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まー、なんとかなるよねー、合意無きEU離脱

連れの知り合い、英国人カナダ在住のおっさんが、10月の下旬頃に仕事関係で英国にやってくるそうです。
で、フリーなお仕事をしている方なのでスケジュールとかはその気になれば或る程度の融通がきくらしく、そのおっさん、仕事増やせそうなら増やそうかな、そうすると帰るのは10月31日かそれとも11月になってからかな、などというメールを連れに送ってきました。
英国人なのに、海外生活長過ぎて、すっかり英国の状況、分かっていないようでした。
日程に或る程度余裕があるのなら、私だったら、11月1日は長距離移動は控えます。



10月31日というのは、英国がEUを離脱する最終期日です。
首相がEU離脱強硬派、内閣もほぼ強硬派、合意なんていらないぜ、私達はEU絶対抜けるからね派が政権をぶんどってしまった現在、合意無き離脱が起こる可能性は、高い。
つまり、国内が混乱する可能性も、高い。
はっきり言って、どんなことがどう起こるのか、想像もつかない。


まず、合意無き離脱後の11月1日、流通、貿易、入国等での手続きが変わってくることから、ドーバーなどEU諸国を結ぶ港が忙しくなり混乱をうむ可能性もあると思います(EUからのモノは、入国の際に税金もかからず届け出もしなくてよかったようですが、EUを離れるとそういった手続きが必要になり、ドーバー等での物資を運ぶトラックの渋滞が予想されます)。
空港でも混雑が起こる可能性もあります(出国は大丈夫だろうけどねー、だからカナダ在住のおっさんは平気だろうけど)。
EU諸国から輸入されている生鮮食品が等値上がりすることから、他の食品も高騰するとか、そういった予測がされています。


それよりも、コワいのは、英国民の反応。
離脱反対派は、多分10月31日あるいはそれ以前に大きな反対運動をするでしょう。
それが、合意無き離脱派の集会と鉢合わせしたら、大丈夫なんでしょうか。
それとか、三年前の国民投票明けに一気にヨーロッパ人だけではなく外国人や移民系へのハラスメントや暴力が増加したように、合意無き離脱直後に外国人/移民系への嫌がらせが勃発するのでしょうか。
2011年におこった大規模な暴動みたいなことは、まさか発生しないでしょうけど。
ちょっとした小競り合いや、大規模デモは、起こっても不思議はないでしょう。


合意無き離脱反対派は、都市部や高学歴に多いといわれ、普段はデモに参加してもおとなしくきちんと礼儀正しくしている方が多いです。
が、状況が状況だけに、一部が過激化しないとも限りません。
それよりも、離脱派系には、フットボールフーリガン的な様子がみられる過激な方々もいます。
先日、離脱派系、超極右グループのリーダー、トミー・ロビンソンの受刑を不服としたその支持者達のデモの一部が、暴徒化。

(注:トミー・ロビンソンは、その反イスラムそして人種差別的な主張から、フェイスブックやツイッター等でアカウントを削除された、暴力、家のローン詐欺、他人のふりして海外に行こうとしたりと犯罪歴も華やかな人物です。
しかし、フェイスブックでは100万人ものフォローがあったように、影響力は今でも大きく、隠れ支持者も多いと思います。
今現在の英国が、人種差別と偏狭なナショナリズムに侵略されているのを知るには、彼と支持者の言動が一番てっとり早いかも。
現在の英首相ボリス・ジョンソンや、元UKIP党党首、現ブレグジット党党首のナイジェル・ファラージ等の極右派ポピュリズムの政治家より、トミー・ロビンソンのほうが下層の白人英国人にとっては心理的に近いものを感じているのでしょうか。
イギリスの極右著名人、法廷侮辱罪で有罪 ムスリムやアジア人を標的に



そして、今日不幸なニュースがはいってきました。
ジャーナリストで労働党の活動家のOwen Jonesが、パブをでたところを数名の男性に襲撃される事件がおきました(Owen Jones 'kicked in head' in London street attack)。
一部の政治家やジャーナリストが、白人至上主義で人種差別的な極右の思想に影響されて、殺害予告などを送られたり嫌がらせの対象になっているニュースが後を絶ちません。
そう、英国王室のハリー王子も。
十代の若者が実刑判決を受けました。
Teenager who called Prince Harry a 'race traitor' sentenced


なんか、ホントに、いろいろ大変。
なるようにしか、ならないのでしょうけど。
無事にたいした混乱もなく、スムースに合意無き離脱ができて、世界的金融危機なんて誘発されないから大丈夫、って、誰か保証して〜



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ボリスが首相! さ〜て、吉とでるか凶とでるか?

