『KUBO/クボ 二本の弦の秘密』観たんだけど〜ぉ

え〜?
アメリカ映画のKubo And the Two Strings 、『KUBO/クボ 二本の弦の秘密』という邦題でとうとう日本で公開になったのですか?



英国での封切りは去年のこと、2016年9月あたりだったと思います。
ヘンテコな日本が舞台の作品だし、この制作会社であるライカ(このコンピューターアニメご時世の昨今に、コマ撮りのストップモーションアニメーションを手がける、世界的に見ても希少価値の高い会社です)の前作(The Boxtrolls、2014年)が日本未公開なので、新作の日本での一般公開は無いと安堵しておりました。
まさか、一年以上公開に時間がかかったとは。
ホントにこの作品、日本公開して大丈夫なんでしょうか。
勝手に名字を主人公の少年の下の名前につかわれて全国の久保さんがお怒りにならないかと不安だったのですが、なんとかなっているようです(というか、公開劇場数もそんなにないしねー、ユーチューブに上がっている日本版トレイラーとか10万回くらいしか閲覧されていないって、ちょっと危ないような)。
そういうわけで、好奇心と猜疑心から『KUBO/クボ 二本の弦の秘密』、ネット配信のもので観てしまいました。



アメリカのストップモーションアニメーションでちょっとホラーがかった作品で有名な制作会社、ライカの長編作品としては『KUBO/クボ 二本の弦の秘密』が4作品目になります。
で、どういう訳か、私これで全作品観たことになりました。

過去のライカの作品は、
『コララインとボタンの魔女』(2009年)
『パラノーマン ブライス・ホローの謎』(2012年)
The Boxtrolls(日本未公開、2014年)


コララインは、とにかくオススメです。
ストーリーも面白く、キャラクターも魅力的で共感でき、とにかくライカの最高傑作です。
二作目のパラノーマンも、よい作品です。
The Boxtrolls(日本未公開、2014年)で、ガクンとライカは評判を下げます。
とにかく、全二作には溢れていた可愛さとコワさが、殆ど無し。
共感出来ないキャラ、よく分からない環境設定などなど、集中して観ているのがものすごく大変でした。
そういうわけで、The Boxtrolls(日本未公開、2014年)の失敗と取り戻すべくの『KUBO/クボ 二本の弦の秘密』だったと思います。
英米などでは映画批評家がこぞって絶賛したのですが、私は主人公の少年の名前がクボというだけでこれは日本人にはウケないだろうなー、と思いました。


ウィキペディアでちょっと調べるだけで、クボは観たい気力が奪われるのです。
既に書いているけど、主人公の少年の名前がクボでしょ。
で、クボのお母さんの名前が、サリアツ
日本人の名前じゃないでしょー、これ、姓にしろ名にしろ。
更に更に、お父さんの名前がハンゾウ
半蔵だなんてそんな有名人の名前、映画や小説のキャラに普通付けません。
そして、一応クボは『サムライの息子』だそうですが、姓は出てきません。


そういう訳で、恐る恐る観たました。
半分ライカさんはガンバっくれて、最低限のヘンな日本描写でなんとか楽しめることを期待しつつ。
残念ながら、大きく裏切られました。
最初の20分くらいで、ぶっ飛びました。
だって、地形が、ヘンじゃないですか。
日本云々の前に、こんな地形とムラの在り方って、不自然なのでは。


まず、オープニングで描かれるのは、クボが海(湖だとしたら、かなり巨大な湖)に面した切り立った崖の高いところにある洞穴で、平安時代的な衣に身をまとった母と暮らしていること。
(こんな形した巨大な崖があったら、それだけで神体扱いで注連縄張ります、それが日本です)
そして、クボはその崖を下って行って、ムラに行って大道芸を披露して生活の糧を得る。
ムラに行くには、小さな橋を渡って、草むらみたいなところを通り過ぎる。
でも、全体的な風景からは、そのムラは浜から近く、しかも水面からそれほど高くない。
海だろうが湖だろうが、これだけ近ければムラの主な生業は魚や貝等の漁などで成り立っているだろうに小舟一隻、網もなく、浜辺に人一人いない。
ムラは思ったよりも大きく、どういうわけか昼間でもヒマな人で溢れて、結構な人がクボの大道芸を楽しんでいる。
鳥居みたいなものが、ムラにある。
そしてその鳥居みたいなものをくぐると、坂道になっている。
下り坂。
登りじゃなくて。
普通の日本の常識だと、鳥居くぐると階段あがるとか、平地の大都市などだったらせめて高低差無し。
クボの世界では、鳥居の先は下り坂、それが結構長い。
そして、鳥居のずーっとその先には意味不明にお墓があってすぐその脇に小川が流れ、杉みたいな木々が生い茂っている。
お墓の場所、それって、海面(水面)より低いこと確実。
そんな場所に大木の森があり、さらに小川が流れているって、地勢的に正しいの〜?
高低差のほぼない川から1メートルのところで堤防もないような場所に、キリスト教徒だろうが仏教徒だろうが、墓、建てない。
台風や豪雨で、墓石沈没しそうなんだけど。


