すると、『シュールな映像作家が描いた多次元/夢落ち/ループもの』で、いいと思います。
(つまり、一見非常に分かりにくい)



1)森のシーンの減少、林業の廃退
今回、私の記憶に強く残っているシーンは
・ジェリー・ホーンの右足がI am not your footと語りかけてくる
・ステーブと愛人との最期の語り、トトロがでてきそうな古くて立派な巨木で(日本だったら、神木として祀られています)
・ジャックラビットパレスの一連

云々、森関係が多い。

多分、今回の新シリーズで一番私が違和感を感じたのは、うっそうと生い茂った木々のシーンが減ったこと。
オリジナルや映画では、若い恋人達は森の中で落ち合ったり、森の中を逃げたり、ウィンダム・アールは森の一軒小屋に隠れたり、深い緑に象徴されるシーンが多い。
パッカード製材所もなくなってしまい、安い木材が外国から入ってくるようになったのか、自然破壊を怖れてか林業はほぼ廃れているようだし、最近のツイン・ピークスの主要産業は何なのかよく分からない。
25年前のツイン・ピークスの町には、製材所や木材の運び屋の仕事(シェリーの夫、レオもやっていた仕事)など、安定して給料のそこそこよいブルーカラーの仕事が多くあったはずだ。
きっと、ブルーカラーの仕事はこの25年で激減したのだろう、他のアメリカと同様に。
最近では、ジェイムズはホテルの警備員の仕事、そし高卒で資格も無いスティーブは仕事がない。
スティーブにきちんとした仕事があったら、もう少しマシな若者になっていたかも知れない。
(製造業の減少にともない失職して、安い給料の仕事に甘んじるしか無いブルーカラー階層の多くがトランプに投票したのを思い出す)
木と共に生き、木で生活をしていたツイン・ピークスが、サービス業に頼るようになって、馴染みの風景が減ってしまった。

ラスベガスのシーンは、建物や街並、登場人物さえも何もかも人為的で、風景もキャラもマンガのようで、観ていて楽しかったけれど、大きく感情を揺さぶられることは殆どなかった。
(119と叫んでいたアルコール/ドラッグ中毒の女性とその子供がある意味一番人間的だったかも。人工的な街、ラスベガスで上手く生きていけない人達だったから)


2)クーパーとファイアマン、ちょっと利己的?
ホントにファイアマンは、わざわざ英国から若者をリクルートしてきたの?
特別なパワーを授ける相手は、他のツイン・ピークスの住民(メインの保安官達は万が一のための待機要因としても、ジェイムスとかエドとか、いくらでもしっかり仕事をしてくれる人はいそうなのに)。
ゴードン/フィリップ達の計画がいまいち、う〜ん。
そんなに簡単に、全く関係ない人物をリクルートできるのなら、アジトにいたレイの仲間にあの緑の手袋を渡してしまえばよかったのに。
ただ、ここに至までに既に何度もトライして失敗してループしまくっていたのかも知れない。
そして、クーパー。
ダギーというトルパは子供をもうけた(それが可能ってことがよく分かりませんが。ダギーが消失しても、子供には影響ないって?)。
そして、またトルパをジョーンズ家に送る。
それがジェニー・Eやサニージムにとって一番幸せなことかも知れないけれど、それよもクーパー本人が幸せになりたいからトルパを作ったのでは?(トルパと本体は、どこかで繋がっているみたいだし)


それよりも問題なのは、フィリップに、ローラが亡くなった日に戻りたいと要請する。
そして、ローラを帰宅するようにうながす。
性的に虐待する父親のいる家庭に、帰るように。
ローラが殺されないようにするため?
それが一番大切なこと?
あの日、ローラが助かったとしても、あれ以上可愛い良い女子高生を演じることも不可能になっていただろう。
父リーランドの虐待は続き、ローラはコカインを摂取し続け、ドラッグのお金欲しさに売春を続け、親友のドナも恋人のボブもジェイムズも何も出来なかったかも知れない。
それか、ローラは自殺を図ってしまうか、ドラッグの過剰摂取で死に至ったか。
クーパーの行為が、よく分からない。
ただ、今回の新シリーズで感じたことは、クーパーはちょっと変わっているけれどしっかり者で倫理観の高い尊敬できる人物というわけではない、ということ。
まだ高校生だったオードリーの恋心をやんわりと優しく断ったけれど、その時生まれた欲望はドッペルゲンガーのクーパーに受け継がれてしまった。
ダギーのクーパーは、オードリーの象徴、警察署にいた女性が履いていた赤いハイヒールに魅惑される。
そして、同じく赤いヒールを履いていたジェニー・Eと枕を交わす。
オードリー、そして彼女とドッペルゲンガーのクーパーの子供、リチャードへの責任感とか罪悪感はないのだろうか。
トルパと関わったジョーンズ一家だけを幸せにして。
そこに欺瞞を感じざるを得ない。


