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トンデモ本発見! ヤマトタケルはサムライだった?

しつこいようですが、大英博物館に行ってきました。
そして、例のごとく何かしらツッコめる材料を探してきました。
(ホントにネタには事欠かない場所です)
再び、子供用のお土産/本売り場です。
館内での写真撮影は自由なので、好き勝手やりたい放題です。


表紙を見て、直感。
ビビビ、ときましたね。
これはツッコめる。
激しく鮮やかにそして軽やかにツッコめる、と。
2017 sam1


サムライについての説明。
この本の解説によりますと、サムライが有名になった(?)のは、1200年頃だそうです。
最近では、サムライは古くからのサムライの家族からのみリクルートされ、一般家庭からの採用はありません。
この記述には、ビックリです。
サムライという階級が日本にまだ存在するのですね、ふ〜ん。
しかも、リクルート方式を取っているなんて。
こんな重要なこと日本人は知らないというのに、何故英国人のこの本の作者は知っているのでしょう?
2017 sam1


このイラストによると、日本のエンペラーは椅子にふんぞりかえるように座って、ヘンな日本式でない衣服を身にまとい、靴を履いてるんですね。
ふ〜ん、なるほどなるほど。
2017 sam3


Prince Yamatoというと、あのヤマトタケルですよね。
あの、有名な、ヤマトタケルが、サムライ!
それは、初耳です。
しかも、ヤマトタケルは紀元前110年頃に存在したそうです!
いや〜、知らなかった〜、勉強になりますね〜。
日本史の書き直しが必要です。
それにしても、神話の世界の人物が実在していたなんて、何処にその証拠があるのでしょう?
2017 yamato


この本の責任者はこちらです。
あの名門ケンブリッジ大学を卒業している人が書いてるんだもん。
間違っているわけないわよね〜。
2017 sam4


質問、問い合わせは下記の出版社までお願いします。
2017 さむ





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大英博物館の手荷物検査はスタッフによって対応が全然違う〜英国だもん、そうだよね

大英博物館の入館前の手荷物検査は、やっぱりスタッフによって対応が違うみたいです。
九月の訪問の時は、メンドウくさくて気持ち悪いスタッフに当たってしまいましたが、何も言われずに今回はバッグの中をちょっとだけ見られただけ。
前回千葉県浦安市にあるディズニーリゾートを訪問したときの手荷物検査みたいな感じでしたね。
大英博物館の手荷物検査のスタッフには、千葉のディズニーさんのスタッフの丁寧さと行儀のよさはほぼありませんが。
スタッフによって言うことやることが全然違うということが、日常茶飯事の英国では、こんなものですよね〜。
マニュアルってものを学習できないのか、作ってもその通りに動いてくれない人が多いので仕方ないから作らないのか、そもそもマニュアルなんか作ろうって気持ちがこれっぽちもないのか、なんなのでしょう?
3年くらい前の連れの話ですが、スーパーで割引商品をセルフレジがバーコードを読めないらしく、スタッフを呼んだもののバーコードの打ち込みが面倒だったらしく、そのままタダでお持ち帰りさせてくれたそうです(ま、1ポンドもしない品だったから)。
きちんとしていないスタッフが多くてイライラしたり損したりすることばかりで英国生活は大変ですが、たまには得になることもあるようです。


素っ頓狂なお顔。
2016 bm121

横から。
2016 bm122

後ろから。
2016 bm123

ついでに、お尻から。
2016bm124.jpg


18世紀のハワイ産。
AWA(アヴァ)という、宗教や社会的な儀式で用いられる飲み物専用の器のようです。
2016 bm125



最近またちょっと落ち込み気味です。
もともとあった更年期っぽい症状に、連れの仕事がどうにもならないくらい訳分かんない状態になってしまっていてお先真っ暗で(やっぱり日本はかつて中華帝国とか言っちゃうような無知丸出しのエラそうな方に金出してもらったのが全て間違いなのよ〜、連れは本当に人を見る目がない、過去もそんなことばっかり)、それに加えて『にゃんこさんもふもふ禁断症状』に苦しんでます。


