FC2ブログ

『オックスフォード大卒』と、聞かれもしないのに言ってきた英国人男性



このあいだ、録画しておいた英国映画 The Riot Club(2014)を観ました。
オックスフォード大学に通う、裕福で格式のある家庭出身のエリート中のエリートの学生達による社交クラブのメンバー達による、エリートらしからぬ洗練さや責任を欠いた言動や行動を茶化したような物語でした。
ま〜、事実のところはどうなんでしょうかね。



それよりも、それを観ていてふと思い出してしまいました。
数年前、日本へ帰国した時に飛行機のなかでちょっと話した英国人男性のことを。


年の頃は、30くらい。
背格好も、顔も、そんなに悪くはないけれどべつに良くもなく、何よりもまったく印象に残らない、ザ・アベレージ君といったところ
お住まいはどこですか〜ええロンドンで〜、とか、とりとめのないことを話していたのですが、何の弾みか、会話の流れに全く関係ないところで。
「オックスフォードを卒業しているんですけどね」
ああ、何このいきなり自慢。
しかし、それが面白そうだと思ってついノってあげてしまう私。
「そうなんですか。専門は何ですか?」
そして、それにひっかかる『自称オックスフォード大卒』の英国人男性。
とある理系エンジニアを学んだと言いました、しかも博士号持ち、それもオックスフォード大で取得だそうです。
それで、エコノミークラスに乗っているだけでも、かなりアヤシいですけどね、それに気付かないのでしょうか。
「まあ、それはスゴイですね〜、で、お仕事は?」
「あ、コンピューターです」


は? オックスフォードでかなり高度なエンジニア系の博士号まで取ってそれでコンピューターって、ありえないでしょ?
民間のみならず、公の機関でも、研究所でも大学でも、軍事産業でも、英国だけでなく世界中から引く手あまたでしょ?
確かに、英国でエンジニアを大学院まで学んでも、実際はそんなに仕事がなかったり専門過ぎてなかなか希望の仕事につけないということを聞いたことがあります。
でも、この人の場合は、仕事がありそうな専門分野なんですよね。
かなりアヤシい。


で、この『自称オックスフォード卒』によりますと、オックスフォードで出会った日本人の彼女がいるそうです。
彼女は文系でやはり博士号をオックスフォードで取得して、現在は香港の大学で働いているとか。
その彼女は関西出身、そして日本にいない、それなのに何故に羽田に向かうのか。
かなりアヤシい。


その彼女は何が専門なのか、聞いてみました。
理系やエンジニア系は、結構嘘がどうか判断しずらいのですが、文系ならもっと簡単だもんね〜、と思って。
そうしたら、文学らしい。
どの専門の文学かと聞いたら、
「英文学ですね」
と。
普通、博士号までいったらもっと専門分野細かくなるんじゃないの?
そんな大雑把な括りでは、普通言わないでしょ。
と、疑問に思っていたら、
「それと、中国文学も」


は?
博士号とか、大学院の前に、大学の専攻でそこ、普通、割れるでしょ。


すごいな〜、アヤシいよ〜、アヤシさ満点だよこの『自称オックスフォード大卒』。
オックスフォードの博士号はまず信じられないにしても、オックスフォード大学に行ったのはまず、嘘でしょうね。
それどころか、大学行ってないかも。
ここまでくると、もうあそんであげたくなりました。
とことん、つきあってあげたいのもやまやまですが、ちょっとはお灸をすえないと、と思いました。
学歴詐称して日本人女性を騙しまくっている可能性もありますからね。


