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やっぱり、虐待、あったんですか

マンチェスター出身のシンガー、モリシーの自伝が出版されました。
モリシーは、80年代The Smiths スミスというインディーレーベルのバンドの中心人物で、シンガーと作詞を担当、その後もソロとして活動中。
そのユニークでリリカル、そしてどこもでも自虐的で悲観的な歌詞、政治や社会的なメッセージ、腰クネクネダンス、菜食主義(「肉食は殺人」とのこと)、禁欲的な私生活(no sex, no drug),  同性愛の疑惑などなど。
とにかく、メディアに持ち上げられファンに信仰されたミュージシャンです。
日本風に大雑把に説明すると、コミュ障のひきこもり気味ニートで中二病的かつ絶食系なんだけど超ドMな厭世的詩人キャラといったところかしら。(モリシー、スミスファンの皆様申し訳ありません。)



2006年にBBCが行った調査、Britain's Greatest Living Icon「英国の生存する偶像」では、なんとモリシーは2位に選ばれました。Britain's Greatest Living Icon
ポール・マッカートニーが3位、デヴィッド・ボウイが4位。
なんとビッグネームを押さえての、モリシー堂々の2位です。
モリシーは知名度は低いのですが、影響力は尋常ではないほど大きいようです。


そんなわけで、モリシー50代にして初めの自伝、英国では大手の出版社ペンギン社からの出版です。
しかも、ペンギンクラシックスからです!
ペンギンクラシックスは、その名の意味する通り古典となった名作シリーズ。
古代ギリシャの哲学者プラトンとか、アイルランドの作家オスカー・ワイルドなどが収められているシリーズに、いきなりのモリシーの自伝登場で世間を驚かせました。
作家でもなく、本も書いたことのないミュージシャンの自伝が既に「古典」です。
文化人モリシーが、英国で、あるいは世界で、いかに希有な存在かということを物語ってくれると思います。


私はそんなにモリシーのファンであったことはないけれど、やはり興味はあるので読みたいとは思いつつ内容がかなりヘビーなことを予想して購入は先送り。
それでも、あちこちのレヴューなど読んでなんとなく内容は把握。
そのなかで、とても気になるのはモリシーが学校で性的ないたずらを先生から受けていたということ。
Morrissey reveals in autobiography: I was inappropriately touched by a teacher


こういう話、英国多過ぎます。
日本だと、よく聞く性的虐待はたいてい見知らぬ痴漢。
英国だと先生とか顔見知りのケース、多いようです。しかも、男の子でもそういった経験をしている人も多い。


やっぱり、モリシーも被害者、か。


少し落ち着いてから、クリスマス頃にでもゆっくりとモリシーの自伝読みたいものです。


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