香港では最近は毎週のように大規模なデモがあり、こちらでも大きくニュースで取り上げられています。
香港は今、将来と表現の自由と基本的人権をかけた本当に大変な状況にあるのだと、実感します。
が、ニュースで武装した警察官の姿を見るたびに、映画スター・ウォーズの帝国のマーチの音楽が勝手に脳内再生されてしまうのです。



香港の警察は(英国と比較すると)かなり強硬な手段を用いるようでして、催涙弾を多く使っていました。
そのために、特別機動隊は黒いヘルメット兼マスクを着用しており、全身装備され、その姿からダース・ベーダー的なものを連想してしまいました。

もっと香港デモの写真
香港、デモ参加者に警察が催涙弾発射 中国の出先機関付近で


あと、押井守の映画『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』も思い出してしまって、香港つながりで。

それで、なんとなく、SFの世界が、本当に現実になりつつあるのかな、とかふと思ってしまったり。
それとも、SFで描いていた世界にとうとう私達が『近づきつつ』あるのかな。
SFの世界、それも、ディストピア的なもの。
貧富の格差は更に拡大し、社会的な差別が存在し、でも中央政府のプロパガンダで人々がコントロールされているので社会の矛盾や搾取に気付かず、表現の自由が制限される、そんな社会。
まさか、ね。
考え過ぎでしょ。


2016年のEU離脱を問う国民投票からはや三年。
あのとき、トランプが大統領になると予想できていた人は、支持者も含めほとんどいなかったと思う。
あのとき、英国保守党のEU離脱に関しては穏健派のテレーザ・メイが首相になったことで、離脱派のボリス・ジョンソンが三年後に首相になれると予想できた人は、ボリスの支持者や家族を含めて、ほとんどいなかったと思う。
離脱派のボリス、しかも、強硬に合意無き離脱を支持するという。
アイルランドとの国境の問題、どーするっていうのか全くわかんないんですけどね。
ベルファスト合意(聖金曜日協定/Good Friday Agreement)の一方的破棄とみられても仕方ないのではないのでしょうか。
これに北アイルランドとアイルランド、そしてEUが賛成する訳、ない。


合意無き離脱の可能性が大きくなったとして、ポンド安が更に進んだようです。
ボリスやそのお友達を信じたいよ〜、合意無き離脱が英国のため世界のためになるって、信じたいよ〜。
でも、多くの経済や安全保障の専門家は、合意無き離脱による多くの問題を指摘、予測して警鐘を鳴らしているんですけどね。
どっちを信じるか。
それは、短期、中期においては、やはり専門家の意見のほうが正しいのでは?


この3年間、ブログで英国の政治の状況を『リンボ(辺獄)』とか『カオス』とか『ぐっちゃぐちゃ』とか表現してきたと記憶しています。
が、ボリスが首相になって、とうとうディストピア世界の一丁目、といった感じ方をしております。
ボリスとその保守党のお仲間達は、日本語でいうところのいわゆる『ネトウヨ』的なもの、アメリカでいうところのオルト・ライト、いわゆる右派ポピュリズム(オルタナ右翼、注:イスラムフォビアが根深い問題です。英国保守党内では、イスラム教徒への差別・偏見発言をする議員、いるけれどたいして問題視していない。ボリスもそんな発言をした一人)。
英国保守党のリアルで伝統的なごくごく普通の保守派の議員さん達、数こそ少ないものの、ボリスの合意無き離脱を断固阻止するために、他党の人に連絡したり影でこそこそ動いているようです。
英国の野党の労働党や左派ポピュリズム的な方々より、同じく保守党に属する真の保守の方々ほうが、保守党のポピュリズム化のショックがより大きいのではないでしょうか。
(第一野党の労働党は、もう既に似たような問題クリアしたもんねー、左派ポピュリストのコービンが党首になってしまったから。前首相トニー・ブレアや穏健派や中道左派の労働党の議員さんはずっとコービンのやり方や思想にブーブー言っております)


ポピュリズム系の政治家は、右も左も英国も他国も多分そんなに変わらないと思うのですが、カリスマ性の強い人が多く、そして言っていることはとてもいいことが多い。
大胆かつ斬新な公約には魅力的なもの多数。
でも、そのためにお金どのくらい必要なの?税金上げるの?借りるの?英国も借金しまくっているのに、他国から。
だから、あんまり公約が実現するとは、夢をみないほうがいいと思っている。
けっこう、彼らは、ノリで、人気取りのため、口約束をしているのではないのかと。


ボリスが本当に合意無き離脱を成し遂げるか、ちょっと訝しがっている。
ボリスがロンドン市長の時、企画しても実現不可能でぶっ壊れたものもある(Failed London Garden Bridge project cost £53m)。
(ロンドン市長時代のボリスの100億ポンドにのぼる税金の無駄使い → Boris Johnson 'ignored expert advice' over £1bn mayoral vanity projects
こんな無駄なプロジェクトに税金を費やして企画倒れなんて国政レベルでやられたら、とんでもないことになると思うのですが。
ま〜、ボリスさん、よい首相になって、EU離脱もら〜くらく、国民みーんなハッピー、となることを、(多分無理っぽいけど)祈っております。




