『チャールズ三世』〜 チャールズ皇太子がもし王位を継承したら

チャールズ皇太子が王位についた暁には、どうなるのか。


そんなことはお茶の間や職場でちょっと話題になるくらいと思いきや、それは日本人の感覚。
ここは英国。
英国では、王室のメンバーはコメディーやパロディーやドラマや映画や芸術の分野でも、取り上がられてナンボのものです。
最近はすっかりおとなくしなりましたが、過去においてはロックやポップ音楽でも王室ネタは十八番でした。
英国人は、嬉々として英国の王室のメンバーを弄んで『文化』にしているのです。

(英国の若者文化が元気だった70年代には、こんな曲があって世間を騒がせたのに。今ではこれも単なる過去の遺産)


『King Charles III』という演劇を元にしたテレビ映画がBBCにて制作され、5月11日に放映されました。

チャールズ皇太子が王になるとどうなるのか、それをドラマ化したものです。
原作が舞台なので、台詞回しとかちょっと劇化がかっていたり韻踏んでいたりしますが、それなりにまあまあ楽しめました。


何故こういう演劇が生まれて人気を博してテレビでドラマ化さえされたのか。
それは、チャールズ皇太子という方が、政治的な信条を確として持っている方だからでしょう。
チャールズ皇太子はとても頭の良い方で、社会的政治的にも関心が深いことで英国ではよく知られています。
ただ、それが時には英国の与党の政策と相容れないことも。


しかし、ドラマのほうはどうもこうも、ツッコミどころが満載でした。
英国人の連れも「さすがにこれはないよねー」という箇所が多々あったようです。
いきなり暴動起きてるし。
しかもバッキンガム宮殿の前で。
ここで語られたハリー王子の話、これが特に問題ある。
制作、放映もとのBBCは視聴者から抗議が多く寄せられたようです(当たり前です。特に王子の父親について疑問を投げかける言及があったから)。
個人的には、ハリー王子のファッションがダサダサすぎて笑えるのが一番のツッコミどころでした。


それから、Youtubeでチェックすると、やはり舞台では迫力があって真に迫っている感じです。
テレビ版だと、なんだかいまいちしっくりこない場面やキャラクターの性格や心情も、オリジナルの舞台では納得できそうです。
演劇をそのまま録画して放映してくれたほうが良かったのに。
うーん、残念。


(万が一、日本でも字幕がついて発売されたりレンタルされるかも知れないので、ネタばれは控えました。)


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