ぷう猫が旅に出て一年たちました

ぷうがいなかったら、英国みたいな国で生きていけるなんて思っていませんでした。
なんとか、頑張っております。
ぷうがいてくれたから、ぷうがもふもふしてくれたから。
なんとか、なる。
私の人生、もっともっと、弾けてみせる。


ぷうは、本当に良い子でした。
2010年の末から、当時19歳の先住猫のぱっちゃんが一気に老化が進んで調子が悪くなりました。
ベッドで寝ていたのに、それも辛くなったのか、ソファの上で昼も夜も殆どの時間を過ごすようになりました。
それから4ヶ月、ぱっちゃんが旅立つまで、ぷうはずっとぱっちゃんの傍にいるようになりました。
この二匹、仲良しではありませんでした。
いつも距離を保って、一度も抱き合うこともなく、すぐに「シャーッ」と威嚇し合う仲だったのに。
ぷうも、よく枕元に来て一緒に寝てくれたのに、それ以来全く来てくれなくなりました。
遊んだり、走ったりすることも殆ど止めて。
ぱっちゃんの近くで、ぱっちゃんの寝息の聞こえるところではないと、安心できなかったんだろうな。
それまで暴れん坊だったぷうはとてもおとなしくなってしまいました。


そして、ぱっちゃんがいなくなってから一年以上、ぷうは殆ど遊ばなくなりました。
人間風に言えば、多分介護疲れ、そのあと一種の鬱状態。
ぷうは、もともと繊細で神経質な子。
よその人は大嫌いだから逃げるし、引っ越して一週間も布団の下で隠れて過ごしたほど。
それだけ神経の細いぷうは、空気の読めるにゃんこ。
ぱっちゃんのことを気遣って、心配して。
ぱっちゃんがいなくなっても、なんとか元気になってもらおうと頑張ったけど、もとに戻るのに一年もかかってしまいました。
ありがとう、ぷう。
猫星で、ぱっちゃんと、仲良くもふもふしたり、ケンカしているのかな。
いつか逢いにいくから、待ってて。



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『ツイン・ピークス The Return』八話まで感想、ネタバレあり

デヴィッド・リンチ監督によるアメリカのテレビシリーズ『ツイン・ピークス The Return』、日本でも放映が始まったようです。
嬉しい、これですぐにいろいろな考察が日本から発信してきますね。
そういう訳で、以下はエピソード8までのネタバレというよりは、勝手に私が感じたことです。























八話のぶっちゃけた感想。
これ、エヴァっぽくなってない?
でした。
(ツイン・ピークス的だとか影響を受けたとか言われたアニメ『新世紀エヴァンゲリオン』シリーズっぽくなるのかな?)


ここまできて、ホントに思ったこと。
『ツイン・ピークス The Return』の日本人の意見が聞きたい。
主にアメリカ人のファンによる解説とか考察とか、とくにエピソード8に関しては調べてみたんだけど。
うーん。
結局、善悪二次元論的なものにいきついてしまうファンが多いみたい。
エピソード8を観たら、日本人なら多分きっと多くの方が違う感じ方をする、と思うのです。
リンチ監督は善悪で割り切れるような単純な人間観や世界観をシュールで不可思議な作品に反映するとは信じたくないのです(←祈ってます、そうならないことを)。


「日本人なら多分きっと多くの方が違う感じ方をする」と思う理由のひとつは、8話で人類初の核実験、1945年7月16日に実施されたトリニティ実験がでてくるのです。
ゴードンのオフィスの壁にかかっていた、マッシュルーム型の爆発の大きな写真が飾ってありましたが、これのことだったのでしょう。
その実験によって『ボブ』が誕生したらしい、というのが分かります(或は既に存在していたボブが『放出』された?)。
『ボブ』は絶対的な悪の象徴として捉えているアメリカ人のファンが(ネットで調べた範囲では)多いのです。
が、オリジナルのツイン・ピークスの中の『ボブ』はローラ・パーマーの父、リーランドに寄生した「快楽殺人犯」であって、サイコパス的な人間の一面を象徴化した存在であったと記憶しています。
政治的や宗教的にその影響力を広げて人類や世界を征服するようなタイプの『悪』ではないと思っていたので、世界のパワーバランスを変え、人類の歴史を変え、虐殺の兵器をして使用された核との因果関係がよく分かりません。
核兵器の存在が『ボブ』に影響しているとしたら、世界征服くらい企んだっていいような気がします。
それとも、『ボブ』そのものが環境によって変化したり、『ボブ』は複数存在するのか、寄生している人間によってその存在理由や性質が変わる、と見た方がいいのでしょうか(次元が違うと違う『ボブ』なのかな)。
(だとしたら、ローラ・パーマーも性質や存在意義が変わる可能性あるかも)


ここまで観て、ツイン・ピークスに対して今現在不安要素が二つあります。
1)もしかして、神話っぽくなるの?
2)もしかして、ループもの?