ムラでは、お盆的なお祭りが開かれる。
灯籠流しみたいなこともする。
と、いうことは季節は、多分、夏。
太陽の日射しが、緯度の高い冬季の英国並みのやわらかいオレンジがかっているけれど、季節は夏の筈。
それなのに、クボが次に移動した場所は、雪の中。
夏では日本で一番高い山、富士山の雪も解けるというのに。


設定は、日本、でしたよね。
その前に、地球かどうかさえも疑わしいよーな気が。


ウィキペディア情報によると、制作費用は6千万ドル。
監督と美術/背景のスタッフで、日本にリサーチ旅行でしなかったのでしょうか。
海辺の断崖絶壁の美しいムラを実際に訪問して、その風景や地勢を写真や映像に収めて作品に取り込めることも出来た筈なのに。
テレビアニメ『アルプスの少女ハイジ』(1974)は、制作にあたってを作品の舞台となる現地調査を行ったことで有名です。
そのために、アルプス近辺の視聴者が日本の作品と気付かないケースもあるそうです。
日本に5〜10人のスタッフで、通訳/ガイド付き、一週間の滞在、ファーストクラス使ったとしても、6千万ドルも制作費あるのならたいした経費にならないでしょうに。
世界的に好評価を受けているライカさんだからこそ、それくらいのリアリズム、というよりは単純に『自然の美しさ』を感じさせる映像美を探求して欲しかったです。



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ジェイムズ・ボンドの新俳優の髪の色でネットが炎上していたこともあった

前回は、ハリウッド映画等における髪の毛の色によるステレオタイプ論をお話したんですけど、その続きです。


ブロンド男性って、こっちではそんなにウケないんですよね。
男は黙ってダークヘア、みたいな風潮。
ジェイムズ・ボンド役の地毛がブロンドのダニエル・クレイグのことを言及したコメントをいただいて、それで思い出したようにネットで調べていたら、こんなものが出てきました。
新ボンド俳優としてダニエルの配役に当たって、かなりの不満や反対意見があったようです。
dc.jpg


以下、ダニエルの英語のウィキペデア、Daniel Craigからの引用コペピです。

The casting choice caused significant controversy. Throughout the entire production period, internet campaigns expressed their dissatisfaction and threatened to boycott the film in protest. The 5-foot-10-inch (178 cm) blond Craig was not considered by some protesters to fit the tall, dark Bond portrayed by the previous Bond actors, to which viewers had apparently become accustomed.


身長もボンドにしては低いしダークヘアじゃなくてブロンドなんて絶対イヤだ、とネットが炎上したり大騒ぎになったようです。
にも関わらず、今ではすっかりダニエルボンドが定着して、興行収入はずっと大当たり。
男性のみならず女性ファンにもウケるダニエルボンドの魅力は、渋さとアヤシさと危うさ、かな。
基本的に、ブロンドだからというわけでもなく、ハンサムなんだけどあんまり人は良さそうでもなく、でも結構ストイックといった感じのダニエルだからこそ、女性心をくすぐるところがあると思うのです。
ちょっと危険そう、でもチャラチャラしてない。
ダニエルは、『レイヤー・ケーキ』(Layer Cake、2004)というクライムスリラーの映画で主役を果たし、この時の演技がすばらしかったのでジェイムズ・ボンド役にノミネートされたようです。
やはり、『髪の毛の色によるステレオタイプな配役』の例にもれず、ブロンドなので麻薬ディーラーと、犯罪者の役。
犯罪者の役やって、ボンドやりませんかって声がかかるのもよく考えれば凄いことです。
(いや、そうでもないか。ボンド的スパイもこの手の犯罪者も、求められる資質と仕事内容はそんなに違わないかも。給料貰ってるか貰ってないかの違いは大きいけど)





