温度に敏感でない人達

連れが風呂を入れてくれました。
時々忘れた頃に何か役に立とうとしてくれますが、不器用なもので大抵二度手間に終わるので普通あまりやらせないように心がけています。
食器なんて洗われたら大変です。
ゆすがないんですから。
洗濯物ほしたらこれも大変です。
パンパンってやってくれないし、シャツの袖のばしてくれないし、ボトムスの裾中に入ったままだし。


連れは気をきかしたつもりで「ちょっと温度あげとくからね」と言ってきました。
マニュアル式の温度設定は、蛇口の脇で出来るようになっています。
(日本の多くの家庭のようなデジタル式ではもちろんない)
風呂場にいって温度を確認したら、なんと55度まであげられてました。


熱過ぎる。
どう考えたって、熱過ぎる。


申し訳ないので(というか、説明するのも面倒なので。いや、説明しても分かってもらえないので)水一杯バスタブからあふれそうになるくらい入れてから、入浴しました。


大雑把で冬でも半袖着ているような英国人には、こんな温度設定は必要なのでしょうか。
まず、天気予報の気温とかから判断して着るものを考えるとか、そんな様子は見たことがない。
熱いから上着を脱ぐ。
寒いから上着をはおる。
そういう感覚のあまり発達していない英国人、風呂の適温とかもまったくわからないようです。







そういえば、昨日ウィリアム王子がパトロンを務めるホームレスの慈善団体のためのチャリティーコンサートをケンジントン宮殿で主催しました。
なぜかアメリカのロックミュージシャン、ボン・ジョヴィさんが演奏しました。
とってもセレブなコンサートのようで、ゲストは男性はみーんなタキシード。女性はドレスといういでたち。
そして、このコンサート、夜、屋外で開かれたのです!
実況していたニュースキャスターは、マフラーとトレッキング用のジャケットと完全防備です。
そのキャスターの後ろに映るゲスト達は、まるで初夏のモナコに集うような優雅ないでたち。
11月下旬に、ゲストの女性達は殆ど肩丸出しです。
これではヒートテクをアンダーに着て防寒することも出来ません。
金持ちって大変。こんな寒さに耐えてコンサートに参加しなくちゃならないのだから。


しかも、このチャリティーの目的はホームレスの方々のためのもの。
ですよね?
ホームレスの人はこの同じ夜空の下、この寒さと戦っている。
そしてゲスト達は自ら寒さを受け入れる服(いわゆる正装ってやつですか?)でコンサートを楽しむ。
すごいなあ。


どうも温度に関して鈍感なのは、英国人共通で階級関係ないようですね。
日本だったら、そんな寒い季節に屋外で演奏会なんて、貧乏人でも金持ちでも遠慮します(ひどく反対されることうけあいです)。


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元ロックミュージシャン、ペドフィリアの罪を認める

最近の英国は気持ちが悪くなるようなニュースにあふれていて、陰鬱な気分にさせられます。


ここ数日、英国のニュースは奴隷状態に置かれていた三人の女性の救出とその犯人の73歳と67歳の夫婦(英国に60年代に移り住んだインドとタンザニア出身のカップルで、毛沢東主義者といわれている)を連日にわたって報道、言葉では説明できない不快感を味わいました。ロンドンの住宅密集地で、30年もその女性達は誰にも気付かれることなく、その夫婦の思うがままに心を操られ自由を奪われていたのです。


先月、84歳と68歳の夫婦が当時10歳だった少女をパキスタンから人身売買の末自宅に閉じ込めていた事件の有罪判決がでたばかり。この少女は10年間にわたり犯人の男性から性的暴行も受けていたといいます。


そして今日、去年12月に一歳の子供への強姦を計画していたなどの未成年への性的虐待(ペドフィリア)の容疑をかけられていたウェールズ出身のロックバンド、ロストプロフェッツ(Lostprophets)のヴォーカルのイワン・ワトキンスがとうとう罪状を認めました。


こういう事件がニュースになると、やはり心のどこかで「これは何かの間違いでは?」と思いたがる自分がいるようです。日本でもニュースになったと思いますがテレビ番組の司会や慈善活動で長年国民に愛されていたジミー・サビル(Jimmy Savile)の死後、障害をもった少女を含む未成年への性的虐待が暴露されました。それ以来、警察は本気を出して未成年への性的虐待の捜査をしています。ニュースのヘッドラインを見るだけでも気持ち悪くなるようなこともしばしば。