アメリカのテレビ番組で、しかもあのデヴィッド・リンチが監督していて、一世を風靡してテレビドラマの在り方に大きな影響を及ぼしたツイン・シリーズの続編なので、私の期待値は非常に高いのです。
それなにの、ここまできてツイン・ピークスの世界が、ここ昨今アニメやマンガなどてよく使われる『ループもの』で、しかも一種の『現代の神話作り』的なものだとしたら、かなりがっかりなのです。
核実験で『ボブ』が誕生したので、『ボブ』に対峙するもの/この世を救うもの/その影響力を変えるものとして『ローラ・パーマー』がこの世に送り込まれた。
八話を観ると、そういったシナリオなのかなと思ってしまいます。
『ローラ・パーマー』とは、父親に虐待され、クスリに溺れた可哀想な女子高校生だったかれど、それ以上の何かでは確かにある(映画版では、ローラは『ボブ』からロネット・ポラスキーを奇跡的に助けている)。
ロッジに存在し、クーパーと会話するということは、単なる普通の女子高生ではない(この時点で、クーパーも単なるFBI捜査官ではないと思った方がよさそう。クーパーはホワイトロッジの捜査官、という説を聞いて、頷ける。一話の冒頭部分で巨人から捜査の指示を受けているのかも、ということです)。
では、一体、何者?
救世主?
(ローラ・パーマーよ、神話になれ、って感じ? )


『ループもの』だと感じたのは、八話のこの一連の流れ。
『悪い方のクーパー』(ドッペルゲンガー/ボブ)が撃たれて、アヤシいおっさん達(Woodmen)がその体によってきて、ボブが『悪い方のクーパー』の体内から『排出』(?)され、そして『悪い方のクーパー』再び蘇る。
すると、ロード・ハウスでアメリカのロックバンドのナイン・インチ・ネイルズの演奏が始まる。
このシーンが、一種の宗教的な儀式のようでした。
それまでのロード・ハウスで演奏された、たいして有名でない或は全く無名の、適当にポップで聞きやすい音楽ではなく、はげしくて重い、ナイン・インチ・ネイルズによる『She's Gone Away』という曲で、まるでローラ・パーマーのことを歌っているような歌詞です。
(ボブが離れる/いなくなる/消えるということは、それと対峙するローラもいなくなる、と示唆しているのかな? とも感じるのですが。謎すぎる)

そして、1945年7月の人類初の核実験テストのシーンに入るのです(トリニティ実験)。


そして、この新作が、旧作と全く違う次元や世界の話であるというヒントは、散りばめられています。
まず、ルーシーとアンディーの子供、ウォーリーの誕生日が合わないこと。
マーロン・ブランドと同じ誕生日というから、4月3日に生まれたことになります。
オリジナルのお話は、1989年の二月下旬から一ヶ月余りの出来事を描いたもの。
なのに、当時ルーシーはまだ妊娠初期だったので、時系列が合わない。
去年発売されたThe Secret History of Twin Peaksによると、かなり不思議なことが。
登場人物の年齢が初期設定とは違ったり、出来事が全く異なったり。
例えば、1989年のミス・ツイン・ピークスに選ばれたのは、アニーではなかったということが分かります。
アニーは、都合のいいときに現れて都合よくクーパーと恋におちて都合よくミス・ツイン・ピークスに選出されたことから、ロッジに関連した人物なのか誰かが送り込んだのか、存在そのものが疑われがちです。
でも、オリジナルのテレビシリーズの話と、公式の記録との食い違いは、アニーの存在を隠蔽するだけでは説明がつかず、多くのキャラに多岐にわたっています。
記録の改ざんが誰かの手によってなされたのか、それとも住民達の記憶が改ざんされたか。
単なる夢落ちか。
そうでなかったら、別次元や別世界でのツイン・ピークスの話なのか。


多次元の話である、という仮説。
これは一部のアメリカ人のファンのあいだでも囁かれているみたい。
そして、もし八話の話の流れが過去の出来事をを描いたのではなく、『ボブ』排出のよって次元が1945年まで引き戻されたのだとしたら?
それは、ループものの可能性、大。


そうではないことを祈ります。
ここまでファンやってきて、日本のアニメみたいだったら、ちょっとどころではなく落胆しそうです。
あれだけ独創力のあるシュールなデヴィッド・リンチ監督のことだもの。
誰もが思いもつかないような、斬新なコンセプトで切り込んでくれることを切に願います。


(ちなみに、英語圏で『ループもの』といのは、殆ど普通の人には知られていません。
進撃の巨人とか、アニメやマンガの大ファンなら慣れ親しんでいる概念だと思うんだけど。
英語では『ループもの』はTime loopと表現されるらしいんですけど、英語圏の有名なSF作品や映画でよく使われている手法ではないらしいから。)