そーいうわけで、かわらぬつくり笑顔を保ったまま、この『自称オックスフォード大卒』に聞きました。
「失礼な質問だったら申し訳ないんですけど、実家とかはやはりアッパーミドルでしょうか?」
(英国の階級社会について興味の或る方は、過去のブログ等参考にしてください → 英国紳士という幻想について(1) まずは『紳士』という定義
と、ぶっこんでみました。
「実は、私の英国人の連れの知り合いにオックスフォード卒の人がいるのですが、彼は典型的なアッパーミドルの出身で、XXXカレッジの出身なんです。そして、彼の実家は家の前に噴水があるような立派な邸宅だったとか」
やっぱり。
この『自称オックスフォード大卒』、口ごもりましたね。
「いや〜、僕はそんなんじゃないけど〜云々」
その後、明らかに会話を続けたくないような感じだったので、適当なところで自分の席に戻りました。
普通はね〜、労働者階級出身でオックスフォード大学にいったら、それでいいのですよ。
英国人の労働者階級出身は、それを誇りにしているのだから。
普通、労働者階級から良い大学を出たり成功した人間は、自分のバックグラウンドを自慢にするものなのに。
アヤシい、というか、もう病的な嘘。


実はこのオックスフォード大卒の知り合いの話は、信じられないことに事実でして、連れは大学もいっていないしがない労働者階級出身なのですが、趣味の関係で若い時にこの本物のオックスフォード大卒の人を紹介されたそうです。
その方は、絵に書いたようなアッパーミドル出身で、映画にでてきそうな広大な土地なかにぽつんと建てられた噴水があるお屋敷が実家で、政治家や学者を大量に産み出した某パブリック・スクールに在籍して、オックスフォード大学のなかでも中世から存在する、やはり有名人を何世紀にもわたって送り出した由緒ある超エリートな某カレッジを卒業した人。
ま〜、趣味が高じて『下々の者』達と関わり合いになってしまうほどですから、エリートな生き方や人間関係に背を向けてしまったようです。


こういう虚栄心の強い嘘つきの英国人男性は、よくないです。
中身からっぽ。
大学に名前も、学歴も、人間性に関係ないでしょ。
こんな男に騙される女性がいないことを祈るのみです。



にほんブログ村 海外生活ブログ イギリス情報へ
にほんブログ村
スポンサーサイト

ロイヤル・ウエディングって、誰が結婚したっていうの?

本日、十月十二日、どこぞの英王室のメンバーの方が結婚されたようです。
女王の孫娘が結婚 交際7年の社交界名士と


誰なんでしょうか、このマイナーな英国王室の一員であるユージニー女王って。
エリザベス女王の第三子のアンドルー王子のふたりめのお嬢様、つまりエリザベス女王の孫娘にあたられるお方だそうです。
アンドルー王子は皇太子チャールズの弟にあたられるお方。
ちなみに、エリザベス女王には、ご誕生の順番からチャールズ皇太子、アン王女、アンドルー王子、エドワード王子と四人の子宝に恵まれたのですが、当時の王位継承権ではこの順の通りではないようです。
唯一の女性であるアン女王がの王位継承順位では、エドワード王子の後にくるので、アンドルー王子が繰り上がり、第七位。
それなので、ユージニー王女は、第九位。
王位継承
(ウィキペディアから、スクリーンショット)


そうだったのか〜


知らなかった、てっきり、アン王女のほうがアンドルー王子より王位継承順位が高いのだと勝手に思っておりました(実は、私の英国人の連れも、すっかりそう思い込んでいたようです。アン王女、洗練されていてとても知的な方なようです。このお方なら英国民も安心して王位を委ねられるような、そんな王女さまです)。
このアンドルー王子と、今回結婚なされたユージニー王女の母にあたられるセーラ夫人って、かつていろいろな意味でお騒がせなロイヤル・カップルだったのですよね。
とんでもないスキャンダルで離婚したにも関わらす、このアンドルー王子とセーラ夫人、その後もいろいろ時々お騒がせなことをしたり、とんでもないウワサ話がとびこんできたり、とにかく、そのレベルがすごい。


セーラ夫人は、浮気しまくって写真撮られてそれが離婚の原因にもなったといわれています。
離婚後は、金銭問題をいろいろおこしていまして、かつての王室の一員であった立場を濫用しアンドルー王子に面会させてあげるからお金ちょーだい詐欺をはたらいたり、かなりどうしようもない女性として英国国民は受け止めております。
そんなわけでして、2011年のウィリアム王子の結婚式には、叔母にあたるというのに招待されなかったほど、英国王室からも公式に(?)嫌われております。
(ハリー王子の結婚式には招待されたのですが、晩餐会には招待されなかったそうです)


