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スコットランド移住作戦、発動

12月12日におこなわれた総選挙ので出口調査の結果を受けて、笑い事ではないレベルで、本気でスコットランドに引っ越した方がいいかもしれないと考えております。
(よく考えたら、連れの仕事って自宅にて90%以上コンピューターと電話だもん。どこに住んでいたって関係ないような気がする)
新・保守党が、楽々過半数、だなんて。
1月末のEU離脱、必然、か。
合意無き離脱の可能性もあるし、合意があったとしても、かなり厳しい状況になりそうだし。
EU残留派は、これからますます辛くなる。
国全体も、イバラの道を歩くことになる。


スコットランドの独立運動、激しくなるぞ。
北アイルランド、政情不安になる可能性、高し。
既に、過激派のテロ活動が最近は活発になっている。
ベルファスト合意(Good Friday Agreement)維持できるの?
真の英国の修羅場は、これから始まる予感。
2016年の国民投票から今までは、単なる序章に過ぎなかったのかも知れない。


ロンドンは、残留派が多いからなー。
これから、デモとか盛んになるでしょうね。
早朝から、首相官邸にデモが押寄せるかも。


だけど、スコットランド語(スコットランドのなまり)、苦手でほとんど何言ってるのか分からない。
住んでいれば、慣れるかな。
あと、車も必要かな。
免許取らなきゃ。
大学とか大学院、教育関係、イングランドより安いんだよね(多分)。
日照時間は、ロンドンの比ではないくらい短いし、寒そうだけど。
う〜ん。


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また総選挙、か。

ブログ、久しぶり。
ブログをさぼってたのは、なんとなくだらけていたから、です。
復活は、この12月12日の総選挙にむけてのウォームアップです。


一時期、日本人目線の、EU離脱問題や英国政治問題とかを知りたくて、YouTubeのネット番組等で解説を聞きまくったのですが、なかなかいいものないんですよね〜。
だいたい、英国の政治の専門家が解説しているんじゃなくて経済の専門家だったりするし、インテリぶってるけど経歴のアヤシいユーチューバーとか(たいていネトウヨに人気)がEU問題をやるから、英在住としては「え?」と驚くような事実誤認が。


驚いたのは、北アイルランド問題への誤解釈。
北アイルランドとアイルランドが、宗教で争っているという、トンデモな説(これ、某知識人のブログでもそんなこと書いてあった。指摘されたのか、数日後見たら消されてたけど)。
北アイルランド内で紛争があったのは、英国のせいですよ。
アイルランドという島国が、北アイルランド(現、英国の一部)とアイルランド国に分断されたのは、英国のせいですよ。
世界で今でも起こっている内乱、紛争、民族問題、国境問題等、80%くらいは英国が関わっている、と思っていいくらい、過去に英国は時代劇の悪代官のように、世界中で猛威をふるってましたよ (関西の番組「教えて!ニュースライブ 正義のミカタ」では、現在でも問題のある国や地域の歴史のおさらいをすると、よくイギリス君が悪役として登場してます)。


あと、英国は民度が高い/賢い/問題意識が高いからEU離脱を選んだとかいう意見、ぶっとびます。
EUがなんなのか、どの国が加盟しているのか、シェンゲン協定がなんなのか分かってなくて、離脱に投票している人けっこう多いんですよ。
自分の住んでいる村がEUから補助金が出ていることを知らずに離脱に投票した人。
パキスタン人が来るのが嫌だから、離脱に入れたという人(人の移動が自由だったのはEU内のみ)。
欧州向けの自動車工場に勤務しているのに、離脱に入れたという人(EU離れたら関税かかるから、自動車工場の存続、大変だと思うんですけどね。自動車工場や下請け等で、街全体が潤っているような感じのところでは、工場がなくなったら下手したらデトロイトみたいになりますよ)


英国の内情がますます混沌とし、離脱派と残留派の分断が深まり、ホームレスが増加し、低所得家庭の子供が増えているというのに、問題EU離脱に偏り過ぎ。
映画『わたしは、ダニエル・ブレイク』(2016)とか、『家族を想うとき』(2019(すいません、まだ見てないのですが、解説だけで悲しくなってくるレベルの物語)を見て欲しいです、最近の英国のふつーの一般の人々には、国の政策や働き方の在り方によってまさしく「生き地獄」を味わっている人もいることを、知って欲しいです。
こういった状況が、どう国民に反映されているのか。
EUを離脱すれば天国が待っている的な意見を、鵜呑みにしている離脱派が多いのが事実です。
残念なことに。



