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ヒースロー空港の、トイレに貼ってあったポスター

一月に帰国した時、ヒースロー空港を利用しました。
そ出発ロビーにある、トイレの個室の内側にこんなポスターを見つけました。
ひーすろー


左のポスターは、いわゆるModern Slavery、現代における奴隷への注意喚起を促すものです。
信じられないことに今現在でも闇で『奴隷』として扱われている人々が英国にもいます。
つい数年前に英国の議会でこんな法令、Modern Slavery Act 2015できましたから、人権を奪われ強制労働されている人々が英国内にも少なくない、ということです。
現代奴隷には、人身売買とかもはいります。
ワタシ個人の勝手なイメージだと、売春とか裏地にあるようなアヤシい工場とか、そういったところで強制労働させられているのが英国での『現代奴隷』でした。
ところが、このポスターが示唆するのは、ネイルサロンで働かされている東洋系の女性。


あー、そうかー。


英国滞在の長い私は、ネイルサロンに対して、オシャレなイメージ、そういえば持っていませんでした。
たいていのネイルサロンはオシャレな外見ではなく貧困層の多く住むエリア付近にあり、ベトナム人移民がやっていて、お客さんの多くはそれほど収入も学歴も高く無さそうな、でもオシャレにはお金をかけたいちょっと背伸びしたいような女性達(こちらも移民系が多い)。
(多分、高級住宅地近辺にもネイルサロンあるだろうけど、これはホントの金持ちとか現役モデルとかが通うところで、外見も内装も超おしゃれで超お高いことでしょう)
だから、英国のネイルサロンって、スゴく入りにくいというか、別次元という感じがありました。



そうかー、そういう所で強制労働されているケースもあるのか。
(それがなんとなくネイルサロンが『アヤシく』見えていた理由でもあったのかな?)


あと、右のポスターは、Female genital mutilation
以前、ブログで書きました → 女性器切除をしないように訴える広告


外国人や移民が多く行き交う場所、空港はこういったポスターをさりげなく貼って、これらが犯罪行為であることや人権の大切さをうったえるにはもってこいなのでしょう。
それにしても、トイレのなかでなんとなく気が滅入ります。
こういった現実を見せられると。
ただでさえ、飛行機の旅はストレス溜まるのに。
ふぅ(溜息)。



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届かない郵便物



クリスマス直前の英国は、どこもかしこも大忙し。
人ってこんなにいたんだ〜、というような、芋を洗うようなにぎわいのところも。


先日訪れたクリスマスの贈り物を郵送する人で大にぎわいの近所の郵便局は、いつもより増員しているようで、それほど長い行列ができていなくて、ほっと一安心。
郵便局のほうが上手にクリスマス繁忙期に対応しているのはよいことです。


しかし。
配達のほうに問題が。
届く筈の郵便物、二つも届いておりません。
いや、別にすごく大切なものでもないし、どちらもお金を払っているものではないので、それほぼ大騒ぎをすることではないのです。
が、連れの仕事の関係で、運良く仕事には直接関係がないものですが、わざわざ送ってもらったものなので、やはり届いて欲しいのです。
よく英国では郵便物が紛失するのですが、二つの郵便物が一度に届かないほどサービスが悪いほど適当ではない筈。
何が起こったのでしょう?



それなのに、連れのお友達が送ってくれたクリスマスカードが、切手も何も貼っていないにも関わらず、アドレスだけで何故か郵送されました。
イングランド中部にお住まいの方なので、わざわざ直接届けてくれた訳ではありません(ロンドンに来るなら、絶対声をかけてくれるはずだし)。
切手がないので、郵便局のスタンプも無し。
それでも届いてしまう。


英国の郵便サービスの、いい加減さと奥深さを実感するクリスマスとなりました。



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盗撮って、イングランドでは犯罪じゃないんだって。

女性のスカートの中の盗撮を、英語ではupskirtと。
驚いたことに、英国のなかではイングランドとウェ―ルズで盗撮が犯罪ではないそうで、法律を変える運動がおこっているそうです(スコットランドでは2010年に犯罪となっています)。
BBCの記事はこちらから → 'Upskirting' should be criminal offence, campaigners say


さらに驚いたことにupskirtとウィキペディアで調べたら、英語版では『日本では2017年まで法に触れない行為だった』みたいな書き方されてました。
そうなんですか?
日本語でちょっと調べたら、そんなことないみたいですけど。
だからネットの情報って、いい加減。
これで日本のことが誤解されまくっているんでしょうねー


最近、セクハラのこととか性犯罪とか日本でニュースでとりあげられているようですが、それで「日本はセクハラの意識が低い」とか「先進国として遅れている」とか言っている人もいますが、それも分からなくないのですが、住んでみた感じ現状はそんなに日本と変わらないと思います。