そして、アンドルー王子のさまざまなスキャンダル、或る意味、もっとすごいです。
ウィキペディア英語版で、お楽しみください Prince Andrew, Duke of York
アヤシい人間関係から未成年買春って、英国王室継承順位七位なんですけど。


こういったご両親のもとでお育ちになったので、一流の教育をうけて裕福であっても家庭環境が恵まれていたとは思えませんが、ユージニー女王は素晴らしい女性に成長なされたようです。


それにしても、家族間の愛憎劇っていうものに、貧富の差や格式なんてものは関係ないようですね。


にほんブログ村 海外生活ブログ イギリス情報へ
にほんブログ村

CoCo壱番屋がロンドンに来る〜



あのおなじみのCoCo壱番屋、ココイチが、本当にロンドンにこの12月に進出してくるらしいですね。
(朝日新聞デジタル版よりココイチ、ロンドン上陸へ 欧州に日本式カレー売り込み


最後にココイチに行ったのは、二十年以上も前のような気がします。
しかも、食べたのがカレーじゃなくてハッシュドビーフ、かな?
昔過ぎて、味もなにもかも思い出せない。


ま〜、日本のカレーをもとにしたと思われる変なカレーみたいな食品が、英国でも売られていますけど。
過去のブログを見返したら、こんなのありました。


鶏肉をいれるだけのカツカレーレシピキット。コチジャン付き、カレーの本場インドで愛されるバスマティライスで食べろ、と指示 →YAKISOBA


レンジでチンして食べられる、チキンのカツカレー、そう、英国ではカツカレーは、基本鶏ですね〜。ココナッツカレーソース、そしてお米はジャスミン米で、レモングラス入り → 不思議なカツカレー


意識高い系の「私ってイケてるしオシャレだし〜」「俺ってインテリで国際派〜」だから「東洋の食文化もたしなめるのよね〜」という、勘違い英国人が、ロンドンのココイチ行くんでしょうね。
個人的には、シュークリームのビアードパパのロンドン店復活、それから回転寿司チェーンのロンドン進出(できれは日本の百円のお皿を1.5ポンドでお願い〜)を、祈っています。


ちなみに、我が英国人の連れのお友達(意識高い系じゃないのでみせびらかしたりひからかしたりするタイプではなく、仕事では大成功しちゃっても超地味な人)は、好きな日本食が『ホウレンソウのおひたし』(みたいなもの、だと思うその人の説明によると)だそうです。



にほんブログ村 海外生活ブログ イギリス情報へ
にほんブログ村

シガー・ロス(Sigur Rós)のドラムスから性的暴力を受けた被害者が声をあげる



シガー・ロスというのは、温泉が湧き出ることで有名なヨーロッパの小さな島国、アイスランド出身のバンドです。
1994年結成、1999年にインディー音楽界では世界的に知られるようになり、その後は更にドラマチックで叙情的かつどこか虚無的でメランコリックな音楽は高く評価され、気がつけばあれよあれよとテレビ、広告、映画等にひっぱりだこの人気バンド。
洋楽に詳しくない方でも、多分どこかでシガー・ロスの音楽を聴いたことがあると思います。
日本でもトヨタのコマーシャルに使われていたり、『宇宙兄弟』の映画に使われていたり、映画界でもシガー・ロスやその中心人物のヨンシーさんの音楽はよく使用されてます。
英国でも、他の日本車の広告にも使われ、あとはよくBBCのどきゅめんたりー等の番宣用の広告にも使われまくり。
アルバム販売の収入とツアーの収益よりも、シガー・ロスはテレビ/広告/映画の使用料のが稼いでいるんじゃないのかと、思ってしまうほど。

(トヨタと日産に愛されたシガー・ロス、すげ〜)


このバンドで2000年からドラムを担当している人に、性的暴力疑惑が起こり、彼はバンドを離脱することを発表したそうです。
Sigur Rós drummer quits band following rape allegations