それにしても、髪の色なんて何でもいいと思うんだけどね。
女優の髪の色によるキャラのステレオタイプもあるから、これもまた今度。



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不思議なことに、ヒーローはダークヘアと相場が決まっている

前回のブログで、髪の毛の色のことを触れたのですが(『赤毛のアン』だけじゃない、英国では今でも赤毛はイジメられる)、ちょっとその関連のことでずっと気になっていたことを書きたいと思います。


ハリウッド映画とか、8、9割は髪の毛の色でキャラ決まってるよね問題、です。


一応英国からブログやっている身なので、ハリウッド映画化され原作も世界中でベストセラーとなり、誰もがちょっとは知ってるハリー・ポッターシリーズを例に挙げたいと思います。


まず、主人公のハリー。
物語のヒーロー。正義感が強くて、人望がありリーダー格でもあり、賢く、勇気があり、女の子からもそこそこ人気者。
黒髪、ダークヘア(dark hair、茶〜黒い髪の色)です。
ぽた2

親友のロン。
主人公のサポート役。三枚目的。コミカル、ちょっとおばか。すごくいいヤツ。あったかい。癒し系。
赤毛。
images.jpeg


いじめっ子のドラコ。
主人公のライバル。敵。性格が悪い。『悪』側に属する。
金髪。
images-1.jpeg


多くのハリウッド映画では、だいたいこの3種類の髪の毛の色が、男性キャラの役割や性格を決めてしまうんです。
(というか、キャラの役割や性格が、髪の色を決める、かな? どっちでもいいや)
スーパーマンやスパイダーマンなど、スーパーなヒーローの殆どはダークヘアです。
FBIの捜査官役が主役の時は、だいたいダークヘアです(ツイン・ピークスのクーパー捜査官とか)。
良い人、正義の見方、悪と戦う役、ほとんどダークヘアです。
だから、主役級を多く務める俳優さんは、地毛がダークヘアであることが多いです(というか、ダークヘアが人口比でも一番多いと思う。赤毛とかブロンドって、そんなにいない。リアルなブロンドは、アングロサクソンやケルト系では本当に少ない)
トム・クルーズも、シルヴェスター・スタローンも、ヒュー・ジャックマンも、クリスチャン・ベールも、ダークヘアです。



大雑把に分類すると、髪の毛の色によるキャラのステレオタイプはこんな感じですね。
1)ダークヘア
主役、善人。正義の味方。スーパーヒーロー。二枚目。


2)赤い髪
三枚目。お笑い担当。善い人なんだけど、ちょっといい人すぎて騙されたりオバカなことやったり。でも憎めない。人格者。
例。ハリポタシリーズで、ロンの兄、ビル・ウィーズリーを演じたアイルランド人のドーナル・グリーソンは、ハリウッドでも活躍する売れっ子俳優さん。
が、赤毛のためか、主役を果たしているのに、ちょっとオバカでお人好しの役が。
たまたま私が観たのが『FRANK -フランク-』(2014)と『エクス・マキナ』(2015)だったせいもあるのかも知れませんが。


3)ブロンド
悪。敵。ライバル。犯人。狡猾。外国人(つまり、アメリカ人以外の白人)。謎に満ちている人。女性/男性を誘惑するセクシーなキャラ。


勿論、全てのハリウッド映画に当てはまる訳でもないけれど、このステレオタイプの髪の毛論って、無意識に多くの人にあると思います。
私も無意識に影響されている、かも知れない。
私が気に入るのは、男性ではダークヘアばかりです(つまり、日本人も含む)。
金髪好きの日本人女性に出会ったときは、びっくりしました。
洋楽聴いたり海外映画やドラマ観ていたら、洗脳されてダークヘア好きになるんだと思ってました。
私が子供のときは、そんなにテレビで外国のドラマもやっていなかったしそれほど海外映画も観る機会がありませんでした(国産のアニメばっかり)。
そんな私が唯一観ていた海外ドラマは、『大草原の小さな家』(かなりいい年いってるのがバレる〜)。
おとーさんのチャールズ・インガルス、ダークヘアだもん。