3)もし続編があるとすれば、更にセカイ系っぽくなるかも
ログレイディのお言葉、Laura is the one。
最初はローラが『セカイを救う』救世主という意味かと訝しがってしまったけど、最終話から察するに『ローラが救われる』ことが『セカイを何かから(ジューデーから)守る』から ”Laura is the one” と解釈するほうが自然であるような気がしました。
オリジナルテレビドラマ版では、最初のクーパーの使命はFBIの特捜官として、ローラを殺した犯人を探すことだった。
『リターン』は、ボブの破壊とは、序章に過ぎなかったことに後半になってようやく分かる。
クーパーの真の任務とは、ローラの人生を変えること。
邪悪な何か、ジューデーが世界を破壊/侵蝕しないように。

いわゆる日本のアニメ等でよく使われる『セカイ系』的構造が見え隠れする。

八話終了後の感想でも書いたけど、ツイン・ピークスがエヴァっぽくなっていると感じた。
終了後、ほぼエヴァだと思った。
クーパーも、碇シンジ君的に欠点の多い人間のようだし。
ファイアマンも、完璧ではない。

私の見方が間違っていると思いますが、日本のアニメ的見方をすると、ツイン・ピークスがしっくり入ってくるのです。
勿論、これからも誰かの考察を読んだり聞いたりTWIN PEAKS: THE FINAL DOSSIERを読んで、私の思っていたことが全部ひっくり返されるて目からウロコが落ちるような経験を何度もすることになるでしょう。
自分の見方が間違っていたと気付くことさえ快感だから、ツイン・ピークスは止められません。




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ツイン・ピークス、最終回前のもやもやをただ解消する落書き(ネタバレあり)

ツイン・ピークスがこの日曜日にダブルエピソードを放映して、シーゾン3に幕を閉じます。
最終話がもう少しで観られると思うと(月曜日には英国で観られる〜)、嬉しいような悲しいような。
こんなに脳みそをすっちゃかめっちゃかにかき回してくれるテレビシリーズって、なかなかないものねー。
キャラに感情移入して心ゆさぶられるし、ホラー/スリラー要素もあるから手に汗握ってしまうし、展開が予想できなくて謎が多過ぎていつでもどこでも考えてしまうし。
疲れるから、もう解放されたい〜。


とりあえず、いくつもの謎があるけれどそのかなから幾つか凄く気になること。


1)リンダって、誰?
トレーラーハウスにリンダという人が住んでいるらしい。
でも、これがファイアマンが意味したリンダなのか?
シーズン3の主要な女性の新キャラ達の名前には、不思議な共通点がある。

CANDIE (CE)
NAIDO (O)
LINDA (L)   名前だけで登場はしていませんが
DAINE (E)

各名前から、カッコ内のアルファベットを抜くと、ANDIの四文字が共通している(ANDI+E → ANDY?)。
(抜いたアルファベットで、COLE ゴードン・コールの名前が出来るんだけど、こじつけすぎかな)
何かあるのかな?
ネットでは、ダイアンはナイドーではないかという説が拡散しているみたいだけど、納得出来ない。
(ダイアンの日本語読みを逆さにするとナイドーになるという、なかり強引な説を聞きました)
ダイドーは日本名だというデマがホントになってるみたい。
しかも、ダイアンの服とか家が日本ぽいとか、もうわからない解説も聞いた。
ただ、これがウィンダム・アールの変なオリエント好きと絡んでいるとしたら、この説、私買います。
ウィンダム・アール、尺八吹くし、盆栽に盗聴器仕込んで送り込んだし。


リチャードの双子とか、アーニーの娘とか、ダイアンの娘とか、諸説ありますが、私が個人的に好きなのはキャンディーがリンダ説。
三人娘の名前は、キャンディー、マンディー、シンディー。
本名は、別にあってもおかしくない。
クーパー/ダギーにチェリーパイを取り分けてから、キャンディーの幻覚(?)がおさまっているようです。
それに、ミッチャム兄弟が、キャンディー達とツインピークスに行くことになってしまいました。
クーパーがここまでミッチャム兄弟に信頼をおいているのは、キャンディーの保護者代わりとなり面倒をみてくれていたからだと考えると、いろいろしっくりきます(個人的に)。


2)レッドって、何者?
ドラッグの密売人であるレッドを疑っているんですけど。
レッドはトレモンド婦人の孫である可能性もある(マジックつながり)。
この人余り出てこないけれど、もしかしてリチャードの人生を狂わせた張本人?
リチャードに、俺に逆らったら脳みそ喰らってやる、とかそんなことを言っていたような。
ブラッグロッジ/コンビニエンスストア/ウッズマン関係の存在っぽい。
レッドから謎の麻薬を買った人が、ロードハウスの特定のテーブルに登場する人達なのかなあ、とか考えたことも。