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トイレの紙がなくて、あたふた

英国にはもう結構な年数住んでいるのですが、まだまだこの国が分からなくて困惑することがあります。


このあいだは、トイレに入ってトイレットペーパーが無くて右往左往しました。
2017 紙が無い1
場所は、 O2 Academy 2 Islingtonという、2002年にオープンした収容人数800人くらいのライブハウス兼クラブ。
きゃりーぱみゅぱみゅさんが2013年にライブを行った会場です。
英国の、庶民的でキャパシティーがたいしたことないライブハウスとかクラブとかのトイレって、以前はひどいのが当たり前だったのです。
個室の鍵が無いとか、トイレットペーパーどころか便座の無いトイレとか。
女性である前に、人間であることをやめなければ使用できないレベルだったところもありました。
でも、最近はライブハウスもこぎれいになって、トイレ環境もよくなりました。
それなのに、紙が無い。
慌てて他の個室を覗いたけれど、そこも無い。


ふと、視線をちょっと上げると
2017紙が無い1
見つけました、トイレットペーパー。
そんな高い位置に、普通備え付けますか。



そういえば、他のライブハウスでもこんなヘンテコなトイレットペーパーの位置をみたことがあったような気がする〜
何故でしょう。
ライブではたいしたことは起こらないと思うのですが、クラブで踊りにきた人がトイレで変なことするのでしょうか。
よく分かりません。
ただ、使いにくいです。


ちなみに、このライブハウスには、好きでもないし関心もない某中年バンドのライブに、仕方なく付き合いで行きました(だからアーティスト名は内緒)。
観客も、やっぱりほぼ中年層でした。



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事件続きでゆっくり観られなかった『ツイン・ピークス』

デヴィッド・リンチ監督によるアメリカのテレビシリーズ『ツイン・ピークス The Return』、ようやくやっとじっくり観られるようになりました。
本国アメリカでは5月22日に始まり、毎週日曜日に放映されてついにエピソード8まできました。
ここで、一週間お休みなので、今週と来週は今までのエピソードを振り返ったり前作や映画版、ツインピークスファンの考察や解説からいろいろ学べる良い機会となりそうです。
ただ、18エピソードで終了の予定で中盤まで来ているのに、エピソードが進むほど謎や疑問が増えまり。
ここまできてまだ登場していない主要キャラクターもいる。
というか、18エピソードで気持ちよく終わる筈ないよね。
リンチ監督、広げた風呂敷き、畳む気なんか毛頭ないよね、きっと。
シュールで摩訶不思議な世界を産み出す奇才、リンチ監督だもん。
納得のいかないもやもやするエンディングになって、ネット上での議論は沸騰して、次作待望論が高まるんだろうな。





『ツイン・ピークス The Return』、集中して観られない日々が続きました。
というのも、『ツイン・ピークス The Return』始めってから、英国そのものが『ツイン・ピークス』的な不思議で不気味で恐怖に満ちた、それでいてどこが滑稽なところもあり(メイ首相、笑わせてもらいました、解散総選挙しなければ問題なかったのにねー)、予測不可能で非現実的で残虐な事件が次から次へと短期間で起こったからです。
大規模なイスラム教徒系原理主義者によるテロが二件。
イスラム教徒を狙った白人系英国人によるテロが一件(罪のないイスラム教徒に対する、差別による犯罪は更に増加しているようです)。
総選挙一件。
予想が大きく外れて、与党である保守党が過半数に達せず、不安定要素の多い政府となってしまいました。
そして、北アイルランドの親イングランドで『とっても』保守的(中絶反対等)な政党と組んだので、北アイルランドの他の政党からの不満の声があり、和平協定にも影響するのではという見方もあります(北アイルランドは、もともとアイルランドという国の一部でして、それをイングランドが奪ってしまったので、いろいろ政治的な問題が)。
大規模な公営の高層住宅の火災が一件(この高層住宅の被害者だけではなく、周辺住民も避難しています。更にカムデン区の高層住宅の住民も安全上の理由から避難)。
(この他にも、黒人の青年が警察に逮捕された後不自然に亡くなるという事件が起き、抗議に集まった一般市民が警察隊と衝突する騒動が東ロンドンでありました→Demonstrators confront police in east London over Da Costa death
これだけの事件/事故更に大どんでん返しの総選挙というコメディーがあって、暴動が起きていないって、よく考えると、すごいかも(2011年の大規模な暴動があって以来、英国の社会って脆弱だと思ってます)。


ようやく落ち着いたので、ツイン・ピークス、そろそろじっくりとネタバレ書けそうです。

エピソード8に出演したアメリカの人気ロックバンド、ナイン・インチ・ネイルズ(Nine Inch Nails)。
ツイン・ピークスという人口たかだか5万人の街の飲み屋兼ライブハウスで演奏するには、成功し過ぎているバンドなのでそれだけでシュール過ぎてウケました。
ちなみにThe Nine Inch Nailsと、紹介されています。



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