なんでなんだよ〜
私、大好きだったんだよ〜
10年くらい前まで、よく聴いていたのに〜
ミュージックビデオも大好きで、よく観てたのに〜
映画『宇宙兄弟』を観ていた時、シガー・ロスの『ホッピポッラ(Hoppipolla)』がかかったとたん、オリジナルのミュージックビデオのほうが脳内で再生されてしまって、宇宙兄弟のストーリー全部どっかに飛んでいってしまったくらい、心酔していたのに〜


オリジナルのミュージックビデオ。

泣けるんですよ、このビデオ、何度観ても。
シガー・ロスは多くのミュージックビデオのクオリティーの高さでも定評があるのです。
ほぼ短編映画のレベル(或はそれ以上)。
それだけでストーリーがあって、ビジュアル的に美しいだけではなく詩的でアートで哲学的で、考えさせられる。
このビデオでは、おじーちゃんおばーちゃん達が、悪ガキに戻ってピンポンダッシュしたり万引きしたりキュートなキスを交わしたりチャンバラごっこしたりするという、心温まる作品。


なんでなんだよ〜
もう二度と同じ気持ちでシガー・ロスの音楽を楽しめないよ〜


あ〜、でも、ずっと言っていた。
私はずっと不安だったの。
最近のこの一連の、性的虐待/暴力/ハラスメントに関する意識の高まりと被害者が勇気をもって世間に語りかけるようになって、いつか来るだろうって。
政界、ハリウッドが目立っているけど、それだけでもない。
特に、音楽関係者でが名乗りでたのは、今のところ2000年以降デヴューのミュージシャンばかりだったから。
おかしいなと思ってました、それ以前のミュージシャンだけ全員が品行方正だったとは可能性としてありえない。
(売れている売れてないもあるけどねー。多くのバンドは売れなくて消えていったか超小さい場所で演奏するかあちこちツアーできないレベル)
私が過去に聴いていたり好きだったインディー系バンドは、80〜90年代デヴューばかりだから。
いつか、悪いニュースが来ると思っていました。


まだまだ、そんなニュースは来るだろうな。
辛い。



にほんブログ村 海外生活ブログ イギリス情報へ
にほんブログ村

また国民投票やりたいんだって

先週末、買い物に行ったら街角でこんなものを手渡されました。
toobig1.jpg
toobig2.jpg



国民投票を求める市民運動です。(People's Vote says 'multiple opportunities' for Brexit referendum)
最終的なEU離脱の決定事項に関して、もう一度国民投票やろうよ〜、という運動。
以前からそういう主張はありましたが、最近では離脱派の方々も、起こりうるシナリオに不服を唱える人々も。
国のEU離脱に不安や不満や憤怒を抱える国民が、残留派のみならず増えており、強硬派離脱派にしてみれば「こんなんじゃ生温い!」って感じて嫌がっているようで。
なんだかねー、もっと計画的に2016年の国民投票するべきだったよねー。


残留派の多いメディアや政界や各ビジネス業界は、離脱なんてするわけないから、というポジティブな雰囲気に包まれていたから、国民投票のために真剣に離脱派を説得していなかったと思う。
経済が悪くなったり、業種によっては人手不足になったり、医療のサービスも低下したり、食品の値段があがったり、地方が予算を受け取れなくなったり、大手会社がヨーロッパ支店を他の国に移転したり、とか、離脱派は殆ど考えもせずに投票した人多いみたいだし。
どっちもどっちのところは、あったよね。


トランプが大統領になるということを当ててしまってから、私がこっそり注目しているみずほ総研、とんでも予想2018によりますと、今年の英国の動きはテレーザ・メイ首相の退陣と、2度目の国民投票が実施されてEU離脱撤回。
国民投票が起こるとすると、今年ではなく来年ですね。
メイ首相のほうは、どうでしょ?
EU離脱撤回が国民投票で決定したら、辞任するしかないんじゃないかな?


なんか、ホントに英国、世界中に迷惑かけて混乱されている問題児になっちゃったよね。
情けないです。



にほんブログ村 海外生活ブログ イギリス情報へ
にほんブログ村