英国のテレビドラマCoronation Street で有名な俳優Michael Le Vell(といっても、このドラマ全くみたことがないんでこの俳優さんもまったく知らなかったのですが)も、ペドフィリアの容疑をかけられて裁判沙汰になりました。しかし、証拠不十分のうえ被害者の供述は信憑性に欠け、周囲の友人知人過去のガールフレンド含めこの俳優さんにペドフィリアの性癖があるとの証言もなく、見事に無罪を勝ち取りました。
この俳優さん、こんな容疑かけられて世間から疑われて裁判でプライベートなことなんでも証言しなくてはならなくて、大変な思いをしたことでしょう。


だから裁判が終わるまで勝手に犯人呼ばわりするのも危険すぎます。
しかし、一度容疑をかけられてしまうと裁判も始まらないうちから「犯人」とメディアに扱われてしまう。有名人の場合、仕事続行は殆ど不可能になります。


ロストプロフェッツのバンドのメンバーも既に解散を表明しています。
イワン・ワトキンスへの起訴が明らかになってから一年近くたつのでファンは覚悟を決めていることと思います。
イワン・ワトキンスへの判決が出るのは12月18日ということで、その時にもっと詳しく彼の罪がおおやけになることでしょう。
といっても、今日明らかになったイワン・ワトキンスの犯罪の詳細だけでもう充分、といったところです。


個人的には、ロストプロフェッツは名前を知っていたくらいのバンドです。
以前はMTV2(ロック専門チャネル)をBGM代わりにかけっぱなしにしていたこともあったので、それで知っていました。(でも、音楽的に好みではなかったらしい。曲まったく思い出せない)
ロストプロフェッツはそこそこ成功していて、来日も果たしています。
2008年にはサマーソニックにも出演したようです。
しかし、もしこれが自分が好きだったミュージシャンだったりしたら、これほどショックなことはないと思います。



今回のブログでは、意図してニュース先などへのリンクは一切貼りません。
興味がある方は、心して記事を探して下さい。
読むだけで辛くなります。



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14世紀の傑作漫画

中村光さんは、イエスとシッタールダが現代の日本で長期バカンスを満喫したらどうなるだろかと想像して漫画『聖おにいさん』を世に送り出しました。


14世紀にも、聖書に書かれていないイエスの子供時代はどうだったろうかと想像してそれを漫画にしたアーティストがいました。


こちらがThe Tring Tiles、Tring という街の骨董品屋で発見された中世に描かれた二コマ漫画風のタイルです。
大英博物館の中世ヨーロッパの展示室の壁に展示されています。
この展示室は金を使った宗教関係のオブジェやスコットランドのルイス島で発見されたチェス駒が人気でこのタイル漫画は忘られがちですが、個人的にかなり気に入ってます。


だって、すごく、絵がゆる〜い。


このゆるさが、なんとも奥ゆかしくてそして愛らしい。




発見されたタイルは、だいたい2コマに区切られていて左から右に話が進みます(アルファベットと同じ方向)。
2013-09-13 たいる



聖書にはほとんどイエスの子供時代のエピソードがでてこないので、いろいろな議論が交わされて話も作られていたそうです。
それによると「神」であると同時に「人間」でもあるイエスは、やはり普通の子供とはちょっと違ったようです。


こちらの「漫画」では、左のコマがイエスの背中に遊びで登った少年が落ちて死んでしまうところ。(逆さまは「死」を意味するそうです)
右では、イエスの「とうさん」ヨセフさんに二人の女性がそのことで文句言いに来ているところ。その脇で、さり気なくイエスは死んでしまった少年の命を甦らせています。
2013-09-13 たいる4

英語の説明。
2013-09-13 たいる3



こちらのタイル漫画は、
左:イエスの友達の父は、自分の子を塔に閉じ込めて遊ばせないようにします。
右:遊び盛りのイエスは、なんとか友達を塔から脱出させます。

2013-10-29 タイル6



だいたい似たようなネタが多いです。
イエスは同じ年頃の子供達と遊びたい。
でも、まだ自分の未知の能力の使い方も加減も分からない。
よって、遊び友達が亡くなってしまう。
親がヨセフやマリアに文句言う。
イエスはちゃんと友達を生きかえさせる。


『聖おにいさん』の自分の力のコントロールが難しくて大笑いしたはずみでお皿をパンに変えてしまうイエスを思い出して、つい笑ってしまいました。


このタイルの原作者は真摯にイエスの子供時代を考察したのかもしれませんが、現代の感覚だと笑っちゃいますよね。
ヨセフさんとマリアさんが、押し掛けてくるイエスの友達の親への対応に追われて辟易している様とか想像してしまいます。