明日の選挙で、英国の状況がよくなるきっかけがうまれますように。



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今週も、またたいへんなことになりそう(そして、来週もまた)

以下略。
いろいろEU離脱危機とか、国会でこんなこと起こったとか、またジョンソン首相訳分かんないこと言ってるとか、下院の議長「オダおじさん」ことバーコウ萌えとか、書くの面倒です。


NHKニュースの「英 EU離脱」、きちんとカバーしてる。
ニュース熱心な英国人でもついていけない人もいるようですし、なんと肩書き付きの議員さんまで、理解していなかったようなことが指摘されていたり。


この期におよんで、EU離脱がどうなるのか、よく分からない、という。
ふぇ〜。
10月31日のハロウィーンが離脱の期日。
この時期はハロウィーン的なホラー映画が封切られたり、テレビでも放映してくれるのですが、英国の政治のほうがリアルなホラー過ぎて、ホラ―映画に興味が湧きません。







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今週は大変なことになりそう

日本は、自然災害が多い国。
以前、こちらのドキュメンタリー番組に出演していた方が「日本は自然災害のディズニーランド」とか、そんな表現を使っていました。
地震、津波、台風、火山。
英国は、基本、そのどれも災害レベルで発生する確率は低い。
たまーに、嵐っぽいのがくるだけ。
それでも、雨量とかは日本に比べると少なかったりする。


だからなのかな。
英国は、自ら、問題を作り上げて、その問題を危機レベルまで持っていくような、「災害が無いなら政治で人災をつくればいいじゃない」的な「パンがなければお菓子を食べればいいのに」に匹敵する、狂気的な理念もってきて、国を二分して経済を悪化させるような、自ら訳分からないことして世界的に大迷惑かけて笑い者になっているのは。
そして、この英国が人工的に産み出した災害は、低所得者をもっとも苦しめるという。
北アイルランド人や、ヨーロッパ人に特に悪影響があるといわれ、スコットランドの独立の気運が高まっている。
日本で起こる災害は、基本的に金持ちにも貧乏人にも、都市部にも地方にも、日本人にも外国人にも、埼玉県人(最近『翔んで埼玉』観た)にも大阪府民(無性にたこ焼き食べたい)にも平等に襲ってくるのに。
英国の人工災害は、金持ちはほとんど影響しないらしい。


英国の人工災害は、EU離脱危機と、一般には言われています。
今週が、『天王山』です。
合意無き離脱なんかされたら、残留派はショックで大騒ぎでしょう。
離脱派の一部の過激派(フットボール・フーリガンとネオナチみたいな人達がいます)は、『勝利宣言』してくるのでしょうか?
国民投票直後のように、外国人やイスラム教のモスク等を襲ったりしないでしょうね(そう願いたい)。


偏狭なナショナリストに陥っている過激な離脱派は、戦争用語を使ってくるのね、恐ろしいことです。
残留派の議員さんとか、traitor(売国奴、謀反人)とか呼ばれているんですよ。
内戦やっているつもり?
だから、ここまでくると残留しようが、合意有りの離脱だろうが、合意無しの超強硬離脱だろうが、英国、まとまるわけないですよ。
訳分かんない、もう。



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エンタメとしては最高峰の英国国会と政治危機とEU離脱危機

いろいろすごかった〜
ボリス・ジョンソン首相の政策の都合上なのか、9月9日で国会は一時閉鎖されて5週間の長い休止に入りました。
が、いや〜おもしろかった、国会。
そのあともちょこちょこ面白いニュースが入ってくるし(面白がってはいけない、リアルに危機、すんごく深刻)。
英国メディア等は「第二次世界大戦後最大の危機的状況」に英国があると表現していますが、考え方によってはそんな時期に英国にいてリアルタイムでそのゴタゴタを見られるって、なかなか貴重な経験です。


まさか国会見て、泣いたり笑ったりできるとは思いませんでした。
9月9日は、議長である『オダおじさん』(「Order! オーダー!(静粛に)、の言い方が特徴的でして、人気者に)として日本でもちょっとは知名度のある、ジョン・バーコウが10月31日、EU離脱予定日退任すると発表。
その退任演説見て、ギャラリーにいる奥さんのほうを見上げて、感謝してちょっとうるうるしているバーコウ議長を見て、ついついこちらももらい泣き。