とりあえず、きな粉入りココアでも飲んで、ふーって深呼吸して、あたたかくしてゆっくり寝ます〜。



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大英博物館に入館するのはイロイロ面倒です

大英博物館に入館するのが、メンドーになりました。
去年の11月、パリの同時多発テロ後の大英博物館は警備を強化して入り口で手荷物監査をはじめました。
(正面の入り口が主。利用者があまりいない裏口はほとんど手荷物検査なしでした)
更に、この夏からは外に白いテントを建てて、そこでの手荷物検査が全ての入館者に義務化。
そのテントまでぐる〜っと回らなくてはならなくなるし、バッグ開けなきゃならないし、係の人の質問に答えなくてはいけません。
メンドーだけど、仕方ないです。
シリアでは、過激派組織のいわゆる『イスラム国』が古代ローマ時代に建てられた遺跡を破壊したようなことが、貴重な遺産の宝庫である大英博物館に起こってはなりません。


先週、大英博物館に行った時は正面入り口からではなく、裏口から。
裏口は観光バスの停車場にもなっているので、バスで観光している団体に遭遇しない限りは利用者が少ないので正面入り口より好きなのです。
団体とも運良く重ならず、時間帯も空いていた時なのか、他に観光客もいなかったので待つこと無く手荷物検査へ。
きちんとバッグ開けて、係の人の質問にジョークも交えずに答えました。
「正直に答えてくれてありがとうございます」
と、何故か握手を求められました。
何百人のバッグの中身を触ったかもしれない手袋をつけたままの係の方と握手をするのは嫌だったのですが、面倒なことになるのを避けるために、仕方なく手を出しました。
(空港で手荷物を預けるときに「爆弾はいってるわよ〜」とジョークを言ってしまったために尋問されてニュースになってしまった話を聞いたことがあるので、手荷物検査は指示に従うもの、と信じ込んでます)
そしたら、手、離してくれない。


気持ちわるっ。


逃げるように立ち去って、博物館に入って真っ先にトイレに入って手を洗いました。
これからは、観光客や他の係がいるときを狙って、手荷物検査を受けようと思いました。
ヒマじゃなければ、こんな馬鹿はしないでしょう。
まったく、どうしようもない。
こんなスタッフが働いているのでは、大英博物館で何かおこっても驚かないかも。
(大英博物館が直接雇用している可能性は低いと思います。普通、警備会社とか、外部に頼むことが多いようです)



2016 bm cake
ピラミッドを模したケーキ?



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大英博物館の、英国の著名人ゆかりのもの

大英博物館というと、英国が地元の偉い人を騙したりごまかしたりして入手したり、はたまた大胆に盗んだり密輸した英国外の考古学が特に有名です。
でも、英国に関する合法的に入手したコレクションも少なからずありまして、それらも趣のあるものが多いです。


忙しい観光客が滅多に訪れない、ヨーロッパ圏のアンティークなものコレクション・ルーム。
珍しい作品や、秀逸な作品があるわけではなく、子供の団体が押し寄せることもまずないと思うので休憩所としては最高です。
(一度、ここのベンチに私が腰掛けると、何故か中国人観光客が真似してわらわらと座って来て、なんだか落ち着けなくなってしまいました。やっぱりここのベンチ、穴場なんですよ。大英博物館内で、『絶対安心して休めるベンチ』は、ほぼ存在しません)
2016 euro room


ヨーロッパ的なゴテゴテに飾りまくったモノが多いです。
そのなかに、英国出身の有名人縁のオブジェをみつけました。


リンゴが落ちたのを見て万有引力の法則がひらめいたというのは作り話かもしれない、アイザック・ニュートン(1642〜1727)の胸像
2016 euro1

2016 euro2

自由で心おきなく学問ができるほど裕福な家に生まれなかったため、少年時代は苦労したようです。
母は、お金のためにニュートンを実家に預けて再婚したり、更に再婚相手がすぐに亡くなって農園経営に務めたりとか。
思春期のニュートン、農園の手伝いをしなくてはならなかったのに、学問が気になってそれどとこではなかったそうです。
84歳まで長生きして、好きな学問でも成功できて、最終的には幸福な人生を送ったことでしょう。