ただ、説明ちゃんと受けないと台詞のない漫画なので何がどうおこっているのかわからないという欠点がありますが。
私も無料で行われている中世ヨーロッパのガイドツアーに参加して初めて面白さが分かったのです。
(しかも運良く私が参加した日のガイドさんがとても上手。)


中世のヨーロッパはとても厳めしくて暗くて陰鬱なイメージがあったのですが、聖書を超えたイエスの少年時代を想像して描いた自由があったと知り、見方が変わりました。



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白いまくら

ちっちゃくて白いまくら。 

2013-11-10 まくらかた
正しくは、まくらじゃなくて、まうす。

マウス、返して〜。
まだ作業中〜。



なんともフリーダムすぎる。
おかげで作業事故、しょっちゅう起きます。
2013-11-10 ふりーだ、む




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プライバシーとか人権とか、守って欲しい

ちょっと前の話ですが、交通事故現場に遭遇しました。
路線バスが4本くらい走っている通りで結構人通りもあり、80~100人くらいがあちこちに人垣をつくっていました。


パトカーや救急車は既に到着。
救急隊員は事故にあった方の応急処置、警察官は目撃者を探したり道路を封鎖したりしていました。更に応援のパトカーが駆けつけます。


実はFirst Aid(応急処置)のコースに参加したことがあります。
いわゆる胸部圧迫(心臓マッサージ)の講習です。
ダミー人形を使って一定のリズムで心臓を圧迫するものでした。


実際にプロの救急隊員の方も同じことを事故にあった方に、私が講習で習ったことと同じことをしていたので感慨深く観察してしまいました。
そして、人間を相手に応急処置をすることは、ダミーを使うのとは全く違うのだと改めて気付かされました。
相手は人間です。
事故にあった人の命が、かかっている応急処置です。
講習の先生が「ハイ、そこまででいいよ〜、じゃ、次の人の番ね〜」とは言ってくれないのです。


講習で習ったことを思い出しながら、好奇心も手伝って野次馬の一員となりその場に立ち止まってしまいました。
他の救急員のかたが酸素マスクを持ってきました。
しかし、被害者はそのまま。
手足は動いていません。
心臓マッサージをしている救急隊員の方は、休むことなく一心不乱に胸部を押し続けています。


ふと見ると、隣にいた野次馬の「ちょっとばかりトレンディーな」格好つけた20代後半の白人英国人の男性、堂々とスマホで被害者が手当されている写真を撮ってました。


なんて無礼な行為。


いや、立ち止まって応急処置の現場の観察をして感動している私もかなり無礼だとは思いますが。


写真撮ってどうするの?
まさかフェイスブックにアップするの?


五分くらいたってからようやく警官の一人が野次馬に声をかけて蹴散らかそうと動き出しました。
そのくらいではほとんどの野次馬は動かないのです。
しかも何人の野次馬が写真やビデオを撮ったか分からない、そのうち何人がフェイスブックやツイッターを使ってその写真を広めたのかも分からない。


何もかもインターネットに乗ってどこまでも情報が伝わってしまう無責任なこの社会。
人の目に入ってしまう状況下で応急処置を続けるのは、ちょっとムリがあるのでは?
警官や救急隊が駆けつけた段階で、被害者や病人、あるいはその家族もつい立てやテントみたいなもので覆ってしまって彼らのプライバシーを守らないといけないのではないでしょうか。





以前、病院内で患者さんに写真を撮られたことを思い出しました。
病院、それは勿論英国のかの有名な(悪名高き)NHS(国民健康サービス)の病院での出来事です。
その患者さん、40代の白人の英国人男性でどうも日本人女性とつき合ったことがあるようでした。
日本人女性とつき合ったことがある多くの英国人男性同様、この人も勝手に全日本人女性は自分に優しくしてくれると思い込んでいた様子。
でも、私は別にこの患者さんだけに優しくするために病院に来たのではないので、適当に相槌打つだけ。
その場にはほかの患者さんもいたので、そちらに会話を振ろうとしたら、その患者さんはおもむろに携帯電話を出してパチリと私の写真を撮りました。


当たり前のことですが、病院内での他の患者さんや病院関係者ならびにスタッフの写真を撮ることは固く禁じられています。


なので、撮った写真をちゃんと消去してもらわないといけません。
しかし、その患者さん、「撮っていない」と言ってその場で逃げます。


慌てて追いかけて近くにいた看護師に写真を撮られたと訴え、しかも警備員にもその患者さんを止めてもらおうとしました。


しかし彼らは、何もしてくれませんでした。
「だって、彼が写真撮ってないっていうんだから、何も出来ない。」
この人達に常識はないのですか?


