先日、2012年度の世界各国の15歳の子供を対象に行われた国際学力調査の結果がでました。
日本では2008年より順位が回復して読解力と科学で4位、数学で7位という結果でした。
ゆとり教育以降下がった順位が回復しているみたいですね。
一方、英国は予想通りのボロボロの結果です。
読解力23位、数学26位、科学21位。
(驚いたことにアメリカの数学は36位、フランスは25位。なんで民主国家で核兵器持っててしかも国連の常任理事国がこんなに低いの?これで将来の世界の安全はどうなるの?)
やけがまわったのか、たまたま観ていたニュースに解説として出演していた専門家、「あのテストはフェアじゃない」とか、英国の子供達はこんなことやあんなことが出来るとか、国際学力調査のあり方を頑張って批判してました。
というか、英国に暫くいれば(状況によっては短期や観光でも)こんな学力テストの結果を見なくても英国人の学力がかなり低いことが分かります。
いや、勿論凄くアカデミックな人も沢山いますが、いわゆる普通の方々ですよね、問題なのは。
英国のそこそこいい大学の文系卒業している英国人から、計算わからないからやってくれないと頼まれたことあります。
施設の年間利用者数の増減をパーセンテージで現さなきゃならないというわけ。
なぜ、それが出来ない?
中産階級(父親は教育関係の専門家か何か)出身で大学卒業していて、なぜそんな基本的な算数が出来ない?
こちらで看護科で学んだ日本人に聞いた話ですと、かなりオソロしいことが起こっているようです。
入学試験に、簡単な算数問題がでる。
看護科でもちょっと算数を復習するが、学生によっては基本がまったくできていない人が結構いる。
そりゃ、薬の量間違いかねません。
なぜ、そんな人が看護師になれる?
この人達、こんな基本の計算がわからなくてどうやって貯金したりお金借りたりできるんだろう、と思います。
案の定、東洋系の国やエリア、上海、シンガポール、韓国などが国際学力調査の結果上位にきました。
別の専門家は「東洋の学校は一丸となって取り組んでいるし、学校同士が競い合っている」とか言ってました。
他の東洋の国々については分からないけれど、日本の学力の強さの一因は
漫画だと信じてます(キッパリ)!
(原因のすべてじゃないよ〜、ひとつの理由かな〜って感じ)
だいたい私の子供の時からそうでしたが、頭のいい子はいっぱい漫画読んでるんですよね。
勿論、読むことが大好きだから普通の本も沢山読んでました。
英国でも漫画とか日本文化好きという人達は、比較的頭いいです。
殆ど中産階級か労働者階級でも教育のいい家庭環境にいた人達のように思われます。
その辺りで仲間とつるんで東洋系の女性をいじめて遊んでいるような貧困層の10歳の子供達は、漫画なんて読んでないでしょう。(しっかり根に持ってます。
警察署に行ってきた。)
彼らの親の教育レベルも低いので「読書」が習慣つかない環境にいるのだと思います。
英国の小学校は5歳から。
その前の保育所みたいなところでも3歳くらいからアルファベット習ったりすることもあるそうですが。
8歳の子供がいる日本人の駐在の方(勿論子供は私立の小学校)が、「いまでもうちの子幼稚園みたいなこと学校でやってる」と漏らしているのを聞いたことがあります。
大英博物館で、10歳くらいの男の子がノート片手にペンを持って必死にいろいろ書いているのを見たことがあります。
その子はお母さんと一緒で、言われたこと等箇条書きにしてメモを取る練習をしていたようです。
親が時間があって教育熱心だとこういうことも出来ますが、全ての家庭ではなかなか難しいと思います。
やっぱり漫画だよ〜。
『ワンピース』を読んでルフィと一緒に冒険の旅に出ようぜ!
犯罪に走っちゃダメだよ〜、世の中もっと楽しいことがあるんだから〜。
漫画はその楽しい別の世界をちょっと垣間見せてくれる、想像力を刺激する読み物なんだよ〜。
って、私のこといじめた子供たちに言いたいです。
漫画読んで読解力が上がれば他の勉強もちょっとは楽しくなると思います。
とにかくこのまま学力低下しながら子供の数並びに出生率が増加していったら、英国の将来は少子化社会の日本より真っ暗になっちゃいます。
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