The Saatchi Gallery(サーチ・ギャラリー )に、また行った
近代アートは、そんなに得意ではありません。
以前は好奇心とか一応教養とか知識としてよくギャラリーとか行っていたけど、この歳になると東京ディズニーリゾートのほうがよくなってしまって。(東京限定です。キャストさんが大雑把なユーロディズニーランドとかは、夢壊れそうで行くのが怖いです)
それなのに、嬉々としてロンドンにある近代芸術の大御所的Saatchi Gallery(サーチ・ギャラリー )に出かけたのは、もう一度経験したいアートがあったからです。10年以上も前、まだSaatchi GalleryがSt John's Woodというところにあった時訪問して以来のことです。
Saatchi Galleryは、チャールズ・サーチという英国若手の芸術家を育てていることでも有名な人物の個人コレクションを展示した美術館です。コレクションは、近代アートといっても1990年代以降の芸術家が発表した作品が主です。
有名な近代アーティストの作品を楽しめるのはTate Modernという美術館になります。
こちらが入り口です。あ、ちなみに入館料はタダです。
英国の数少ないいいところ。多くの博物館や美術館が無料。素晴らしいですよね。
(でも歴史的な建物や城、お屋敷は入館料かなりかかります)

では、さくさく見学していきましょう。
ちなみに、大きなバッグ等は観覧中持ち歩くことが禁じられていますが、荷物は地下で無料で預かってくれます。
近代アートは、展示するのにかなりのスペースを要したりします。

近代アートは、日本のテレビ局の大道具さんの仕事場にいるような勘違いさえさせてくれます。

(手前にあるのは音楽番組のセットで、奥にあるのはバラエティ番組用?)
紙袋を使ったアート。
日本人ぽい発想かと思ったら、アーティストが本当に日本人でした。
照屋勇賢 (てるや・ゆうけん)さん、沖縄出身ニューヨーク在住。
肉眼だと分かるのですが、紙袋の奥行きも遠近感を演出して「木」は立体的に見えます。

上から見たところ。

人だかりができていたので、本当に人間が入っているのかと勘違いしました。

ギャラリーに来て疲れている人の後ろ姿ではありません。
これも、アート!
「ど、どうかしましたか?」なんて、つい声をかけたくなる。

さて、これらは序章にすぎません。
私の目的は、地下にあるこのROOM15の向こう側。
ここで〜す!

黒いオイルが床一面に張ってあるだけ。
そのオイルが、光を反射して上下シンメトリーのコントラストを産み出します。
オイルに反射した窓からの光は白く映り、しかし白い壁はオイルに反射されず黒いまま。
線と光がかもしだす不思議な空間。

(もちろん、油臭いです。火気厳禁)
この黒オイルの海の中に、ちゃんと歩道があるんです。
この中に入ってこの「感覚」味わえるんです。
これが、私がここに来た目的。
あの、なんともいえない、自分がアートの一部になってしまったかのような、感じ。
視覚に惑わされて、足元がすくわれるような、未知の感覚。

え?

ええっ?
なっ、なんと立ち入り禁止!

ショック。
このために来たようなものなのに。
あの「感覚」をもう一度体験したくて、楽しみしていたのに。
安全のために、立ち入り禁止になったのか。それともいたずらするような人が多かったのか。
残念。
ちなみにののオイル作品は、Richard Wilsonというロンドン在住の英国のアーティストの作品。
サーチ・ギャラリー の象徴的な作品です。

余談。
ギャラリーショップに、なにゆえか金色の招き猫が。
中華料理のお持ち帰り専門店などによく置いてあります。
最近は、「おしゃれ」な置物になっているのでしょうか。

オイルの海の中をもう一度歩いてみたいなあ。

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以前は好奇心とか一応教養とか知識としてよくギャラリーとか行っていたけど、この歳になると東京ディズニーリゾートのほうがよくなってしまって。(東京限定です。キャストさんが大雑把なユーロディズニーランドとかは、夢壊れそうで行くのが怖いです)
それなのに、嬉々としてロンドンにある近代芸術の大御所的Saatchi Gallery(サーチ・ギャラリー )に出かけたのは、もう一度経験したいアートがあったからです。10年以上も前、まだSaatchi GalleryがSt John's Woodというところにあった時訪問して以来のことです。
Saatchi Galleryは、チャールズ・サーチという英国若手の芸術家を育てていることでも有名な人物の個人コレクションを展示した美術館です。コレクションは、近代アートといっても1990年代以降の芸術家が発表した作品が主です。
有名な近代アーティストの作品を楽しめるのはTate Modernという美術館になります。
こちらが入り口です。あ、ちなみに入館料はタダです。
英国の数少ないいいところ。多くの博物館や美術館が無料。素晴らしいですよね。
(でも歴史的な建物や城、お屋敷は入館料かなりかかります)

では、さくさく見学していきましょう。
ちなみに、大きなバッグ等は観覧中持ち歩くことが禁じられていますが、荷物は地下で無料で預かってくれます。
近代アートは、展示するのにかなりのスペースを要したりします。

近代アートは、日本のテレビ局の大道具さんの仕事場にいるような勘違いさえさせてくれます。

(手前にあるのは音楽番組のセットで、奥にあるのはバラエティ番組用?)
紙袋を使ったアート。
日本人ぽい発想かと思ったら、アーティストが本当に日本人でした。
照屋勇賢 (てるや・ゆうけん)さん、沖縄出身ニューヨーク在住。
肉眼だと分かるのですが、紙袋の奥行きも遠近感を演出して「木」は立体的に見えます。

上から見たところ。

人だかりができていたので、本当に人間が入っているのかと勘違いしました。

ギャラリーに来て疲れている人の後ろ姿ではありません。
これも、アート!
「ど、どうかしましたか?」なんて、つい声をかけたくなる。

さて、これらは序章にすぎません。
私の目的は、地下にあるこのROOM15の向こう側。
ここで〜す!

黒いオイルが床一面に張ってあるだけ。
そのオイルが、光を反射して上下シンメトリーのコントラストを産み出します。
オイルに反射した窓からの光は白く映り、しかし白い壁はオイルに反射されず黒いまま。
線と光がかもしだす不思議な空間。

(もちろん、油臭いです。火気厳禁)
この黒オイルの海の中に、ちゃんと歩道があるんです。
この中に入ってこの「感覚」味わえるんです。
これが、私がここに来た目的。
あの、なんともいえない、自分がアートの一部になってしまったかのような、感じ。
視覚に惑わされて、足元がすくわれるような、未知の感覚。

え?

ええっ?
なっ、なんと立ち入り禁止!

ショック。
このために来たようなものなのに。
あの「感覚」をもう一度体験したくて、楽しみしていたのに。
安全のために、立ち入り禁止になったのか。それともいたずらするような人が多かったのか。
残念。
ちなみにののオイル作品は、Richard Wilsonというロンドン在住の英国のアーティストの作品。
サーチ・ギャラリー の象徴的な作品です。

余談。
ギャラリーショップに、なにゆえか金色の招き猫が。
中華料理のお持ち帰り専門店などによく置いてあります。
最近は、「おしゃれ」な置物になっているのでしょうか。

オイルの海の中をもう一度歩いてみたいなあ。

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