その時はボランティアの一環として病院を訪問していたのですが、NHSは人権とかプライバシーを守るとか、そういった考えが弱いと判断させて頂きました。
英国のほうが日本よりそういった点厳しそうですが、実際はそうでもないことが多いです、残念ながら。
NHSにいるだけで、とんでもなく危険です。
(でもNHSにもいいスタッフさん沢山います。頑張ってください!)






野次馬を追い払おうとする常識ある警官の方と被害者の方に敬意を表して、私は野次馬の群れを去りました。
五年前におこった秋葉原通り魔事件の時、被害者の方の周りをシートなどで被い隠して救急隊員は救急処置を行っていた映像を思い出しました。
ロンドンの救急隊や警察もそのくらいして欲しいです。
この世には、事故にあったり怪我や病気で苦しんでいる人の写真を撮ってネットで流すような「普通」の人がけっこういるのですから。
それから日本人のオバサンの写真撮って喜んでいる一見「ふつー」の患者さんも若干名いるようですから。
  




数日後、この事故にあった方が亡くなられたことを知りました。
ご冥福をお祈りします。




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まくら

ピンクのまくらでお昼寝。

2013-11-13 まくら

いつもぷうは幸せそう。
私もぷうといると幸せ。


それにしても、おっさん猫はいつも寝ているか食べているかで、遊んでいることは殆どない。
こっちが遊ぼうとしても、無視される。
もうちょっと刺激的な生活環境を作りたいのですが。
何に興味持ってくれるのかな?



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おやすみ〜

もふもふが嬉しい季節がやってまいりました。

2013-02-24 nemunemu


もふもふの中でねんこしま〜す。

2013-02-24 nemunemu2


気持ちよ〜く寝ているぷうを見ていると、一緒に寝たくなる〜。
誘惑に負けず、この冬は活動的になります!



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NHSの内部告発

Colchester General Hospitalという、ロンドンより北東にある街コルチェスターのNHS(国民健康サービス)によって運営されている病院のガン専門スタッフが、このたび警察に患者のデータや記録の改ざんに関する捜査を依頼しました。内部告発をしたガン専門スタッフによると、病院の経営陣が政府の決めた目標を達するために患者のデータを書き換えるように強要、その院内での経営陣によるスタッフへのいじめがあったことを昨日メディアは大きく報じました。


つまり、公営の病院でパワハラがあって(英国メディアはbullying「いじめ」という表現を使いますが、日本人の感覚からいくとパワハラのほうが想像しやすいと思います)、病院のマネージメントの結果だけを出したい幹部の人達が、ガン患者のカルテを書き換えるように医療スタッフに無理強いした様子。
スタッフはそんな危険で無責任な経営体質に嫌気がさして、警察に駆け込んだ、ということです。


いろいろとNHS病院やケアホーム絡みの問題が露呈しています。
殆どの英国民が感じていることは、これらは氷山の一角だということ。
でも、なぜこれほどNHSが問題を抱えているのでしょう。


まずは病院のシステムについて。


英国では、病院は大雑把に分かると2通りです。
NHS、国民健康サービスの病院。誰でも医療が受けられます。しかし、経営や医療方針はすべてNHSの決定に従い、使える病院や医療サービスは住んでいる場所によって決められ、医者や病院の選択はありません。治療、手術、専門家の問診待ちなどが数ヶ月かかることは普通に起こります。


そして、プライベート。プライベートは、お金持ちや高い医療保険をかけている人達向けです。しかし、NHSが面倒みきれない患者を受け持ったりするプライベートの病院もあるようです。


国の医療方針に各NHSの病院は従った治療をほどこし(例えば、どの新薬は処方できるか、どの治療法が優先かなど)、その国が決めたり求める成績(患者の満足度、死亡率など)を出すために切磋琢磨します。目標を満たさないと、予算削減とかのペナルティーが課せられることもあります。
だからコルチェスター病院の経営陣はプロとしての意識も忘れ倫理を捨てて、カルテの改ざんを頼んだのかも知れません。