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ツイン・ピークス最終話。ネタバレちょい含む。

最終話、観ました。
いろいろわからない。
嬉しい、やっぱり、スッキリ終わってくれなくて。
十月下旬に TWIN PEAKS: THE FINAL DOSSIER という本が出版されるので、その内容よっては全く別の見方をするようになるかも知れません。
今現在、明解にツイン・ピークスを説明すると、『シュールな映像作家が描いた多次元/夢落ち/ループもの』で、いいと思います。
(つまり、一見非常に分かりにくい)



1)森のシーンの減少、林業の廃退
今回、私の記憶に強く残っているシーンは
・ジェリー・ホーンの右足がI am not your footと語りかけてくる
・ステーブと愛人との最期の語り、トトロがでてきそうな古くて立派な巨木で(日本だったら、神木として祀られています)
・ジャックラビットパレスの一連

云々、森関係が多い。

多分、今回の新シリーズで一番私が違和感を感じたのは、うっそうと生い茂った木々のシーンが減ったこと。
オリジナルや映画では、若い恋人達は森の中で落ち合ったり、森の中を逃げたり、ウィンダム・アールは森の一軒小屋に隠れたり、深い緑に象徴されるシーンが多い。
パッカード製材所もなくなってしまい、安い木材が外国から入ってくるようになったのか、自然破壊を怖れてか林業はほぼ廃れているようだし、最近のツイン・ピークスの主要産業は何なのかよく分からない。
25年前のツイン・ピークスの町には、製材所や木材の運び屋の仕事(シェリーの夫、レオもやっていた仕事)など、安定して給料のそこそこよいブルーカラーの仕事が多くあったはずだ。
きっと、ブルーカラーの仕事はこの25年で激減したのだろう、他のアメリカと同様に。
最近では、ジェイムズはホテルの警備員の仕事、そし高卒で資格も無いスティーブは仕事がない。
スティーブにきちんとした仕事があったら、もう少しマシな若者になっていたかも知れない。
(製造業の減少にともない失職して、安い給料の仕事に甘んじるしか無いブルーカラー階層の多くがトランプに投票したのを思い出す)
木と共に生き、木で生活をしていたツイン・ピークスが、サービス業に頼るようになって、馴染みの風景が減ってしまった。

ラスベガスのシーンは、建物や街並、登場人物さえも何もかも人為的で、風景もキャラもマンガのようで、観ていて楽しかったけれど、大きく感情を揺さぶられることは殆どなかった。
(119と叫んでいたアルコール/ドラッグ中毒の女性とその子供がある意味一番人間的だったかも。人工的な街、ラスベガスで上手く生きていけない人達だったから)


2)クーパーとファイアマン、ちょっと利己的?
ホントにファイアマンは、わざわざ英国から若者をリクルートしてきたの?
特別なパワーを授ける相手は、他のツイン・ピークスの住民(メインの保安官達は万が一のための待機要因としても、ジェイムスとかエドとか、いくらでもしっかり仕事をしてくれる人はいそうなのに)。
ゴードン/フィリップ達の計画がいまいち、う〜ん。
そんなに簡単に、全く関係ない人物をリクルートできるのなら、アジトにいたレイの仲間にあの緑の手袋を渡してしまえばよかったのに。
ただ、ここに至までに既に何度もトライして失敗してループしまくっていたのかも知れない。
そして、クーパー。
ダギーというトルパは子供をもうけた(それが可能ってことがよく分かりませんが。ダギーが消失しても、子供には影響ないって?)。
そして、またトルパをジョーンズ家に送る。
それがジェニー・Eやサニージムにとって一番幸せなことかも知れないけれど、それよもクーパー本人が幸せになりたいからトルパを作ったのでは?(トルパと本体は、どこかで繋がっているみたいだし)


