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遺骨

ぷうが旅立って、心温まるコメントをたくさんいただきまして誠にありがとうございます。


ぷうがおうちに戻って来ました。
遺骨、という形ですが。
おかえりなさい。


2013 ぷ


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ぷう 1999ー2016(17歳2ヶ月半)

いっぱいいっぱいの愛ともふもふをありがとう
2013-02 pu(1999-2016)




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ブログ、ちょっと休みます

すぐ戻ってくるからね〜


二日前のぷうです。
2016 7 13




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大英博物館の、英国の著名人ゆかりのもの

大英博物館というと、英国が地元の偉い人を騙したりごまかしたりして入手したり、はたまた大胆に盗んだり密輸した英国外の考古学が特に有名です。
でも、英国に関する合法的に入手したコレクションも少なからずありまして、それらも趣のあるものが多いです。


忙しい観光客が滅多に訪れない、ヨーロッパ圏のアンティークなものコレクション・ルーム。
珍しい作品や、秀逸な作品があるわけではなく、子供の団体が押し寄せることもまずないと思うので休憩所としては最高です。
(一度、ここのベンチに私が腰掛けると、何故か中国人観光客が真似してわらわらと座って来て、なんだか落ち着けなくなってしまいました。やっぱりここのベンチ、穴場なんですよ。大英博物館内で、『絶対安心して休めるベンチ』は、ほぼ存在しません)
2016 euro room


ヨーロッパ的なゴテゴテに飾りまくったモノが多いです。
そのなかに、英国出身の有名人縁のオブジェをみつけました。


リンゴが落ちたのを見て万有引力の法則がひらめいたというのは作り話かもしれない、アイザック・ニュートン(1642〜1727)の胸像
2016 euro1

2016 euro2

自由で心おきなく学問ができるほど裕福な家に生まれなかったため、少年時代は苦労したようです。
母は、お金のためにニュートンを実家に預けて再婚したり、更に再婚相手がすぐに亡くなって農園経営に務めたりとか。
思春期のニュートン、農園の手伝いをしなくてはならなかったのに、学問が気になってそれどとこではなかったそうです。
84歳まで長生きして、好きな学問でも成功できて、最終的には幸福な人生を送ったことでしょう。




当時の国王だったチャールズ一世を処刑して清教徒革命をなしたオリバー・クロムウェル(1599〜1658)のデスマスク。
2016 o c mask
革命を成功させ、共和政をなしとげ、自ら元首となりました。
が、後任の息子、リチャード・クロムウェルは力量不足。
とっとと王政復古が成立してしまい、その2年前にインフルエンザで亡くなった元国家元首だったはずのクロムウェルの死体は墓からあばいてかれ、わざわざ絞首刑にされたそうです。
(ちょっと分かりにくい英国人の公衆衛生と宗教感覚。日本人だったら、クロムウェルみたいな人は、タタリを畏れて祀るんですけどね、こういう時。平将門とか今でも丁重に祀られてますもの)
でも、本人は生きている時に拷問されたり処刑されたりしたわけではなく、志をなしとげて亡くなったのだから、それはそれで幸せな人生だったことでしょう。



どう見てもチャラいできそこないの馬鹿息子にしか見えませんが、18世紀に首相をつとめたウィリアム・ピット(1708〜1778)の置物。
インド、北アメリカや西インド諸島などの植民地でフランス勢力を駆逐することに成功し、あの華麗なほどに傲慢な『大英帝国』の礎を築いた政治家です。
こういう陶器の飾り物が主流だったんですよ〜。
他の同時代の陶器もコレクションにあるので見てみると、やはり明るい色調で安っぽいデザインのうざったい陶器の置物があるので、こういったスタイルが流行だったのでしょう。
謎の女性が片方の胸出してるものばっかり。
センス、悪過ぎます(注:個人の意見です)。
2016 pit1
2016 pit2

貴族院で植民地維持を訴えるスピーチの最中に倒れて、その一ヶ月後に死亡。
なんとも、大物政治家らしい死に方。
政治家としてトップにのぼりつめ、良心の呵責もなく植民地に固執して、仕事中に倒れて亡くなるなんて、なんて幸せだったのでしょう。


それから、息子のウィリアム・ピット (小ピット、ピットというとこちらの息子さんのほうが有名)は、病弱だったけれど学問の才に恵まれて14歳でケンブリッジ大学に入学。
そして、24歳の若さで首相となり、ナポレオンを追い払い、病弱のくせに酒飲みで46歳で死亡。
4万ポンドの負債を残して(のちに、議会が肩代わり)。
こいつも、なんだかんだいって、幸せ者です。
(当時の4万ポンドって、今の価値に換算していくら? 私にとっては、今の4万ポンドは大金だっていいうのに)