当時の国王だったチャールズ一世を処刑して清教徒革命をなしたオリバー・クロムウェル(1599〜1658)のデスマスク。
2016 o c mask
革命を成功させ、共和政をなしとげ、自ら元首となりました。
が、後任の息子、リチャード・クロムウェルは力量不足。
とっとと王政復古が成立してしまい、その2年前にインフルエンザで亡くなった元国家元首だったはずのクロムウェルの死体は墓からあばいてかれ、わざわざ絞首刑にされたそうです。
(ちょっと分かりにくい英国人の公衆衛生と宗教感覚。日本人だったら、クロムウェルみたいな人は、タタリを畏れて祀るんですけどね、こういう時。平将門とか今でも丁重に祀られてますもの)
でも、本人は生きている時に拷問されたり処刑されたりしたわけではなく、志をなしとげて亡くなったのだから、それはそれで幸せな人生だったことでしょう。



どう見てもチャラいできそこないの馬鹿息子にしか見えませんが、18世紀に首相をつとめたウィリアム・ピット(1708〜1778)の置物。
インド、北アメリカや西インド諸島などの植民地でフランス勢力を駆逐することに成功し、あの華麗なほどに傲慢な『大英帝国』の礎を築いた政治家です。
こういう陶器の飾り物が主流だったんですよ〜。
他の同時代の陶器もコレクションにあるので見てみると、やはり明るい色調で安っぽいデザインのうざったい陶器の置物があるので、こういったスタイルが流行だったのでしょう。
謎の女性が片方の胸出してるものばっかり。
センス、悪過ぎます(注:個人の意見です)。
2016 pit1
2016 pit2

貴族院で植民地維持を訴えるスピーチの最中に倒れて、その一ヶ月後に死亡。
なんとも、大物政治家らしい死に方。
政治家としてトップにのぼりつめ、良心の呵責もなく植民地に固執して、仕事中に倒れて亡くなるなんて、なんて幸せだったのでしょう。


それから、息子のウィリアム・ピット (小ピット、ピットというとこちらの息子さんのほうが有名)は、病弱だったけれど学問の才に恵まれて14歳でケンブリッジ大学に入学。
そして、24歳の若さで首相となり、ナポレオンを追い払い、病弱のくせに酒飲みで46歳で死亡。
4万ポンドの負債を残して(のちに、議会が肩代わり)。
こいつも、なんだかんだいって、幸せ者です。
(当時の4万ポンドって、今の価値に換算していくら? 私にとっては、今の4万ポンドは大金だっていいうのに)



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大英博物館ショップの子供用本で日本について学びました☆

かの有名な大英博物館は、人類の文化遺産の宝庫であると同時に、ブログやっている身にとってはネタの宝庫です。
以前、お土産屋さんの子供売り場で日本の文化を間違って伝えているご機嫌な本に出会ったので、また何か楽しいものがないか物色。


こちらは昔の世界のファッション絵本のようなもの。
衣装のシール付き。
表紙からして、絶対ネタになる何かあるとが潜んでいると思わせます。
2016 bm shop1


日本だよ〜。
花嫁と花婿だって。
2016 bm shop2


こっちが着せ替えシールだよ〜。
2016 bm shop4


説明文。
水の庭園で結婚するところだって。
日本で伝統的な結婚式といったら、神道式ですけどぉ。
それから、着物って絹でできてるの?
他の素材、一切無し???
花嫁の衣装は赤と白で、幸運を招くんですって。
えええっ?
2016 bm shop3


こっちの本は、七五三の七歳のお祝いの女の子の写真が表紙ですね〜。
これは期待大。
2016 bm sho6


で、目次を見ると、あれ?
日本、無いじゃない。
ロシアがアジアのカテゴリーに括られているし。
すんごくレベル高くって、私ついてけませーん。
2016 bm7
期待を裏切らない大英博物館ショップ、愛してます♡


お口直し。
カシミール地方で製作された、すっとぼけた表情が憎めないのある色鮮やかなニャンコさん達。
真ん中でカパッと開くので、ちょっとした小物入れになります。
2016 bm shop10





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