それよりも問題なのは、フィリップに、ローラが亡くなった日に戻りたいと要請する。
そして、ローラを帰宅するようにうながす。
性的に虐待する父親のいる家庭に、帰るように。
ローラが殺されないようにするため?
それが一番大切なこと?
あの日、ローラが助かったとしても、あれ以上可愛い良い女子高生を演じることも不可能になっていただろう。
父リーランドの虐待は続き、ローラはコカインを摂取し続け、ドラッグのお金欲しさに売春を続け、親友のドナも恋人のボブもジェイムズも何も出来なかったかも知れない。
それか、ローラは自殺を図ってしまうか、ドラッグの過剰摂取で死に至ったか。
クーパーの行為が、よく分からない。
ただ、今回の新シリーズで感じたことは、クーパーはちょっと変わっているけれどしっかり者で倫理観の高い尊敬できる人物というわけではない、ということ。
まだ高校生だったオードリーの恋心をやんわりと優しく断ったけれど、その時生まれた欲望はドッペルゲンガーのクーパーに受け継がれてしまった。
ダギーのクーパーは、オードリーの象徴、警察署にいた女性が履いていた赤いハイヒールに魅惑される。
そして、同じく赤いヒールを履いていたジェニー・Eと枕を交わす。
オードリー、そして彼女とドッペルゲンガーのクーパーの子供、リチャードへの責任感とか罪悪感はないのだろうか。
トルパと関わったジョーンズ一家だけを幸せにして。
そこに欺瞞を感じざるを得ない。


3)もし続編があるとすれば、更にセカイ系っぽくなるかも
ログレイディのお言葉、Laura is the one。
最初はローラが『セカイを救う』救世主という意味かと訝しがってしまったけど、最終話から察するに『ローラが救われる』ことが『セカイを何かから(ジューデーから)守る』から ”Laura is the one” と解釈するほうが自然であるような気がしました。
オリジナルテレビドラマ版では、最初のクーパーの使命はFBIの特捜官として、ローラを殺した犯人を探すことだった。
『リターン』は、ボブの破壊とは、序章に過ぎなかったことに後半になってようやく分かる。
クーパーの真の任務とは、ローラの人生を変えること。
邪悪な何か、ジューデーが世界を破壊/侵蝕しないように。

いわゆる日本のアニメ等でよく使われる『セカイ系』的構造が見え隠れする。

八話終了後の感想でも書いたけど、ツイン・ピークスがエヴァっぽくなっていると感じた。
終了後、ほぼエヴァだと思った。
クーパーも、碇シンジ君的に欠点の多い人間のようだし。
ファイアマンも、完璧ではない。

私の見方が間違っていると思いますが、日本のアニメ的見方をすると、ツイン・ピークスがしっくり入ってくるのです。
勿論、これからも誰かの考察を読んだり聞いたりTWIN PEAKS: THE FINAL DOSSIERを読んで、私の思っていたことが全部ひっくり返されるて目からウロコが落ちるような経験を何度もすることになるでしょう。
自分の見方が間違っていたと気付くことさえ快感だから、ツイン・ピークスは止められません。




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ツイン・ピークス、最終回前のもやもやをただ解消する落書き(ネタバレあり)

ツイン・ピークスがこの日曜日にダブルエピソードを放映して、シーゾン3に幕を閉じます。
最終話がもう少しで観られると思うと(月曜日には英国で観られる〜)、嬉しいような悲しいような。
こんなに脳みそをすっちゃかめっちゃかにかき回してくれるテレビシリーズって、なかなかないものねー。
キャラに感情移入して心ゆさぶられるし、ホラー/スリラー要素もあるから手に汗握ってしまうし、展開が予想できなくて謎が多過ぎていつでもどこでも考えてしまうし。
疲れるから、もう解放されたい〜。


とりあえず、いくつもの謎があるけれどそのかなから幾つか凄く気になること。


1)リンダって、誰?
トレーラーハウスにリンダという人が住んでいるらしい。
でも、これがファイアマンが意味したリンダなのか?
シーズン3の主要な女性の新キャラ達の名前には、不思議な共通点がある。

CANDIE (CE)
NAIDO (O)
LINDA (L)   名前だけで登場はしていませんが
DAINE (E)

各名前から、カッコ内のアルファベットを抜くと、ANDIの四文字が共通している(ANDI+E → ANDY?)。
(抜いたアルファベットで、COLE ゴードン・コールの名前が出来るんだけど、こじつけすぎかな)
何かあるのかな?
ネットでは、ダイアンはナイドーではないかという説が拡散しているみたいだけど、納得出来ない。
(ダイアンの日本語読みを逆さにするとナイドーになるという、なかり強引な説を聞きました)
ダイドーは日本名だというデマがホントになってるみたい。
しかも、ダイアンの服とか家が日本ぽいとか、もうわからない解説も聞いた。
ただ、これがウィンダム・アールの変なオリエント好きと絡んでいるとしたら、この説、私買います。
ウィンダム・アール、尺八吹くし、盆栽に盗聴器仕込んで送り込んだし。