それからNHSに不満を訴えることの難しさ。
患者の記録を書き変えされて不満爆発のガン専門のスタッフ、かなり捨て身の覚悟で警察に訴えたものと思います。


NHSの医療機関で事故があったり問題のある行為や言動のあるスタッフがいたら「お気軽にスタッフまで申し出て下さいね」などど表向きは言ってますが、実際「気軽に」問題提起すると逆に「問題のある患者/その家族」とレッテルを張られるだけで終わります。表向きは「こちらの内部調査官が、事情を調べてその結果をお伝えします」とか言いますが、外部の専門家じゃなくて内部のスタッフに任せるんじゃ患者側に有利の結果が出る訳はありません。


万が一、NHSのスタッフが問題のある行為や言動のある他のスタッフに耐えきれず上司に訴えてもどうにもならないので内部告発すると、失職したり資格を剥奪されることをメディアを通して習いました。


実際、一線で働いていた看護師がほかのスタッフの間違った医療行為や怠惰を嘆き、メディアに訴えたケースもありました。
すると「患者のプライバシーを守るという義務を怠った」という理由などにより、看護師の資格を剥奪されました。彼女がメディアに提供したビデオは悪質な医療サービスを憂慮した患者の家族も公開に同意していたにも関わらず、患者の命と尊厳を守り助けることよりもNHSの評判を落としたことのほうが「罪が重い」とされてしまうようです。


そんなこともあったので、NHSは一応「告発しやすい環境つくり」など目標にしているようです。もちろん、表向きだけでしょうね。


NHSに英国人はは不満や不信を抱えています。
結局、運次第です。
運がよければ、早めに診断もらえて早めに治療してもらえる。
運がよければ、いい病院でいい医者や看護師に診てもらえる。
運が悪いと、病気の発見が遅く症状が進み治りが悪い。
運が悪いと、治る病気だったのに、死ぬ。
そんな薄氷を踏むような思いで、NHSとつき合っていく。
それが英国人の選択、なのでしょうか。







去年、日本にいる姉がガンに罹りました。
帰国して病院で闘病中の姉を見舞って、一番感動したことは病院側がすべての情報を開示してくれたことです。
姉の担当医(論文書いたりしてその筋では一流らしいが口が悪くて患者さんうけは三流、とのこと)が、病気や治療法を説明するために書いてくれたメモや週二回の血液検査の結果まで、全てが姉のもとにファイルされてありました。
もし姉の様態に悪い異変があったり医療ミスを疑うような結果が出たら、このファイルをもって専門機関や弁護士に相談しにいけます。逆にいうと、そのファイルは医療スタッフチームのそれだけの高いプロ意識と倫理、患者への尊厳の証でもあります。
姉は無事に退院して、今では元気に暮らしています。


この話を英国人で福祉関係で働いている人に話したら、感動していました。
NHSの病院で、医療スタッフが医療記録を患者と共有しあうという話は聞いたことはあありません。
彼女の息子さんは若くしてガンにかかりその発見までに2、3ヶ月もかかったということです。
息子さんが治ったのは不幸中の幸い。
すべてのNHSの患者さんに幸運あれ。



ガーディアンから。
寄せられたコメントを見ると、英国でもパワハラみたいなことは蔓延しているようです。
Colchester General hospital allegations: a sign that the NHS is still sick?



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どこでもトイレな街

このあいだ、バス専用レーンに向かって用を足している7歳くらいの黒人の男の子をみかけました。
もちろん、女性の保護者と一緒です。
レストラン、パブやカフェなどの多い繁華街の付近のバス停の近くで、その男の子は保護者に肩を抱かれて歩道の上に立ち、バス専用レーンをトイレのように使ってました。



夕方時で、すぐそばのバス停には6路線くらいのバスが頻繁に行き来します。
バス停付近には10人以上の人が待ち、仕事帰りの勤め人でごったがえし、おしゃれな若者がパブ向かう。
そんな忙しい中、保護者の方は男の子に用をさせてました。


用を足すのは、人目につきにくいところとか物陰でこっそりするのが「常識」だと思っていたので、かなりショッキングな光景でした。
人も自動車もバスも行き交っている中、目立つところでするのは何か意味があるのでしょうか。
それとも、こんな行為が普通の文化圏があるのでしょうか。


いや、公衆トイレが極端に少なくトイレを喜んで貸してくれるお店も殆どないこの国そのものが問題でしょう。
公衆トイレ不備のおかげで、街中どこでもその気になれば簡易トイレ。
公衆衛生もへったくれもありません。



帰ってきてこの話を英国人の連れにすると、もっと凄い光景を目の当たりにしたことがあると言ってきました。
なんと、成人女性がショッピングエリアの脇道でしゃがんで用を足していたのを目撃したとのこと。


いや、それは忘れてあげてっ。
彼女、何かの病気だったに違いありません!