職場や職種や上司や同僚によって、真摯に受け止めてくれるところとそうでないところがあります、それは英国でも同じです。
セクハラや性犯罪を認めずに「それはあの女が嘘ついてる」とか「でっちあげ」という第三者もたくさんいます。
「女が悪い」と思い込む男性なんてざらにいます。
理解が乏しく意識の低い英国人なんていっぱいいます。
「外国はセクハラへの理解があっていいなー」なんて思わない方がいいですよ。
(セクハラの被害者が二次被害を受ける可能性があるのは、英国でも同じ)
英国人男性にも、理解のない人多いですよ。
(世代にもよると思う。個人の違いのほうが大きいだろうけど。私の英国人の連れも理解が薄くてビックリで、一緒にいるのが本当にイヤになってくる。自分の見る目の無さに打ちのめされる)
外国を理想化する必要なんてないですよ。
と、同時に、日本を卑下することないですよ。


人間なんてさー、どこいってもそんなに変わんないよね。
悲しいことに。




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ピター・ラビットの50ペンス硬貨

こーんなものをお釣りでもらってしまいました。
ピーターラビット50p


ピーター・ラビットの50ペンス硬貨です。
図書館で頼まれ物のコピーをして、お金を払ったら
「スペシャルなお釣りをあげるわね〜」と司書さん。
こんなお茶目な50ペンス、ありがとうございました。
言われなかったら、気付かずにどこかのスーパーで使っちゃていたと思います。
製造は2016年。
こんな可愛いものが流通しているなんて、知りませんでした。
Peter Rabbit 50p←このサイトによると、800万のピーターラビット硬貨が発行されたそうで、価値はないようです。
(とはいえ、ネットでもっと高額で売買されているようです)
でも、見つかると嬉しい。
他にもレアな50ペンス硬貨があるようなので、これからお釣りはチェックしなくては。
(希少価値の高い50ペンス硬貨のリスト→There are over FIFTY FOUR 'rare' 50p coins in circulation and some ...) 



50ペンス硬貨の反対側は、英国で一番有名な方の肖像。
50p1.jpg





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コモンウェルス・ゲーム、開催中(だから?)

今現在、Commonwealth Gamesとかいうスポーツ競技がオーストラリアで開催されていて、英国にいるとニュースで報道されていたりします。
Commonwealth Games コモンウェルス・ゲームというのは、イギリス連邦の国々がスポーツを競い合う大会。
イギリス連邦の諸国というのは、かつて英国の植民地だったエリアが独立した国々によるユルい連合らしいですね、簡単に言うと。
別の言い方をすると、英国が地元の王様や金持ちや政治家や商人を嘘ついたり騙したりモラルに反するようなありとあらゆる悪いことをして搾取しまくったエリアや、英国の犯罪者の流刑地にされたところ主権をもって独立した国などが、それ以降もなんとなく英国を利用したり英国に利用されたりしているダラダラな仲をなんとなく続けている関係っていったことろでしょうか。


英国とそのかつての植民地が大集合してスポーツの祭典を開くのだから華やかになっていいはずなのに、世界的にみたらほぼ無視されているも同然の大会。
どう足掻いたって、小規模のオリンピックほどの影響力もない。
オリンピックを意識してか、4年に一回、オリンピックの開催から2年後に開いているのに。
しかたないよねー。
参加国がかたよりすぎ。
競技もかたよりすぎ。
英国(オリンピックと違い、イングランド、スコットランド、ウェールズ、北アイルランドと国ごとに割れて参加しています、サッカーと同じく。オリンピックでは英国は連合王国としてひとつの国としてしか認可されないんですけどねー)と、オーストラリアやカナダ等の金持ちの国がメダルがっつりとってしまうし、そのくせしてスポーツ大国のアメリカやロシアや他のヨーロッパ諸国が参加していないと、なんとなく迫力に欠けるような。
競技にもよると思うのですが、トップクラスのスポーツ選手が一同に会して競い合う一流のパフォーマンスが見られないのに、何故にコモンウェルス・ゲーム見る価値ってあるんでしょうか。
もちろん、母国がコモンウェルスの国だったらちょっとは違うのかも知れませんが。
それよりも、世界トップクラスの選手だったら、他の世界トップの選手が参加する大会と重なったら、コモンウェルス・ゲームへの参加を見送ることもあるのでは。


英国が騙して富みを奪い取った国々は、何故かあったかい国が多いし、英国に高い山がないのでスキーがほぼ不可能で冬季オリンピックに弱いので、コモンウェルス・ゲーム・冬季大会は開催されていないし、されることもないでしょう。
冬季オリンピック好きなので、英国人に生まれなくてよかった、と思います。
(今年は帰国中に冬季オリンピックが開催されていて、久しぶりにオリンピックを心から楽しめました)



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