奥さんは労働党の政治家、バーコウは保守党の政治家、という異例のカップル。
労働者階級出身で、オックスフォードとかケンブリッジ大卒でもないバーコウは、エリート出身だらけの政界でコネもなく大変な努力をしてきただろうし、奥さんがは裕福な中産階級の労働党員で、世間からもヘンな目で見られただろうし本人達も大変だったんだろうな〜、とか勝手に憶測。
しかも、保守党議員とはいっても、リベラル寄りのバーコウ、党内からの批判も多かったけれど、ポピュリズムでナショナリズムに走りがちの合意無きEU離脱でもいいよ〜、ってかんじのボリス政権とは、水と油。
演説のあとのスタンディングオベーション、労働党とか自由民主党(英国では中道政党)とか、野党の皆さんばかり。
バーコウの属した保守党は、反応なしですよ。
(議長に選ばれると、中立を保つ為に所属政党から離党しなくてはならないそうですが、それでもねえ)
10年も議長やってきたのに。
それを見ても泣けてきて、なんだんだこれは、保守党が分断して、下院が分断して、国が分断して、EU離脱危機の真の弊害はこれにあり、って感じで。


そして、長丁場におよんだこの日の国会。
0時過ぎた夜中(早朝?)に、国会閉会の儀式が行われました。
ここでもすったもんだが。
中立的立場をとらなくてはならない議長のバーコウ、
「これは標準の閉会でも、普通の閉会でもない」
と、ぶーぶー文句を言ってから、一応仕方なく、儀式に参加します。
この閉会は不当だ、違憲だと訴える野党の皆さん、そんなバーコウにまた拍手。
野党のみなさんは、儀式への参加を拒否し、上院へ移動することなく、下院に残り、それぞれウェールズの聖歌やスコットランド愛国家、労働党の党歌を歌っていたようです。



バーコウ議長が下院に戻っても、野党議員のヤジをおそれたのか、多くの保守党議員は下院に入ろうとはしませんでした。
下院に残ったバーコウが
「ここで閉会になるから、議員さん同士で握手しあって、また再会しましょうって終わり方がいいのかもしれないけど(保守党議員がほとんどいないみたいだから)、私と握手して閉会というのではどうでしょう?」
みたいな提案をしました(どんな表現だったかな?覚えてないから、すごく間違ってると思う)。
それで、野党議員さん達が行列して、バーコウとの別れの挨拶を求めました。
労働党党首のコービンと言葉を交わして固い握手をかわして、人によってはハグして、女性議員さんとかは挨拶のほっぺキスとかして、なんだかとっても心あたたまるシーンなんだけど、国会中継そこで終わってしまいました。
ずーっと最後の議員さんとの交流まで見たかったのに。
国会中継はYoutubeでも観られます。


何度も言うけど、バーコウさん、保守党議員なんですよー。
なのに、この温度差。
保守党議員から思いっきり嫌われて、野党議員から愛されまくりなんて。


翌日、スコットランドの最高裁判所は「この国会閉会は、違法」という合意に達しました(バーコウ議長がブーブー文句たれていた通り)。
イングランドでの国会閉会の裁判は、今週最高裁に持ち込みです(英国は、4国から成り立っていて、法律もちょっとずつ違うようで、私にはよく分かりません)。


と、いろいろ感動しまくったのに、バーコウの奥さんがダブル不倫をしていたという過去を知ってしまって、ちょっとがっかりしてしまいました。
あ〜あ。
それから、ボリス・ジョンソン首相、やっぱりいろいろすごいです。
子供の数、非公開です(この人、女関係がだらしないらしく、婚外でも子供をもうけていたらしいです)。
ロンドン市長時代に、テムズ川に橋をかけようとしてもその計画が頓挫したボリス、今度はスコットランドと北アイルランドに橋をかけるそうです(スコットランドと北アイルランドは、EU残留派のほうが多いので、合意無き離脱でもいよ派のボリス首相はとんでもなく嫌われてます)。
スコットランドと北アイルランドに橋を架ける案が浮上中。ジョンソン首相が指示:イギリス・ブレグジットで
口だけで、何もしないで終わっちゃうんだろうな〜(だいたい、どこにそんなお金あるっていうのよ)。



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