しかし、これだけいろんな国の人が移り住んでくるロンドン。
さまざまな文化、価値観、常識、習慣が入り乱れるところにいると、女性が道で用を足していてもそんなことが「不思議ではない」文化圏から来た女性かと確かに勘違いするかも。


カオス過ぎますが、それでもロンドンに憧れている人が世界中にいることを考えるとおかしくなりますね。



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猫像

入り口を二匹のライオン像に守られた古い建物、結構ロンドンにはあります。


大英博物館のあまり知られていない北側の入り口。
Montague Placeという通りに面してます。
2013-10-29 らいおんもん


百獣の王。
三越のライオンさんより(トラファルガースクエアの4匹のライオン像がモデルだそうですが)かなりゆったりまったりとしたライオンさんです。
前脚組んじゃってるし。
2013-10-29 らいおん




ところが、何を建築家は思ったのか、猫像を入り口に建てちゃった例も。
(ノーザンライン地下鉄、Mornington Crescent駅の近く)
2013-10-29 ねこもん2


古代エジプト美術に影響されたのかな。
猫にはやっぱり狭くて暗い場所が似合う。
2013-10-29 もんにねこ



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カンフー? テコンドー? タイチー?

10月28日のブログの記事を今直したところです。


ルー・リード氏がマスターしたのはカンフーではなくタイチー(Tai chi)、太極拳です。
太極拳もカンフーの一派と位置づけられますが、なんとなくイメージ的にカンフーというと「激しい体術」で、太極拳というと老若男女楽しむ「穏やかな健康法」みたいなものが個人的にありまして、なんとなくしっくりしないので変更しました。
(実際、英国でも趣味コースなどのパンフレットを見ると、ヨガの次辺りにタイチーコースが記載されていたりします。)
お詫びとともに訂正させていただきます。


そりゃ、ちゃんと確認しなかった私が悪いのですが、90%連れの責任です(キッパリ)。
連れ、かなり前に「ルーってカンフーマスターなんだって。カンフー雑誌にも出てるんだって」
みたいなこと、言ってきました。
それをずっと鵜呑みにして「ルー凄いんだな。カンフーなんてなかなかマスターできないのに。しかも中年になってから始めたのに」と思っていました。


が、ルー・リードの死去のニュース以来、ようやく連れが間違っていたことに気付きました。
最初は「ルーはTaekwondo(テコンドー)ずっとやっていたのにね」みたいなこと、言ってきたのです。
「え、それカンフーの間違いじゃない?」
と指摘すると、
「あれ、そうだっけ?」
と、ぼけられてしまいました。
テコンドーは2000年からオリンピックの正式競技種目です!


事実確認のためいろいろネットで読みふけった結果、タイチーが正しいという結論に達しました。


うちの連れも、かなりアホであることに新めて気付かされました。
さすがに「カラテ」とか「アイキドウ」とか言わなかっただけ、褒めるべきかも知れませんが。
(なんとなく日本語っぽい語感は分かっているようなので)


『ベスト・キッド』という2010年のウィル・スミスの息子とジャッキー・チェンが出演しているハリウッド映画のようです。
『ベスト・キッド』というタイトルは、日本や東洋の国々向けにつけられたタイトルで、オリジナル英語版では『The Karate Kid』です。
中国が舞台で主人公の少年がカンフーをジャッキーから学んでゆく、という誰でも予測がつくストーリーでネタばれしなくてもみんなが分かるような映画です。
勿論、カラテの「テ」の字も出て来ないのですが英語圏ではタイトルにたいした批判もなかったようで、『The Karate Kid』のまま認知されて今に至ります。
ハリウッドの歴史を勝手に作り替え文化もごちゃごちゃにするだけのパワーが、羨ましい。
驚くくらい、こちらの方はカンフーだかテコンドーだかカラテだか分からないし、分かろうともしません。



全部、東洋は一緒です。
国も言語も文化も食生活、同じだと思っている人が結構いるので怖くなります。
こっちの人には「ワタシはニホンジンです」というと、「ああ、アナタチュウゴクから来たのね」と納得してくれるようなものです。


疲れるワ。


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