リチャードの双子とか、アーニーの娘とか、ダイアンの娘とか、諸説ありますが、私が個人的に好きなのはキャンディーがリンダ説。
三人娘の名前は、キャンディー、マンディー、シンディー。
本名は、別にあってもおかしくない。
クーパー/ダギーにチェリーパイを取り分けてから、キャンディーの幻覚(?)がおさまっているようです。
それに、ミッチャム兄弟が、キャンディー達とツインピークスに行くことになってしまいました。
クーパーがここまでミッチャム兄弟に信頼をおいているのは、キャンディーの保護者代わりとなり面倒をみてくれていたからだと考えると、いろいろしっくりきます(個人的に)。


2)レッドって、何者?
ドラッグの密売人であるレッドを疑っているんですけど。
レッドはトレモンド婦人の孫である可能性もある(マジックつながり)。
この人余り出てこないけれど、もしかしてリチャードの人生を狂わせた張本人?
リチャードに、俺に逆らったら脳みそ喰らってやる、とかそんなことを言っていたような。
ブラッグロッジ/コンビニエンスストア/ウッズマン関係の存在っぽい。
レッドから謎の麻薬を買った人が、ロードハウスの特定のテーブルに登場する人達なのかなあ、とか考えたことも。


3)フレディー、何のために?
アヤシいヘンで古風なコックニー訛りを喋るフレディー。
なんだかいかさま臭い。
本当にファイアマンは、彼にツインピークスに行くように指示したの?
彼本人は、いい人だとしても、彼の話が信じられない。


4)アンディーがファイアマンに呼ばれたのなら、ルーシーにも大きな役割があってもいい
アンディーがファイアマンに出会って見たビジョンに、アンディーがルーシーに何かを魅せるようなシーンがあったから、これって重要な伏線ぽい。
あと、彼らの息子のウォーリーにも。
このカップルが、ツインピークスで一番幸せで愛に満ちてほのぼのしているから。
ウォーリー再登場、期待してます。


5)時系列の謎のひとつ、オープニングシーン
最初のファイアマンとクーパーの会話は、時系列的にはこのシーズン3の最後に来るのでは?
クーパーがいたのは、レッドルーム。
そこからファイアマンのいる『ホワイトロッジ』(多分)に、呼ばれていなくてはならないけど、そんなシーンは観たことがない。
だとすると、430、とかリチャードとリンダの意味も違ってくるかも知れない。
それか、全く別の次元でのお話か、他の『クーパー』なのか。





それから、最終話への期待と不安が高いので、最近では『こんなツインピークスの17/18話はイヤだ』とお風呂のなかで考えてストレス解消していました。

『こんなツインピークスの17/18話はイヤだ』

・ラスボスが、ボビー
・ラスボスが、ドクター・ジャコビー
・ラスボスが、チャド
・ラスボスが、ラッキー7保険会社のボス
・ラスボスが、タミー
・ラスボスが、チャーリー

・最後のシーンから、突然ゴードンが監督ディヴィッド・リンチに戻って、「カーット!」
撮影シーンに切り替わる
俳優のみなさんスタッフのみなさん、おつかれさまでした〜、というエンディングを迎える
(そんな映画あったよねー)

・謎を全部細かく説明してくれて、その後ネットで語ることが何もない

・リンダもジューデーもビリーも誰か分からない、謎のまま終わる(これは、あり得なくはないなー)

・ドッペルゲンガーのクーパーとそのトルパ全20体が登場して、歴代レッドレンジャー大集合みたいなノリになる

・若い時にボビーが過って殺して埋めた麻薬の密売人の死体が森からでてきて、保安官達がクーパーどころではなく右往左往(映画Fire Walk With Meでそういうシーンがあったのに、誰も何も言わないから。ずっと疑問。おかげでボビーがマトモな大人になったとまだ信じられないでいる)

・ローラvsボブ/ドッペルゲンガークーパーのアルマゲドンに突入

・「25年後にまた会いましょう」と、再びローラに言われる



さて、どんな最終回になるのでしょう。
そして、シーズン4としてまた馴染みのキャラに会えるのでしょうか。
わくわく。
そして、終わってしまうことへの寂しさ。
何はともあれ、楽しみ楽しみ。




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