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もうちょっとだけ、英国EU離脱のこと

・政治ネタはなるべくブログには用いない。
・政治関係のことに言及しても、個人的な意見はオブラードに包む。


以上。
ブログを書くうえで、なんとなく自分に課してきたことです。
ぼーっとしながら、時折英国の悪口を書いてます。
が、ちょっと掘り下げたこと書くと自分の無知さと無教養と実は腹黒いことがバレるので、政治ネタは避けていたのですが、最近さり気なく出ちゃってます。
先週は英国EU離脱のニュースで、世間はテンションマックス。
やっと少し落ち着いた週末、Youtubeなどで日本のテレビやラジオやネットテレビがどういうふうに英国離脱のニュースを伝えているのか、今更ながら学びました。
日本のテレビ番組は、分かりやすくていいです。
表や図、グラフといった視覚による情報の出し方が好きです。
専門家の人はテレビに出演すると「中学生にも分かるように解説してください」と言われるのでやりにくい、といった声を聞いたことがありました。
でも、国際ニュースや時事問題がバラエティー番組やワイドショーの一部となっている日本って、文化的だと思います。
池上彰さんみたいな人がいたら、国民投票の後になって「EUって何?」とネットで検索する英国民はほとんどいなかったのではないでしょうか。
ラジオやネットテレビ番組では、多角的な或は専門的な解説がはいり、専門家の個人的意見が聞けるのが面白かったです。


ただ、ボリス・ジョンソンさんについては、『イギリスのトランプ』とか言われてるのが心外でした。
金髪のボサボサ頭と、金持ちなのに庶民派に見える、くらいしか共通点がないのですが。
元々左翼の労働党の支持者が多いロンドンで市長をしていた人です。
右翼の保守党員のなかでは左寄り、というか真ん中よりの考え方。
数年前は、違法移民にもアムネスティ(在留資格)を認めるべきた、と発言。
だから、ボリス・ジョンソンが離脱派のキャンペーンに参加したことは、ロンドン市民にとっては意外だったと思います。
ちなみに、離脱派のキャンペーンのリーダーは、保守党議員のマイケル・ゴーヴという人でした。
マイケル・ゴーヴは、真剣に真面目に完璧に、筋金入りの離脱派。
ボリスのほうがなんとなく面白いので、カメラやジャーナリストはそっちばかりを追っていましたが。
彼が本気で離脱したいとは、世間も疑ってました。
知名度を上げたいから、こんなことしているのではないのか、と。
「首相の座を狙っているから、離脱派についているんですか〜?」みたいなこと、ジャーナリストに聞かれてました。


次期保守党党首(総選挙をしないので、次期党首はそのまま首相に選ばれる)に、『勝者』ボリス・ジョンソンは立候補せず。
一方、マイケル・ゴーヴは、五人の立候補者の一人です(人気がないので、選ばれる可能性は薄いようですが。ボリスとは仲違いして口をきいていないらしいです)。


ところで、映画『ヒトラー 〜最期の12日間〜』という映画に勝手に字幕をつけていろいろなものをパロディーにして楽しむ動画が人気のようですが、英語圏でも勿論英語で字幕をつけて遊ばれています(英語題はDownfall)。
絶対に英国の国民投票ネタで投稿があると思っていました。
傑作の誕生です。
ボリス・ジョンソンが、ヒトラーという役回り。
国民投票で離脱が勝った、という部下からの連絡を受けて、ボリスは怒り震えながら眼鏡を外し、関係者以外を退席させます。


Boris Johnson's HQ as the EU referendum result comes in.



そうです、勝って、憤っているのです。
(以下、適当な意訳)
「勇ましい負け犬として、ヒーローになれるっておまえら言ってたじゃないか!」
「EUから離脱したら週に3億5千万ポンド医療にまわせるって、なぜ(投票者は)でっち上げだって分からないんだっ!」
「どの専門家も離脱したら英国がぶっ壊れるって言ってるんだぞ!」
「『イスラム教徒が入国するのを止めるために離脱に投票した』だと? こいつ何に投票したのか分かってるのかっ?」
云々、とても訳せない素晴らしい罵倒/卑猥用語 (swear words)を多用して、ボリスは勝利したことに憤慨しています。
確かに、『勝利』してから公式の場でスピーチをしたボリスの表情は暗く、歯切れも悪かったようです。
この字幕編が『真実』に近いような気がして、笑えます。


それから、1:48のところの空耳「ちくしょうめー」、英語字幕がF---ing hell。
ほぼ、意味が同じ。
日本語空耳と英語字幕の心地よい偶然の一致に、座布団10枚くらいあげたいです。



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ふと、ビッグ・ベンが見たくなりました

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