3)フレディー、何のために?
アヤシいヘンで古風なコックニー訛りを喋るフレディー。
なんだかいかさま臭い。
本当にファイアマンは、彼にツインピークスに行くように指示したの?
彼本人は、いい人だとしても、彼の話が信じられない。


4)アンディーがファイアマンに呼ばれたのなら、ルーシーにも大きな役割があってもいい
アンディーがファイアマンに出会って見たビジョンに、アンディーがルーシーに何かを魅せるようなシーンがあったから、これって重要な伏線ぽい。
あと、彼らの息子のウォーリーにも。
このカップルが、ツインピークスで一番幸せで愛に満ちてほのぼのしているから。
ウォーリー再登場、期待してます。


5)時系列の謎のひとつ、オープニングシーン
最初のファイアマンとクーパーの会話は、時系列的にはこのシーズン3の最後に来るのでは?
クーパーがいたのは、レッドルーム。
そこからファイアマンのいる『ホワイトロッジ』(多分)に、呼ばれていなくてはならないけど、そんなシーンは観たことがない。
だとすると、430、とかリチャードとリンダの意味も違ってくるかも知れない。
それか、全く別の次元でのお話か、他の『クーパー』なのか。





それから、最終話への期待と不安が高いので、最近では『こんなツインピークスの17/18話はイヤだ』とお風呂のなかで考えてストレス解消していました。

『こんなツインピークスの17/18話はイヤだ』

・ラスボスが、ボビー
・ラスボスが、ドクター・ジャコビー
・ラスボスが、チャド
・ラスボスが、ラッキー7保険会社のボス
・ラスボスが、タミー
・ラスボスが、チャーリー

・最後のシーンから、突然ゴードンが監督ディヴィッド・リンチに戻って、「カーット!」
撮影シーンに切り替わる
俳優のみなさんスタッフのみなさん、おつかれさまでした〜、というエンディングを迎える
(そんな映画あったよねー)

・謎を全部細かく説明してくれて、その後ネットで語ることが何もない

・リンダもジューデーもビリーも誰か分からない、謎のまま終わる(これは、あり得なくはないなー)

・ドッペルゲンガーのクーパーとそのトルパ全20体が登場して、歴代レッドレンジャー大集合みたいなノリになる

・若い時にボビーが過って殺して埋めた麻薬の密売人の死体が森からでてきて、保安官達がクーパーどころではなく右往左往(映画Fire Walk With Meでそういうシーンがあったのに、誰も何も言わないから。ずっと疑問。おかげでボビーがマトモな大人になったとまだ信じられないでいる)

・ローラvsボブ/ドッペルゲンガークーパーのアルマゲドンに突入

・「25年後にまた会いましょう」と、再びローラに言われる



さて、どんな最終回になるのでしょう。
そして、シーズン4としてまた馴染みのキャラに会えるのでしょうか。
わくわく。
そして、終わってしまうことへの寂しさ。
何はともあれ、楽しみ楽しみ。




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ツイン・ピークス14話、鑑賞直後の感想(ネタバレ含む)

以前下書きした14話の感想がほったらかしになっていたので、遅れましたが公開します。
ツインピークスネタは、私個人の覚え書き程度なので気にしないで下さい〜



14話鑑賞後の感想

これって、ビューテフルドリーマーっぽくない?
(なんでもマンガとかアニメに還元してしまう、私の悪いクセ。八話ではエヴァっぽいと感じたし)
ゴードンが夢を語るシーンで、夢落ちが示唆されてますから。
あと4話を残してこの発言、逆に単なる夢落ちである訳は無い、という印象を受けます。


ツイン・ピークスの世界とは、多分、夢と次元の違う二つ(以上)の世界の混合、そして登場人物の(多分クーパー以外の)ドッペルゲンガーとか『製造された』存在も共存している。
その夢は、しかも個人の夢(多分クーパー)と或る集団が共有する夢の混合であるかも知れない。
夢落ちとか多次元とかループとか、そんな簡単な概念では多分説明は無理ってことになるんでしょうね。
前作のテレビシリースと映画と今回の18話、それだけの長い話と数多い登場人物、それらのエピソードや幾つもの夢やドッペルゲンガーが混在しているとしたら、絶対、18話を見終わった後で頭パンクします。


以前ふとクーパーの夢ではないか思ったことがあったのは、彼の異常なまでのブラックコーヒーへの偏愛。
夢から覚めたいけれど醒められない、それでカフェインを過剰摂取しているのではないかと。
勿論、他の人の夢、或は登場人物が共に見ている夢、という可能性もあると思います。
そして、その夢がモザイクのように繋がっているかも。