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昨日は気が狂うほど暑かった(そして臭かった)

37℃以上ロンドンいってしまったのよね。
場所によっては38℃越えとか。
酷暑の日本並みの暑さになるなんて。
午後曇ってきたから、これでも多少気温上昇は抑えられたと思います。
パリとかアムステルダムとか40℃越えていたんだっけ。


湿気は日本より低いけれど、冷房がそれほど完備されていない英国やヨーロッパの北側(パリとかアムスとか)、下手すると日本の酷暑以上の地獄絵図になります。
しかも、気温が高いことを楽しんでしまう気温に対して鈍感な人が多い。
日射病対策もせずに子供や犬を連れて元気に外出してしまい、しかもこの酷暑のなかでも公園で木陰ではなくわざわざ日向に陣取る、謎の英国人。
(この鈍感さ故インドとか植民地化できたんだろーな。地中海の気候で育った気温と日射しにもうちょい敏感なスペイン人はあんな荒技はきっと無理だったと思う)
でも、このくらいの温度で電車や飛行機に影響がでて、キャンセルや遅延が酷暑の翌日まで影響するのは、いかがなものかと。
もうちょっとインフラの暑さ対策、しっかりしないとねー。


暑いのイヤ。
そして、臭くなる人多いよなー。
そんな私もかなり臭っていたに違いない。


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暑くなると犯罪が増えるよーな気がする

暑くなると犯罪が増えるよーな気がする、って、あくまでも、なんとな〜くそんな気がするということで、そういった統計があるとかそーいうのは全く分かりません(探すのもめんどーだし)。


先週の土曜日、ロンドンは30℃越えの真夏日となりました。
しかも、天気よし。
そして、翌日、八ヶ月の妊婦が刺されて殺された(赤ちゃんはなんと助かったようですが、はやり重体)とか、あっちでこっちでナイフ事件、多発。
そのなかでも、これって何なんだ?と、首をかしげた事件が、こちら。
Hackney rave turns into full-blown riot with two stabbed and police pelted with bottles


若者達が道路でパーティーを開いちゃって、どんどん人があちこちから集まってきて騒音ぶちかまして近所迷惑になって(SNS発信でしょうね)、ナイフ持って暴れる人もいて、警察呼んだんだけど、パーティー参加者達が警官にミサイルやら瓶やら投げ出して、収集がつかなくなって、特別部隊も招集されて、大騒ぎになったという事件。
運良く、ナイフの被害者二人、一人は軽症で、もう一人も一命をとりとめたようです。


道路でパーティーやってしまうのも疑問だし、そんなに誰でもかれでもパーティーに誘ってしまうのも謎だし、ナイフ持ってくる人がいるのも不思議だし、そして警察官にはむかうという行動がもう理解の範疇越え。
それほど英国の(多分低所得者層の)若者達は、明るい将来を期待出来ずに、わけのわからない不安と怒りを抱えたまま、その矛先を誰に向けていいのか分からずこんな行動にでてしまうということでしょうか。


そのエネルギー、せめて政治や社会問題に向けてくれれば良いのに。
今、英国、ホントに大変なんだから。



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ケンカ? 首相候補ボリス・ジョンソンの自宅に警察呼ばれる

英国は相変わらずのカオスです。
次期首相を選ぶことになる保守党党首選は、最後の二人に保守党議員が絞り込まれました(ま〜、いろいろ裏では票を貸したり工作したり八百長したのでは、と憶測されていますが)。


差別等の問題発言で有名(?)なボリス・ジョンソン()英首相が変わっても、多分良くならないでしょ )と、保健大臣していたんだけどどう考えても医療サービスはその間低下したし、更に奥様の国籍を思いっきり国際政治の場で間違えたジェレミー・ハント( 中国人の妻を『日本人』と失言してしまった英国外相)という、二人の候補者が残りました。
そして、議員だけでなく保守党員にも選挙権が与えられて、7月の後半頃にその結果が発表、新党首並びに新首相の誕生となります。
さて、それで保守党に支持が戻ってくるのでしょうか。
10月31日の期日までにきちんとEU離脱できるのでしょうか。
まー、多分、無理。


そういえば、ボリス・ジョンソンの自宅(彼女の家らしい。ボリスは離婚して、彼女のところに転がり込んだようです)に警察が呼ばれたそうです。(Boris Johnson: police called to loud altercation at potential PM's home
なんでもボリスと新恋人が大ケンカしたらしく、叫び声やらモノの壊れる音等激しく、近所の方が心配して警察に連絡を入れたとか。
やっぱりお騒がせな人。
(こんな人が首相になっていいのかよ〜。不安)


いろいろ救いようのない国になっている英国。
憂いを忘れて、もふもふのなかに思いっきり飛び込みたい。
2016 mofuhina




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