痛過ぎるマヤ文明 〜大英博物館〜
大英博物館の建物の一階、東北部に位置する小さな部屋が、アメリカ大陸中部の文明の展示室。
あまり目立った位置にないのでつい見逃してしまう人も多いかもしれないけれど、ここはかなりの文化財の宝庫。
大英博物館への訪問する多忙スケジュールの観光客の方にも、エジプト、メソポタミア、ギリシャなどの主要の古代文明の遺産を見て回った後で、5分でも時間に余裕があったらお勧めの展示室です。
ここではアステカ文明(15世紀前半〜16世紀前半)の遺産も数多く展示されています。
こちらは双頭の蛇のトルコ石のモザイク。
排泄はどうするのか、そんなしょーもないこと考えてしまいます。

メキシコ文明といえば、やはりこちらのほうが古くて長いので有名。
というか、もう神秘と謎だらけ。
そのくせ知的すぎる天文学の知識と高度な数学力。
マヤ文明(紀元前3世紀〜10世紀)。

ツアーガイドに参加したのでガイドさんはいろいろ説明してくださったのですが、結局マヤ文明の宗教的儀式の説明がインパクトが強過ぎて他の話はすっ飛んでしまいました。
マヤ文明の後で説明のあったアステカ文明なんて、なにも覚えてません。
中央アメリカ文化では、生け贄を捧げるなど血にまつわる儀式をよくしていたのは有名な話ですが、それは捕虜とか「選ばれた」者達に限ったことだと思ってました。
身分の高い王家に方々も、神々を喜ばすために自らの体を傷つけて血を差し出していたようです。
ガイドさんの話を聞きながら血の気がうせてぶっ倒れるかと思いました。
そういう訳でして、スプラッタ系に弱い方、心臓の弱い方、妊娠中の方等は、この先の内容に気を付けて下さい。
有名なマヤ文明の彫刻(725年)。
一見するだけだと、何だか良くわかりません。
なので、つい見過ごしてしまいがちですが、ガイドさんの口からはおどろおどろしい話がでてきます。
左側に立っているのが王で、その右で脇に座っているのがその妻の一人。
彼女はひものようなものを両手でもっているのが見えます。
このひも、実はサボテンの棘が巻き付けられていて、彼女の舌を通過しています。
血をここから流れされるのです。
王妃の足元にある桶のようなものに、彼女の血が集められて神/祖先に奉納されます。


同じ王と、その別の妻の彫刻です。
ここでも宗教的儀式が描かれています。
左側に座っている妻はここでも舌に穴をあけてひもを通して血を捧げます。
右側にいる王は、説明書きによりますと「穴を開ける道具で自分の性器を突き刺し、血を流そうとしている」ところだそうです。
(この彫刻はガイドツアーには入ってません)


う、わっ。
そこまでやるっ?
ディスカバリーチャンネルから、もっと詳しい儀式の様子が学べます。
有難いことに科学的に、医学的に解説してくれます。
有難すぎて、もっと気分悪くなります。
たまたまこんなものも見つけました。
古代マヤ文明のドラッグ
古代マヤ文明では、多くの麻薬やマッシュルームを使用していたようです。
流石に素面で血を流すような儀式はしていなかったようで、少し安心。
身分が高い方々が、ここまで自分を犠牲にして宗教儀式に参加して民の平和と繁栄を願ったなんて考え方によってはとても高潔ですよね。
でも現実には、マヤ文明は終焉を迎えました。
これだけの血と犠牲を払っても。
神々はマヤの人々を守ってはくれませんでした。
彼らの神々が求めていたのは、残酷なことに血ではなかったようです。

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あまり目立った位置にないのでつい見逃してしまう人も多いかもしれないけれど、ここはかなりの文化財の宝庫。
大英博物館への訪問する多忙スケジュールの観光客の方にも、エジプト、メソポタミア、ギリシャなどの主要の古代文明の遺産を見て回った後で、5分でも時間に余裕があったらお勧めの展示室です。
ここではアステカ文明(15世紀前半〜16世紀前半)の遺産も数多く展示されています。
こちらは双頭の蛇のトルコ石のモザイク。
排泄はどうするのか、そんなしょーもないこと考えてしまいます。

メキシコ文明といえば、やはりこちらのほうが古くて長いので有名。
というか、もう神秘と謎だらけ。
そのくせ知的すぎる天文学の知識と高度な数学力。
マヤ文明(紀元前3世紀〜10世紀)。

ツアーガイドに参加したのでガイドさんはいろいろ説明してくださったのですが、結局マヤ文明の宗教的儀式の説明がインパクトが強過ぎて他の話はすっ飛んでしまいました。
マヤ文明の後で説明のあったアステカ文明なんて、なにも覚えてません。
中央アメリカ文化では、生け贄を捧げるなど血にまつわる儀式をよくしていたのは有名な話ですが、それは捕虜とか「選ばれた」者達に限ったことだと思ってました。
身分の高い王家に方々も、神々を喜ばすために自らの体を傷つけて血を差し出していたようです。
ガイドさんの話を聞きながら血の気がうせてぶっ倒れるかと思いました。
そういう訳でして、スプラッタ系に弱い方、心臓の弱い方、妊娠中の方等は、この先の内容に気を付けて下さい。
有名なマヤ文明の彫刻(725年)。
一見するだけだと、何だか良くわかりません。
なので、つい見過ごしてしまいがちですが、ガイドさんの口からはおどろおどろしい話がでてきます。
左側に立っているのが王で、その右で脇に座っているのがその妻の一人。
彼女はひものようなものを両手でもっているのが見えます。
このひも、実はサボテンの棘が巻き付けられていて、彼女の舌を通過しています。
血をここから流れされるのです。
王妃の足元にある桶のようなものに、彼女の血が集められて神/祖先に奉納されます。


同じ王と、その別の妻の彫刻です。
ここでも宗教的儀式が描かれています。
左側に座っている妻はここでも舌に穴をあけてひもを通して血を捧げます。
右側にいる王は、説明書きによりますと「穴を開ける道具で自分の性器を突き刺し、血を流そうとしている」ところだそうです。
(この彫刻はガイドツアーには入ってません)


う、わっ。
そこまでやるっ?
ディスカバリーチャンネルから、もっと詳しい儀式の様子が学べます。
有難いことに科学的に、医学的に解説してくれます。
有難すぎて、もっと気分悪くなります。
たまたまこんなものも見つけました。
古代マヤ文明のドラッグ
古代マヤ文明では、多くの麻薬やマッシュルームを使用していたようです。
流石に素面で血を流すような儀式はしていなかったようで、少し安心。
身分が高い方々が、ここまで自分を犠牲にして宗教儀式に参加して民の平和と繁栄を願ったなんて考え方によってはとても高潔ですよね。
でも現実には、マヤ文明は終焉を迎えました。
これだけの血と犠牲を払っても。
神々はマヤの人々を守ってはくれませんでした。
彼らの神々が求めていたのは、残酷なことに血ではなかったようです。

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