あと、以前感じた別のことは、ツイン・ピークスの住民はロッジに何かしら関わっている一種の『フェアリー』のような存在なのではないかということ。
ツイン・ピークスとは、二つの山の山頂、女性の胸の象徴ではなく、ブラックロッジとホワイトロッジという二つのロッジの隠喩以上に、そこでは二つの世界が同時に平行している、または本体とドッペルゲンガーが存在している?
ゆえに、住民は二つの世界に同時に或は別々に存在したり、移動したり、違う世界を見たり感じることもあるのではないのか(13話の最後もシーンで、グラスの反射したエドが違う動作をしていた。7話の最後では、RRダイナーの客が一瞬にして変わってしまった)。


私が勝手に疑っている点は、以下の通り。
1)ダギー/善い方のクーパーの環境は、誰かによって仕組まれたもの。
両手でコーヒーカップを抱えるようにして飲んで、キャッチボールも出来ない、車の運転も出来ない、相手の言った言葉を繰り返すだけ。
それなのに、ダギーの周囲の人は、誰も彼のことを心配せずに、彼を讃えて愛して幸せになる。
お伽噺以下のレベルでしょ、これ。
現実味がなさすぎる。
13話で、皆が幸せになったり心を入れ替えたり、時々幻覚を見ていたか夢の世界をいったりきたりしていたか(実は現世に来たローラ・パーマー、という説も聞いたことあるけど)キャンデーもすっかり心を取り戻したよう。
幸福感の後に、悲劇や事件が起こるのは、物語としてはよくある展開。
オリジナルのテレビシリーズでも、終盤で多くのツイン・ピークスの住民が愛を見つけたり心を入れ替えたりした直後に、悲劇が雪崩となって押し寄せました。
ダギーの周囲の人々が、意識して演じている訳ではない可能性もあると思いますが、すべては誰かが周到に用意した舞台環境だと思います。
マイクもクーパーに、trapped(策略にかかった)と言っていたと思うのですが。
「みんな幸せでいい人、ハッピーなドギーワールド」の目的は、クーパーを覚醒させて素のFBI捜査官に戻さない為、と思います。
みんな幸せだからそのままでいいでしょ、とクーパーを騙しているのでは?
それでなかったら、夢落ち?


2)アンディーがファイヤーマンに選ばれた理由は?
多分、アンディーが純粋で本当にいい人だから。
でも、それだけ?
保安官達がブリックス少佐の残したメモの探索に山に入る前に、ランチの配分のシーンがある。
わざわざ、サンドイッチの種類が述べられる。
ターキーとチーズ、ハムとチーズ、ビーフとチーズ、チーズのみ。
これほどドーナッツが登場するショウなのに、ドーナッツの種類について、言及があった記憶が無い。
なのに、わざわざサンドイッチの種類について、脚本を書く?
しかも、チーズのみはアンディーということが分かる。
アンディーは、もしかしてベジダリアン?
ビーフはトルーマン。
ボビーとハンクは?
ローラの母、セーラがおそらくは店で売られていたターキージャーキーを見てひどく動揺していたシーンがあったためか、ターキーに何かあるのかと、ちょっと疑っている。
クリームコーンがGarmonbozia、苦しみと悲しみの象徴として描かれたように、ターキーも何かある?
このサンドイッチの選択が、ファイヤーマンがアンディーを選んだ理由の一部といいうのは考えすぎかな?


3)夢落ちだとしたら、夢前案内人はいるのか?
押井守の代表作、『うる星やつら』の映画『ビューティフルドリーマー』では、夢の世界をかもしだし与える『協力者』の存在が。
ツイン・ピークスのもいるのかな?



14話は、8話に続いて重要なエピソード。
つまり、謎が一気に増えました。



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去年発行の新5ポンド札、既にボロボロ

プラスティック製の5ポンド札が導入されたのは、去年の9月13日。
それから早一年。
紙製のプラスティックの紙幣と違って、濡れないし、折り目も殆どつかないし、とにかく頑丈。
手先が不器用で大雑把で、モノを素末に扱うのが大得意な英国人にとっても適した新札の登場だと歓迎しておりました。


しかし、そこは英国人。
期待を裏切らない。
一年もたたないうちに、ごちゃごちゃに取り扱われ既にボロボロになった5ポンド札に遭遇する機会が増えてきました。

2017 £52

2017 £51


折り畳んだ皺が幾つもあるうえに、端っこが折れている。
普通に扱っていても、ここまでならないと思うんですけど。
どうやったらこの強固で折っても折れないプラスティック製の紙幣をここまでくちゃくちゃに出来るのでしょうか。
ここまでやってくれると、エリザベス女王への敬愛とか、チャーチルへの尊敬とか微塵も感じない。
さすが英国人です。
(私もこのくらい大雑把で粗雑でストレスフリーに生きたいと思います)


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